桐生あんずです

日常やプログラミングについて書いています。

FE風花雪月のストーリーを全て履修したので色々感想を書いてみる(完全ネタバレあり)

桐生あんずです。

ついにFE風花雪月のストーリーを全て履修したので色々思ったことを書いていきます。本編プレイ済みの人にしかわからない単語を大量に出している記事なのでその前提で読んでもらえると幸いです。

1周目の時に書いた感想はこちらです。

kiryuanzu.hatenablog.com

ルートごとのおさらい感想

最初に説明しておくと以下のような感じで履修をしました。細かい要素に関しては次の見出しで色々言及していきます。

1周目(教団ルート)

  • 上記の記事に詳しく書いていますがフォロワーからもし最初に赤をやるならこちらのルートからがおすすめという助言を受けたのでそうしました
  • 黒主従組がフェチになり出してからの永久離脱展開を喰らってかなりメンタルがやられたけれど帝国ルートを1周目にしちゃうと更にしんどかったので確かにこれで良かったのだろうと今全てが終わって感じています

空白の期間(金鹿ルート)

  • 1周目が終わってすぐに彼氏も風花雪月をやりたいと言い出したので金鹿ルートをやってもらった(私が2周目で青ルートをやる予定だと話してたら「じゃあこの色黒のイケメンの学級にする」という話になった)
  • 一ヶ月ぐらい横で金鹿やってるのをずっと見てたのでストーリーは完全に知っている(ただしプレイはしてないのでこの記事では全部プレイしたとは言わずストーリーを履修したという表現にしてます)
  • 教団ルートとは打って変わってかなりポジティブなノリで話が進んでいくのでめちゃくちゃびっくりしていた……
  • マリアンヌとリシテアにときめきを覚えて2周目ではスカウトしようと思ったのだった

2周目(青獅子ルート)

  • 1部終了手前でディミトリの裏の顔が判明したあたりで金鹿とは違う何かを感じ取ってかなりワクワクし始めた。その期待はかなり当たって闇ディミトリ期からのフレーチェ復讐展開がかなり熱くてずっとゾクゾクしながら進めていた。覇骸エーデルガルトのビジュアルのグロテスクさも話の重さを際立たせてて最後までずっと興奮しながら進めていた
  • GBA3部作を通った世代としては王道的なストーリーを踏襲しつつ絶妙な陰鬱さも入れ込んでいたのがかなりツボになり一番好きなルートになった

3周目(帝国ルート)

  • 1周目の絶望を越えてエーデルガルトとずっとイチャイチャできたのが大変良かった
  • 青ルートでは感じていた重さはこのルートではあまり感じなくて、思っていたよりもカラッとした雰囲気を感じながら進めていた
    • 別学級のキャラの死に様を見させられ続けるのは心辛いのは変わらないけれど……
  • イェリッツアが仲間になってからシリアス要素とギャグ要素が渋滞していて情報過多になっていたのが面白かった
  • 先生が人間に戻る展開やED曲に歌詞が入らなかったり(エーデルガルトが救われたことの暗示だと思っている)と他ルートとは一線を画した世界線となっていて最後に履修するストーリーとしてちょうど良かった

キャラクター・支援周り感想

まず支援周りの感想について。

1周目の黒鷲組にはかなり思い入れがあってベルナデッタやドロテアが関わっている支援A会話は好きなものが多かったです。ベルナデッタが関わるとどんな闇を持ったキャラでも少女漫画特有のおもしれー女空間に投げ込まれてデレていくのがすごい好みでした。カスパル子沢山ENDもフェルディナントの許嫁発覚展開もユーリスの過去のわだかまり浄化展開がかなり好きです。もし次周回やるならフェリクスENDやイェリッツアENDもさせたいぐらいベルナデッタの人間関係模様は好きでした。

ドロテアも同様で黒鷲組との支援Aやシルヴァン・フェリクス・マヌエラ・ユーリスなどいろんなキャラと未来の話をしていく姿が本当に好き。彼女のキャラ背景的に絶対に孤独にさせたくなかったのでどの世界線でも誰かとペアエンドになるように意識的に組ませていました。(1周目主人公、2周目フェリクス、3周目ヒューベルト)

次にキャラクターメインとペアエンド周りの感想について。 1周目はとにかく絶対にこの子が一番!みたいな感情が湧くキャラはいなかったんですが、マリアンヌにじわじわと惚れてしまい彼女をあんな手段(ダンス大会に無理矢理出場させる)やこんな手段(サウナイベントへの大量連行)で可愛がっていました。踊り子の格好のマリアンヌが大変かわいい。回避最強のエピタフにさせたり魔力ドーピングヴァルキュリアになってもらっていました。

突然の思い出シーン紹介

しかし女主人公だとマリアンヌとは結婚できないため、ペアエンドは別のキャラを選ぶ必要があります。 以前書いた1周目の感想記事でも書いているように百合婚ENDを渇望していたのでドロテアを選びました。2周目の青獅子でもメルセデスを選ぼうかと思っていたのですが、一部後半のディミトリの豹変シーンを見たあたりからちょっとこのルートの物語の重さを感じ取り、先生が懸命にディミトリを支えようとする姿を見て「これはディミトリを選ぶしかないのでは……?」と2人の関係性の強固さにやられ始めて気付いたらディミトリとのペアエンドになっていました。

そのような衝撃があり、夜な夜な pixiv のディミレスタグの絵を巡回する女オタクに当時になっていました。

3周目ではエーデルガルトを選ぼうかと一瞬思いつつも、3度の世界線でほぼ最初から行動を共にしているシルヴァンが先生に救われるところを見てみたい気持ちが強くなりシルヴァンENDにになりました。(3回連続で妬憎殺の会話を見ると癖になってきませんか?)

1周目終了時点ではエーデルガルトを選びたいと言っていたはずが気付いたら青獅子勢に飲み込まれたオタクになっていて想定していなかった展開でした。エーデルガルトがリシテアと擬似姉妹っぽくイチャイチャし出してこの2人のペアエンドをみたくなったというのもあるんですが……。

過去の記事でも触れたように、異性との恋愛要素のあるゲームだとまだキャラに思い入れがない時点で異性のキャラをがんばって選ぶのがどうしてもしんどかったんですが風花雪月ではそういった不安やしんどさを全く持たずプレイできてすごい良いゲームだなと思いました。 百合展開を摂取したい気持ちで同性婚プレイも選ぶこともできれば、物語に馴染み始めてから特定の異性キャラが主人公とどう未来を歩むのか気になり出して相手に選ぶことができたりと、幅広い選択肢を持ってプレイできたのがかなり満足感が高かったです。(風花雪月の場合は先生のキャラがちゃんと確立されているので自己同一性をあまり感じずプレイングできるというのもありそう)

総括

こう振り返ると戦略シミュレーションゲームというよりかはがっつりシナリオゲー・キャラゲーとして遊んでいる感じがある……(実際早くストーリー追いたくて全部ノーマルでプレイしてまっていた)。

ただしすごい満足感はあって、高校生の頃に装甲悪鬼村正を半年以上かけて全ルート攻略した時の余韻と同じかそれ以上のものが得られた気がしている。村正のシナリオやキャラに対しても未だに強く思い入れがあるけれど、風花雪月に対しても同じくらい作品愛が持続していく自信があるぐらい良いゲームだった。

メインシナリオは全部見てはいるけども、まだまだ周回要素は楽しめる自信があるので時間ができたら触り出そうかなと思っている。さすがにハードぐらいは一回クリアしたいし、無双青ルートを先日クリアしてから本編もまたやりたい気持ちが湧き出してきている……。

無双に関しての感想もまた別エントリで書こうと思います。プレイすればするほど愛が高まってくるゲームってなかなか出会えないと思うのでやってみて本当に良かったです。