桐生あんずです

日常やプログラミングについて書いています。

FE風花雪月1週目(教団ルート)が終わっての感想(ネタバレあり)

桐生あんずです。 先週の金曜にFE風花雪月を購入しました。

フォロワーに助言や応援をもらいながらやり始めた結果あれよあれよとハマっていき昨日1週目が終わったのでその感想エントリです。正直色々書きたいことがありすぎてうまくまとめられる自信はないんですが、とりあえずプレイの時系列順でそのとき思ったことを紹介しつつ総括してみようと思います。

プレイ開始時〜第一部終了まで

FEシリーズはGBA時代の頃からのファンだったのですが、覚醒以降は手を出すタイミングがなく気付いたらFEシリーズに触れなくなって7年ぐらい期間が空いていました。それでも思い入れはやはりあるので、ダウンロード中はわくわくしながら当時の思い出記事を書きながらDLが終わるのを待っていました。 kiryuanzu.hatenablog.com

選ぶ学級はプレイ前から黒鷲にしようと決めていて、理由としては「登場人物に可愛い女の子が多い・百合展開になりそうなキャラが他の学級よりもいそう」というものでした。完全に百合厨の欲望の塊みたいな理由でしかなかったのですが、実際にそのイメージとマッチしていたと思います。

一番好みだったベルナデッタと結婚できないことに序盤で気付いて少しショックを受けましたが、エーデルガルトとドロテアが魅力的な女すぎてこの二人のどちらかを選ぼうとすぐに方針転換することができました。もちろんペトラも可愛い。男の子たちも癖が強いキャラばかりでしたが、順調に強くなっていく姿を見て全員に愛着が湧いていくようになりました。

特に、ヒューベルトのキャラクター性はかなり目を惹きつけられるものでした。見た目が完全に悪役だけれどエーデルガルトのために常に動き時には同級生に対してユーモアを見せる振る舞いがあって、登場するたびに面白くて笑ってしまった。 エーデルガルトを女主人公と結婚させるかヒューベルトとくっつけるか悩んでいた時に女主人公とヒューベルトの支援C会話が発生してエーデルガルトに近づきすぎてはいけないことを忠告されたのを今でも覚えています。可愛い〜。こういう三角関係が好きすぎるんですよね。

そのような感じで、必ずこのカップリングにしたい!!という気持ちはまだ薄いけれどどうにかしてみんな幸せになってほしいな〜と思いながら話を進めていました。

2月に差し掛かった時点で、そういえばフォロワーからこのような助言を受けていたことを思い出してエーデルガルトには話さないようにしました。

…………。

ヒューベルトがこの時期から姿を見せなくなったことで薄々と察してはいたのですが、この選択肢により、想像したけれどやっぱり起きて欲しくはなかった事件が発生します。

第二部

プレイ済みの方はご存知の通り、一部でめちゃくちゃ可愛がっていたエーデルガルトとヒューベルトが学級から離脱しました。

こういう展開はあるだろうな〜と思いつつも、生で見ると正直めちゃくちゃ動揺してこの展開を見てから2~3時間ぐらい布団の中で凹んでいました。

「きっと最終章手前で決着が着いたら帰ってくるのでは!?」と淡い期待を持ってみたりもしましたが、エーデルガルトもヒューベルトも本気で主人公と学級の仲間たちを殺しにかかろうとしている描写が次々とやってきて、この二人は死ぬまで主人公たちを殺しにくるつもりなんだなと悟りました。

最後のエーデルガルトとの戦闘会話では「貴方は今、きっと、私に勝てると思っているでしょうね。けれど、私は絶対に諦めない。手足をちぎられようとも、前に進む。」と語りかけてくるところでもう何も言えなくなりました。あんなに一緒に闘ったヒューベルトも複数の章で敵将として現れて生徒たちを殺そうとするわけで、完全に従来のFEシリーズに出てくる終盤の敵将にしか見えなくなります。

でも、今までのシリーズとは違うのはこの二人はゲーム内で1年の期間で手塩にかけて育てたユニットたちだったんですよね。しかもエーデルガルトは主人公にしか与えられないクラスであるはずのロードです。ロードが永久離脱するFEシリーズ、前代未聞すぎるのでは……? そんなことを思いながら、エーデルガルトを手にかけた時のシーンは情緒がおかしくなって涙目になっていました。

「貴方たちの道は私の屍を越えた先にしかないわ。だからせめて貴方の手で……!」

「二人で歩き、たか……」

このセリフが流れた時、一部でエーデルガルトとのお茶会をしたシーンがふと蘇り「顔がいい女〜!」と思いながらズームで笑顔にさせたりからかうアクションを大量にしていたのを思い出して気が狂いそうになりました。今度の世界では絶対に救いに行くからね……。こんなことを普通に考えてしまうレベルでゲームの世界に感情移入してしまうぐらい感情を揺さぶられるゲームになっていてすごいです。

このシーンでは涙目になるぐらいでなんとか耐えることができたのですが、ヒューベルトの遺書を読むシーンで完全に号泣しました。ここの小西克幸さんの演技すごすぎませんか?ヒューベルトの生き様は物語の最初から最後まで一貫していて本当にかっこいいキャラだと思います。この世界線では共に歩くことはできなかったけれど、絶対にヒューベルトも救いに行くぞ……。

ここまでは帝国勢の想いを殴り書きしてしまいましたが、それ以外では二部であの地獄の戦いが終わった後に幽霊のように現れて消えたディミトリの存在も気になっています。ディミトリはなんとなくこの作品のかわいそうランキング上位層に君臨している気配がすごく漂っているのが印象的なんですよね。

最後は暴走したレア様を倒してなんとか終わることができましたが、倒すのが普通に大変でびっくりしました。それ以外は次回ハードでもなんとかクリアできるレベルの余裕はあったんですが、ここだけはハードだとかなり苦戦をしいられそうで心配しています。ただノーマルでやり続けてもぬるすぎてストーリー見るためだけに進めるゲームにしてしまいそうで勿体無いなとは思うので2,3週目のタイミングでハードにしてもよいかなと考えています。

主人公とのペアエンドは当初の希望通りドロテアを選びました。ただ、もしここにエーデルガルトが生き残っていたら最後まで悩んだように思います。エーデルガルトと共に歩く世界線にたどり着いた際には彼女を絶対に選ぼうと思います。

正直、この時点で3学級の級長は死亡か行方不明の状態でレア様も息を引き取り主人公は統一国家の王様になって責任の重い身になるというあまりハッピーとは言えない状況なんですが、後日談テキストで描かれている主人公とドロテアが結ばれてたくさんの養子に囲まれて最期まで幸せに暮らしたという事実だけでなんとか生きていけます。

また、フォロワーとのドロテア(+イングリット)評の会話が面白かったので紹介しておきます。(ヘテロの権化、キレキレの表現ですごい)

学級の子たちはベルナデッタ × カスパル、フェルディナント × ペトラの組み合わせでペアエンドになり、リンハルトはソロになる結果でした。なんだかんだみんな幸せになってそうで良かった。ベルナデッタとカスパルが子沢山なの本当に好きです。

教団ルートでは帝国勢の喪失を意識してしまいつつも、フレンとセテスがメインキャラの役割を果たしていっぱい喋ってくれたのが面白かったなと思います。この役割は別のルートではみられることはもうなさそうな予感がしています。

総括

なんかつい今まで敬語で書いてしまったんですが、固くなりすぎている気がするので常体文に戻していきます。

いや〜ほんとすごいゲームだった。しかしまだこれは1週目であり、これからディミトリもエーデルガルトもヒューベルトも新しい世界線で救っていかないといけない。クロードはよくわからないけれど、彼は救うというよりも一緒に救っていく側の予感がしている。それを考えるとエーデルガルトもヒューベルトも救われる側というよりかは、死を覚悟した上で信念を突き通しそして死んでいっただけなので救うという言い方はエゴかもしれない。なので彼らは可愛い生徒たちなので殺したくないだけという感情の話になっていく。

ゲーム外の話で面白かったのが、プレイ済みの人々からのいいねやRTがぽつぽつやってきて2年経ってもこんなに新規の感想を求めているのか……!という発見があったこと。我慢できずfusetterで書いた文章がFF外から反応が割ときていて笑顔になりました。

あと、初見で教団ルートを選ぶのを促すのは心がないのではという意見もフォロワーからいただいたのだけれど、もし1週目から帝国側に付いた場合はその後プレイするルートの全てでエーデルガルト達を殺すことになるという地獄が待っているので、教団ルートで耐性をつけておくのは理にかなっているようにも思いました。いやまぁ、どっちみち辛いんですが…………。

その地獄具合が癖になるファイアーエムブレム風花雪月をこれからも楽しんでいこうと思います。ここまで読んでくださった方ありがとうございました。