桐生あんずです

京都在住大学生のブログです。日常やプログラミングについて書いてます。

法学部で2留した大学生が2019~2020卒Web系エンジニアで就活した感想

桐生あんずです。

今回は就活の話です。先日内定が出て、無事承諾をさせていただき就活を終わることになりました。(内定先のお話に関してブログに書いて大丈夫かどうかお聞きしたところ、快く許可をいただけました。詳しくは記事の後半で書きます。)

 

お祝いの言葉を送ってくださった方々も本当にありがとうございました!!

あまりにも長い期間の出来事だったのでどこから書くべきか唸りながら文章を書いていますが、できるだけ簡潔に、その上で自分が感じたことを書いていこうと思います。

1,筆者の状況

2014年に京都の私立大学の法学部に入学して今も絶賛登校中の大学6回生です。

何でそんな人間がWeb系エンジニア目指したの、という話ですが以下のエントリの出来事が大体最初のきっかけです。

kiryuanzu.hatenablog.com

要約すると、

Web系の勉強会に思い切って参加してみたところ、自分が昔から大好きだったインターネットを作っている京都の人たちと知り合うことができた。しかも話を聞いていると、すごく楽しそうに仕事をしている。こんな世界があるなんて知らなかった!

自分もこういう大人になって仕事をしてみたい!!!!!!!

以上です。

 

このモチベーションが原動力になり、大学の友人から誘われたプログラミングスクールで3ヶ月ほどアルバイトしたり、そのバイト先が潰れてしまい時間ができたのでずっと構想を練っていたWebサービスをローンチするなどしていました。

そういったことをしているうちに、今のバイト先に見つけていただき、Railsエンジニアのアルバイトを1年半ほど続けさせていただいております。

それと並行して、RubyKaigiという素晴らしいカンファレンスに出会い、そこで出会ったエンジニアの方々の影響を受けてWeb業界への憧れを更に強めるようになっていき、そちらに絞って就活をする気持ちが完全に固まっていきました。

自己紹介はこんな感じです。

 

就活の状況と受けた会社の傾向

タイトル記事にも一応記載していますが、正直に白状すると実は1年くらい就活していました。

 

期間

・2018/1~7(2019卒)

・2018/12~2019/6(2020卒)

就活をちゃんとやっていた人からするとスタート時期が少し遅めなのでは?と突っ込まれそうな感じですね……

また、留年も続けていたためあまり実感が湧かない状況ですが、いわゆる就職浪人みたいな状況を体験したことになります。去年の頃はかなりナイーブになっていた記憶があります。

受けた企業ですが、自分が好きなサービスの企業(toC向けメイン)やRubyKaigiなどのカンファレンスで興味を持った企業を中心に受けていました。

自分の中では「入りたいと感じた企業」を受けることしか頭に入れてなかったのですが、人にそれを話すと倍率の高い企業を多く受けていた模様で、就活が長引いてしまったのもそれが少なからず関係しているのかなと思いました。もちろん自分のスキル面が企業から見て不足していたなどもあると思います。

 

受けた数

2019卒時代

10社(最終選考落ち: 3社)

2020卒時代

9社(内定: 1社, 最終選考落ち: 2社 最終選考辞退: 1社)

他にも本選考自体は受けず、面談のみさせていただいた企業の数を含めると約24社ほどと関わらせていただきました。

具体的な期間、受けた企業数の状況に関しては以上の通りです。

せっかくなので当時のことを時系列順から振り返りたい……と思ったのですが、膨大な量になりそうなので、ここでは就活中に記憶に残っている出来事をピックアップして総括寄りな雰囲気で書いていこうと思います。

 

2.1, 就活中の振る舞いで意識したこと、印象に残っているエピソード

・会社訪問と求人周り

2019卒時代の最初の月はカンファレンスやインターネットで仲良くなった人たちのつながりで数社ほど会社訪問に行っていました。

他の業界の会社訪問がどういう雰囲気かあまり分からないのですが、オフィス内で1時間ほど面談をして会社見学をして、一緒にご飯を食べに行きたい方がいる際はこちらでアポを取って飲みに行く、という流れをよく経験していました。

当時は好奇心が炸裂した結果とにかく動き回っていた状態だったのですが、今思うと企業の雰囲気を少しでも知ることができる。かなり大事な機会だったと思います。

あと、逆求人やサポーターズを活用して就活をするエンジニア学生が多いことを就活が終わりに近づいてから知りました。個別で連絡を取って会社訪問をするのも身になる経験でしたが、そういった逆求人イベントに早い時期から進んで参加して様々な企業の方と面談をしてマッチングを確かめていくのは、かなり良い就活のスタートダッシュになると思います。

逆に、遅く始めてしまうと採用枠が少なくなり採用までの難易度が上がってしまうといったことも多いにあり得るらしいです。

技術力がある場合、あまり関係のない時もあるとのことですが早めで越したことはなさそう……。

 

面接形式と交通事情

自分は京都に住んでいるので、オンライン面接/面談を実施していただくことが何度かありました。

東京の企業を志望する際、交通費代がかなりかかるのでそういった形式を取っていただけるのはかなりありがたかったです。

しかし、自分の場合リモート形式だと接続の問題で会話のテンポがつかみづらくなり、面接特有の緊張も重なって元々ある吃音が酷くなってうまく話せず終わってしまった、ということも何度かありました。

これは自分の性格の問題もあると思うのですが、上の方の面接に進めば進むほどそういった状況に陥りやすく、面接が終わった後に自己嫌悪タイム~~(不貞寝4時間)といったメンタル状況に陥り、その場合は必ず落ちてしまっていたのでかなりキツい経験でした。

そのような記憶を掘り起こしていくと、リモート形式の面接は自分にとってあまり良い思い出がないような気がしています。*1

上記のような経験を踏まえて、2020卒就活を始めた頃からは「もうできるだけあまり失敗をしたくない」という気持ちになり、向こうからオンライン形式を選べることを提示していただける場合でも東京まで実際に足を運んでオフィス訪問形式で面接を受けていました。

これはかなりコストのかかった選択だったので、経済的に不安のある学生の方にはあまりお勧めしたくないのですが、自分の場合はその方が実際うまく面接で話すことができる機会が多く感じられたので悪い選択ではなかったと振り返っています。

 

しかし、夕方ごろに面接が終わってそのまま新幹線に乗って23時半ごろに京都駅に着く、という生活を週1~2くらいでやっていた月はかなり体力的に厳しかったです……。特に、夜遅くに新幹線に乗っている間が虚無の感情になってくるので、「これはヤバい」と思いNitendo SwitchのDL販売で「プリパラ オールアイドルパーフェクトステージ!」を購入して時間を潰す癖を付けたら少しだけ緩和されました。

 また、東京にいる時はできるだけ友達をご飯に誘ったり気分転換に映画を観ることもよくやっていました。疲労を貯めない程度にそういった楽しいイベントを盛り込んでいくとストレス解消になって良い気がしています。

 

といったようなこともあり、面接形式を選ぶ場合、自分の調子に合わせてうまく切り替えていくことが大切だったと感じています。

 

・エンジニア面接でよかったと思われる振る舞いや面白かった話

プリパラの話をしたら調子が出てきました。良い話を書いていきます。

エンジニア志望として企業の面接を受ける中では、当たり前ですがエンジニア職の方々が面接官として登場して、お話する機会が多くあります。

面接では、自分の作ったものやバイトでの開発話、コミュニティとの出会いやRailsGirlsでオーガナイザーをやったことなどをちょくちょく話していたのですが、どの方々もすごく楽しそうにお話を聞いてくださり、大変嬉しかったです。

よく就活で問われがちな留年の話に関しても、「そういう人」が多い業界だからと優しく汲み取っていただきました。それよりかは、今頑張っていることや好きなことに対して話すことが重要なように感じました。

そういった話もありつつ、企業の人事の方から「現場の人たちにすごく好かれそうな性格をしている」と言ってもらえる度にすごく嬉しかった記憶があります。

 

また、面接官の方がRubyコミュニティで仲良くなった人の同期の方だったり、RubyKaigiでお話したことのあるエンジニアさんが面接官で登場されることが記憶の限りだと4回ほどあり、「え、○○さん……!!?」と顔を見てびっくりしてしまうといったような、ちょっと不思議な空気になることがありました。

某社のオフィスに訪問した際、「あの歩いてるお二人、よくインターネットで見るすごいエンジニアさん達では……!?何か重要な会議があるのかな」とテンションが上がる中面接に呼ばれたら、そのお二人が面接官として現れて衝撃を受けたこともありました。

 

面接というと、フォーマルかつ緊張してしまいがちな空間のイメージ(実際緊張してうまく話せないこともあります)ですが、そういった中で楽しいと感じられるイベントも多くありました。

そういった中で、自分も楽しく、相手の方にも楽しいと思っていただけていそうな面接の場合はよく通っていた記憶があります。あまり無理にかしこまるより自然体で楽しく話せる空気を作ることは結構重要だったのかも、と今思います。

 

・最終面接の壁と企業の軸

上のような楽しい話も多くありましたが、1年くらいやっていることもあり悩む期間もありました。

上記の受けた企業の数の方でなんとなく察していただけるかもしれませんが、自分の場合、最終一歩手前の現場マネージャークラスのエンジニアの方との面接を通過できたとしても、役員レベル方との最終面接ではどうしても落ちてしまっていました。

ちなみに一番の本命だった企業が2019卒時代最後に受けた最終面接で、面接して1週間過ぎてからお祈りメールがきたときはめちゃくちゃしんどかったです。

その翌日にRubyKaigi2018があり、エモリハウスで会ったエンジニア女性の方に就活の事情を話したところ、「私も今入ってる会社に4回落ちたけど5回目で入ったよ。1回ぐらい落ちたってまだまだこれからだよ、頑張って」といったお言葉をいただき、第一希望の企業に落ちた悲しみを思い出しながらも、とても勇気をいただけて頑張っていこうという気持ちになりました。

そのあと、アレコレしながら「このままの調子だと卒業は無理そうだし、2020卒で就活した方が良いかもしれない」という決断をし、そうこうしているうちに2019年に突入していました。

しかし2019年になってからも最終面接までは行くものの、落ちてしまうことが2度ほど続いていました。去年本命の企業だった企業も再び最終まで行きましたが、そこでも緊張で頭の中が真っ白になりしどろもどろになり落ちました。

わかる人にはわかりそうな言い方をすると、約1年の間で歌舞伎座タワーに7回(その内1回は会社訪問)足を運びました。結果は残念であれど、一つ一つの面接の中で得るものが沢山あり、すごく良い思い出だったと思っています。

 

ここまでくるとまだ自分の就活の振る舞いに関して、まだ言語化できていない問題もあるように感じ始め、自己分析もかねてちょうどその頃iPadを新調して手に入れたApple Pencilを利用して就活絵日記的なものを付けるようになりました。

 

そういった日記をつけていく中で、エンジニア面接で技術の話やインターネットのコミュニティの話はできても、「あなたが選ぶ企業の軸は何ですか?」「会社を選ぶ時に一番大事にしていることは何ですか? 」と役員レベルの方や人事の方に聞かれると、その企業の人達にとって良い答えをしようとした結果(例: 「toC向け企業でユーザーに楽しんでもらえるサービスに関わりたい」)、その話を深く掘り下げることになった際に、

プロダクト・サービスの意義や今強く感じている問題点、自分が改善したいと感じることなどを自分の言葉でうまく話せなくて失敗してしまう、というパターンが多くあることに気付きました。

それ以前に、自分が今の就活の中で軸として考えていることって何だろうと追求した結果、以下の画像のようになりました。

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今見返すと字がめちゃくちゃ汚いですね。かなり殴り書きで書いた覚えがあります。

これだけ見ると自己本位寄りだなと唸ってしまう部分もあるのですが、それでも私は中学生の頃からインターネットに救われて、当時関わった大好きなインターネットにいたような人達と一緒に仕事をして、技術のことを深めながら企業に貢献できるような働きがしたいという想いが根底にあるのでは、と言語化できました。

 

「でもこれを面接で正直に話して大丈夫なんだろうか??」と不安になっていたところ、Rails-Follow-up-kyotoのイベントがあり、いつもお世話になっているエンジニアの人達にこの画像を見せたところ、「これは絶対に話した方がいいよ!すごくしっかり考えているのが伝わってくるから向こうもわかってくれると思う!」と背中を押していただき、それなら話すしかない、と決意しました。

そして、次の週にあった面接でiPadの画面を使って自分が書いたメモを見せながら自分が企業でやりたいこと・就活の軸の話をしました。

まず結論から話させていただきますが、その企業から内定をいただきました。

 

 3,内定先について

その企業では教育の分野に深く携わるサービスの開発を行なっており、選考を受けて行く中で、「教育」と自分の結びつきをずっと考えていました。

その中で一番強く言葉にできたのは、「自分は中学時代は学校に対して辛い思い出の方が多い。だけど、インターネットの繋がりのおかげで辛いことがあっても学校に通うことができたし、そのおかげで学校の中で友達も作ることができた。インターネットの力で今学校に対して悩みを抱えている人を救うことができることはず。」といった考えでした。

上の話を中心に、今までの中で一番自分の人生のことを話しながら、この会社の中で働きたい思いを真剣に話しました。不恰好でもいいから最後までやりきろう、と思いをぶつけられることのできた面接だったと思います。

面接官の方にも、共感していただける場面が何度かありすごく嬉しかったのを覚えています。そういった満足感もあり、ここまでやりきれたのだから後悔はない、と思いながら帰りました。

その3日後に内定通知の電話がきて、バイト先でボロボロに泣きながら「内定が出ました」という報告をし、社員の方々に拍手していただくという大変テンパった状況になりました。とにかく嬉しかったです。

 

 

このタイミングで社名を紹介させていただきますが、Classi株式会社というEdTechのベンチャー企業で来年の4月から働く予定です。

classi.jp

4月に開催されたRubyKaigi2019でスカラシップスポンサーとして支援をしていただき、懇親会で社員の方々と仲良くさせていただいたのが自分の中で最初のきっかけでした。

お話させていただいた社員の方々が本当に優しい人たちばかりで、これから盛り上げていこうとする意気込みも懇親会の中で伝わってきて、すごく温かい雰囲気のある会社だなあという第一印象でした。

その上で、カンファレンスにスカラシップスポンサーとして関わっている姿などからも、自分が軸として考えていた技術コミュニティへの貢献を意識している企業さんという条件を満たしており、魅力に惹かれる点が多くありました。

また、選考を受けている期間の中でも、面談やインターネット上で社員の方々の人格を知る機会が多くありました。

そういった交流をする中で、人としてもエンジニアとしても尊敬できる社員さんが何人もおり、人事や広報の方々も本当に親切な方ばかりで「私もこういった素敵な優しさを身につけられる人になりたい」と強く感じさせられました。

内定をいただくことができ、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。社員の皆さま方、来年4月からよろしくお願いいたします。

 

 4,まとめ

来年からは東京に行くため、あと1年足らずで京都を離れることになります。

京都を中心とするコミュニティの方々に本当に支えられたと感じており、寂しい気持ちもあります。社会人になってからまた恩返しができるように、これからも末長く交流させていただけると幸いです。

(寂しさが募った結果1~2か月おきに京都に行くこともあり得そうな気がしていますが……。毎年恒例の忘年会は絶対に行きます。)

 

破滅もしないようにやっていくぞ!!!(無理やりな破滅ブランディング)

東京の方々と飲みに行ける機会をこれからすごく楽しみにしております。8月末に開催されるbuilderscontokyo2019で東京に行く予定なので、参加される方はぜひ飲みに行きましょう!

twitter.com

 

 

宣伝というか予定的なもの

Twitterや別の記事でも告知していますが、9/22(日)に開かれる技術書典7で以下のような自分がWebエンジニア就活エッセー本を出す予定です。

 

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上記の就活絵日記のログが無限にあるので見せれる範囲で掲載しつつ、

(具体的な企業名やセンシティブと判断したエピソードを掲載することは今の所予定していません。大体このエントリで取り上げているような話がメインです)

エンジニアコミュニティ交友録(自分が以前参加したカンファレンスを始めとして、京都、沖縄でのコミュニティを実地取材する予定です)や個人でのWebサービス開発の流れやアイデア出しについても紹介するつもりです。)

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最後に、就活中に関わった企業の方々、応援やアドバイスをしていただいた方々、本当にありがとうございました。

一人前のエンジニアになっていけるようこれからも技術に向き合いつつ、アウトプットをし続けていきたいと思います!

*1:吃音のことを理解してちゃんと話を聞こうとしてくれる優しい人事さんも多くいます

BOOTHで京都エッセー本を電子販売したら様々な人に買ってもらえて嬉しい

以下のエントリの続編みたいな話です。

C96にリモート参加して京都エッセー本を出した - 桐生あんずです

「情報を売る側」になってみて紙・電子媒体の違いについて思うこと - 桐生あんずです

 

夏コミで京都のエッセー本を出したのですが、20部中8部ほどしか人の手に渡らなかったのが少し寂しい気持ちにもなり、当日中にBOOTHで電子版として販売をしました。

kiryuanzu.booth.pm

 

その後、約2日で14人ほどの人に買っていただきかなりびっくりしました。コミケの時よりかなり多いですね。

 

あまりお金の話を進んでしたくはないのですが、コミケの時に出た赤字もBOOTHでの売り上げによってすぐに解消され黒字になることができました。

中にはブースト(金額を上乗せして送金する機能)していただいた方も何人かいて、暖かい気持ちになりました。インターネットはやっぱりすごい。

利益のことは深く気にせずアウトプットの楽しさ第一で活動しているつもりですが、やっぱりすごく嬉しい出来事です。

このお金を技術書典の印刷費に当てて来月も頑張っていこうと思います。

エモの塊みたいな話になってしまいますが、インターネットを経由することで自分だけが作った本を買ってもらう体験は実は初めてだったのでかなり新鮮な気持ちで、買っていただけるたびにテンションが上がっている状況でした。

 

改めて本の内容について説明させていただくと、京都・西陣の中にある場所をトピックに取り上げつつ自分の個人的すぎる身の上話を展開しているエッセー本なのですが、届いた感想を振り返ると、京都に住んでいた方や私と交流のある方には楽しんでいただけた模様で大変安心しました。

特にくら寿司の章が好評な印象です。(くら寿司の魅力について語るというよりかは、宅飲み前の集会所にしていたり、いつも金欠だった元彼との外食先がくら寿司ばっかりだったみたいな話ですが。他の話も大体そういうノリなのでそういうのが好きな人は楽しめるかもしれません)

 

 

 

というように嬉しい気持ちになった昨日今日でした。

購入していただいた方々、本当にありがとうございます!!!

ラグナロクマスターズ(https://ragnarokm.gungho.jp/)の話をするためのマストドンインスタンス(通称: らぐますとどん)を立てた #ラグマス

桐生あんずです。タイトル通りの話です。

 

はじまり

ここ2ヶ月くらいラグナロクマスターズ(https://ragnarokm.gungho.jp/)というゲームにハマっています。ラグナロクオンラインという17年ほど続いているオンラインゲームのリバイバルスマホゲーという感じです。

 

 

 

昔一緒にROをしていた仲間も数人ほど再集結し、ゲームの雰囲気もうまくリメイクがされながら懐かしさも残っていて楽しくプレイし続けられています。プロンテラのBGMが全く同じでビビります。

www.youtube.com

 

そんな風にゲームを続けていると、Twitterで無限にラグマスの話をする人間になっていることに気付いたので、ここまできたらラグマスの話を呟くためのマストドンインスタンスがあったら良いんじゃないかと衝動的に思いました。

Twitterのゲーム用アカウントを作るなどの方法もあるのですが、サーバー周りの勉強も兼ねてインスタンスを立ててみることにしました。

ragmastodon.online

 

作ったときの流れ

「とにかく自分が立てたインスタンスが動いているのを見てみたい!」という勢いで調べてみたところ、ConohaがMastodonの構築が簡単にできるテンプレートイメージを用意しているのを知りました。

support.conoha.jp

以上のURLとMastodonの公式ドキュメントを見ながら進めたところ、なんと数時間ほどで作ることができました。すごい。

やったこと

Conohaのテンプレートイメージでは必要なソフトウェア類のインストール(rbenvのインストールやnode.jsのインストールなど)とPostgreSQLの設定が済んでいるのでnginxの設定からスタートできます。

あまり流れが分からないまま始めるのも不安なので、公式ドキュメントでどんなライブラリをインストールしているか眺めておくと良さそうでした。どんな用途でライブラリが使われているかも書いてあって優しい。

nginxの初期設定をした後に、Let'sEncryptでTLSの証明書を取得・設定します。その前に独自ドメインDNSの設定もします。

Google Domainsで買ったドメイン名をConohaのDNSに登録します。ここら辺読みながらやるとスムーズでした。

support.conoha.jp

登録した後は、Google Domainsの管理画面からネームサーバーとカスタムリソースレコードを設定します。

Let's Encryptの設定が完了した後、ついにMastodonの設定ができます。設定の流れもドキュメントを読みながらだとサクッと進められました。

自分が入れたマストドンのテンプレートイメージに入っているrubyのバージョンが2.6.3の一方でConohaのドキュメントに書かれているRubyのバージョンはは2.6.0だったのでドキュメントの記述をコピペでファイル作成したところ、最初動かなくてヒエ〜となることがありつつも、無事にMastodonデーモンを有効化・起動することができました。

 

とりあえず適当に呟いている状況です。自分が立てたインスタンスが見られるのが新鮮すぎて動くだけで感動している状態。

gyazo.com

 

という最初の一歩は踏み出しつつも、カスタム設定も何もしていない状態でどう運用していけばいいんじゃ〜と困惑しながら、昨日作ったばかりのインスタンスを暖かい目で眺めつつネットの文献を漁っています。

探していたところ、ラグナロクオンラインマストドンインスタンスを作られている方の記事を発見したので興味深く読んでいました。

qiita.com

ro.puyo.jp

 

とりあえず、これらを見ていると

1,インスタンス内のルールを明確化する

2,口コミなどをしてもらいながら人を増やしていく(宣伝活動を頑張る)

3,気軽にゲーム(ラグマス )のことを呟ける雰囲気作りを用意する

ことが大事な気がします。要は適切なコミュニティ運営を進めていくことが鍵になりそう。頑張ろう……。

 

まずはちゃんとカスタマイズしつつ、勉強の為にも作ったわけなので技術的にちょっと工夫した独自機能なども入れられたらと思います。やっていくぞ!!

 

という感じです。

ラグナロクマスターズをいまやられている方、これからやろうと考えている方、もしご興味ありましたら、ragmastodon.onlineに登録していただけると幸いです!!!!

 

「情報を売る側」になってみて紙・電子媒体の違いについて思うこと

先ほどコミケに参加した記事を書いた時に、「『自分が生み出した情報』を紙の本として売ることと電子データで売ることの違いってそもそも何があるんだろうか」とぼんやり考えていて、細かく言語化できなくてモヤモヤしていた。

それでもなんとなくTwitterの方で良いから言語化したいなーと思ったところ、以下のようなツイートとして吐き出された。

 

 

何が言いたいかというと、コミケ*1の場合、「情報そのもの」を売るための場というよりかは「情報を含めた体験(コミュニケーション)」を紙媒体の物体を経由して売り買いしている場のように感じられることが年々増えている。

 

どこかでその状態を「承認を金で買っている」と表現している話を見たことがあるのだけれど、さすがにそこまでくすぶった状態として見ることは私はできなくて、自分が作ったモノを形にして、それを売って人に読んでもらったりこちらが買う場になるのはやっぱり楽しいとイベントに参加する度に思う。

 

それでも、数年前よりITの世界にのめり込むようになり、価値観が変わりつつあるのか、もしイベントで紙媒体のみで情報を売っている場面に出くわした時に「ネット通販対応や電子化してより多くの人に読んでもらう場を形成した方がより効率的なのでは?」となんとなくソワソワとした気持ちになることが増えてしまっている。

その中で、そういったコミュニティの様子をなんとなく観測しているとイベントの中のみで紙媒体の本の販売を行う方がより情報の機密性が高まり参加者同士で内容を楽しんだり、コミュニケーションを深める機能があるように感じられる。(ただネット通販・電子化することによって起こるリスクを未然に防いでるだけかもしれないけれど)

 

ただ、自分の場合はネット寄りの志向のせいなのか「その情報が公開可能のものであるならば、できるだけより多くの人に見られる場で公開していった方が面白い」と考えがちでもし今後もイベント向けに同人誌を個人制作する機会があるならば、ほぼ同時のタイミングでBOOTHやnoteで公開していく手段を進んで取っていく勢いでいる。

(今度技術書典で出す本も、イベントで紙の本を売りつつ電子版も同時販売する方向にしたい気持ちがかなり強い)

 

そのようなネットへの公開志向が強い人はITエンジニア界隈になんとなく多い気がしていて、OSSコミュニティの発展が関わっているのだろうかと理由を考えたりもするけれど、まだハッキリとは分かっていないので誰かと深く話したい気持ちもある。

即売会の種類によって文化圏はかなり異なってきそうなので、もし東京に行って即売会に立ち寄ることが増えたなら、様々な界隈の人から意見を聞いてみたい気もしている状況です。

 

自分の中の気持ちとして、「紙媒体を経由して情報を表現することも楽しいけれど、やはり電子媒体経由の情報も価値がある場面は多いはず」というのが根本にあって、「紙か電子か」で二極化できる話では到底ないんだろうなと思っている。

また、この記事では「情報を売る側」として紙と電子の双方の力について主に考えているけれど、買う側になった時目線でも語れる話が多すぎて、すぐに答えが出なそうな気がしている。

(とりあえずのところ、技術書とマンガに関しては電子で買って通勤中や就寝前の時間にiPadiPhoneでだらだら読む体験が大好きです)

 

そのように、答えは見つからないけれどその違いに対してもっと考えていきたい気持ちが年々と膨らんでいる状況でした。

*1:他の同人誌即売会に売る側で参加したこと経験がほとんどないので『即売会』という大枠としては考えていない想定

C96にリモート参加して京都エッセー本を出した

経緯です

 

 

大学の期末レポート課題で「あなたの住む街を探検し、『わが街らしさ』を10 個発見してレポートにしてください。また、必須要件としてまちで出会った方に突撃取材を行ってその内容も記事にしてください。」という夏休みの自由研究のような課題が出たのですが、それを大学のレポートだけに収めるのも勿体無い気がしたので、本形式のデータに作り直して東京にいる方々に印刷してもらい売っていただくというリモート参加っぽいことをしました。

 

 

前日のギリギリ宣伝にしてはかなり拡散してもらえて嬉しかったです。

しかし、題材的に狭すぎる範囲のターゲット層かつ宣伝不足だったのか人の手に渡ったのは20冊中8冊ほどでした。また、直接ではないと思うけれど、一緒に出していた方々の本のクオリティが高めだったり目を引きやすいものだったのも関係してそう。

前日に作ったクオリティのレベル本だったので仕方ないのですが、そこら辺もうちょっと意識して作ってももっと楽しかった気がしています。

それでもあの狭い範囲の内容で10人近くの方に目を通していただけたのはかなりありがたいことだと思う。手にとっていただいた方々本当にありがとうございました。

 

また、せっかくなのでBOOTHの方でも電子販売を始めてみました。登録時に早速2人の方が買っていただけて嬉しかったです。

kiryuanzu.booth.pm

 

そんな体験をしつつ、9月の技術書典では普段より多めの部数を刷ろうと考えているので、本がたくさん残って在庫の取り扱いに困るという事態はできるだけ避けたい……という焦りも出てきて、頒布物情報の登録フォームを眺めて書けそうな部分は記入を進めるなどしていました。

とりあえず以下のような感じで進めています。良い本が作れるよう頑張るぞ!!!!

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京都のエンジニア学生がRubyKaigi2019に行って様々な体験をしてきました

桐生あんずです。

今年もRubyKaigiに行ってきました。

広島、仙台に続き、今回は福岡での参加です。気付いたらもう3回目でびっくりしました……

kiryuanzu.hatenablog.com

kiryuanzu.hatenablog.com

 

1,はじめに

今年は株式会社ClassiさんのSchlarship Sponsorの支援対象に選んでいただき、チケット費・宿泊費・交通費を支援していただくことで参加することができました。本当にありがとうございました。

また、2日目は懇親会にも呼んでいただき、Classiさんの社員の方々から良いお話をたくさん聞く事ができたり、インターネット上でずっと観測させていただいていたしんぺいさんとリアルでお会いしてエンジニアトークもできて、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。

connpass.com

 

これは余談ですが、この抽選が決まった後、応募していた数人の子達から「自分の分まで楽しんでください、ブログ楽しみにしてます!!」という連絡がきて、嬉しいながらもちょっと胸が痛くなりました。

枠がある以上しょうがない部分が大きいのですが、RubyKaigiに興味のある学生が年々増えているような気がしています。RubyKaigiのパワーすごいですね。

そんなことを考えながら、その子たちの分まで楽しもうと思い今回はよりいっそうRubyKaigiへの気持ちを高めていました。

2,技術的に印象に残っている事

去年はRubyに関してまだ知らない事が多く、「Rubyの内部ではこんな事が起きているんだ……ヤバい……」という気持ちで発表を眺めるだけが精一杯でした。それがきっかけでC言語を本で勉強したりRuby技術者認定試験を受けようと思ったので良かったといえば良かったのですが。

 

今回はRuby3に向けての展望についてのお話を咀嚼しながら聞く事ができたり、2.7の新機能周辺についての発表をじっくり聞いて、「Ruby、これからこんなに変わっていくんだなあ、ヤバいなあ」という気持ちで発表の空気の一体感を前より感じ取れたと思います。

パターンマッチングの実装もすごく面白そうですし、irbにmultiline editorが実装されるというのがデモを実際に見てても衝撃的な場面でした。「え?これかなりすごいことなのでは?」と思いながら驚いて見ていたら、偶然横に座っていたyancyaさんが同じ感じに驚きながら笑ってて良かったです。

(yancyaさんも感想記事を書いてますのでぜひ読んでみてください。今回のRubyKaigiの発表についてスッキリまとまっています。https://upec.jp/archives/844)

 

また、3日目のRuby Committers vs the Worldで話に出ていたDate,DateTimeの仕様を削除してTimeクラスに寄せていきたいという話がかなり興味のある内容でした。

その流れでTime.Parseについての仕様に関しても議論されていたのを見ていて、Rubyの開発に関わっている方々が現時点で「何が使いにくい」「どうしたら使いやすくなるか」を考えながら、現状の仕様を見つめて改善の道を見つけていく生の会話を聞けるのはすごく貴重だなあとなっていました。

こう書くとすごく真面目な空間のように聞こえますが、ガチガチで真面目に議論!!Matzを激詰め!!といった雰囲気ではなく、Rubyコミッターの方達がゆるーく楽しく、それでもやることはやっていくぞ、という雰囲気で開発者会議をされているのが伝わってきてすごく素敵なトークセッションでした。

 

そんな中でも、一番衝撃的に残ったのはujihisaさんの「play with local vars」という発表でした。

ujihisasさんは、先月のRailsdmでも「」というタイトルでマイクロサービスについてのお話や運用しているサービスのローンチの流れについてのお話をされており、懇親会ではフランクに会話をしていただけて、すごく面白い方だなあと大変印象に残っていた方でした。

知ってる人だし聞きに行かなきゃ!と思いイベント3日目の疲労した身体を引きずって、今回の発表を聞きにいった結果、やっていることがとにかく凄まじすぎて脳が刺激されて疲れが吹っ飛びました。

 

 

発表を見ている間、「え、Vimで動かしている……?parse.yを書き換えて新機能を追加している……?」と目の前で起きていることと脳の処理が追いつかなくて、終わってからもえええ〜マジか……と硬直していました。

また動画がアップされたら見返したいです。

 

衝撃だけが残った結果、バイト先の人たちに2回ぐらいその話をしていました。

 

3,面白かった、印象に残った出来事たち

色々ありすぎるので箇条書きで紹介していきます。

・エモリハウスにお世話になった

今回もRailsGirls関係でお世話になっているえもりさん主催のゲストハウスに泊まらせていただきました。去年からお世話になっている人や今年から仲良くなった人、逆に桐生あんず経由で宿泊希望者を紹介して一緒にワイワイしていました。

去年は0日目で酔っ払い状態になってしまい体調不良も起こしたりと、同居人の方々から心配されまくりだったので今年はそうしないぞと思っていたのですが……。

 

・破滅した

 

 はい

 

弁明も兼ねて状況を説明しておくと、1日目の夜は無事のまま就寝をしました。(そこそこ日本酒は飲みましたが)

しかし、2日目の朝に急に目が覚め、ものすごく嫌な予感がしてコンビニで水とカップ味噌汁と薬を摂取して再び休みました。

が、結局終わってしまいトイレに篭った後、死人の顔でエモリハウスのリビングで横たわっていました。

その結果、住居者全員にその様子を目撃されて心配情報が共有される結果になりました。ご心配をおかけして申し訳ございませんでした……。

体調がよくなってお昼頃に会場に着き、RubyKaigiのスタッフたちから心配の目線を一斉に受けて何が起きたんだろうとなっていると、

早朝の話はもちろん、京都のおざぶで潰れた話や仙台の時の話がそれぞれの桐生あんずの知人兼RubyKaigiスタッフの方々で共有されていることが判明しました。

完全に逃げ場がなくなっていました。なぜこんなことに。

 

・Nota Inc.スポンサーのハックブースでまったりしていた

RailsGirlsKyotoの開催場所としても何度かお世話になっているNota Inc.さんが今回ハックブーススポンサーということで、遊びに行ってきました。

温泉の集会所のような雰囲気で、お茶も飲めて立て看板(Matzのサイン付き!!)も用意されていて、すごく楽しい空間だったと思います。

 

・RubyKaraoke

今年も楽しんできました。上記の件で、id:nyanco15 さんから飲酒禁止令を喰らったのでウーロン茶オンリーで朝4時まで楽しくやっていました。

Reproさんがサイリウムを用意して(社名入り!!すごい!!)くださり、サイリウムを振ってライブ感満載なイベントになっていました。中には、持参でキンブレを持ってきている人もいて良かったです。

 深夜2時ぐらいからアイマス部屋が爆誕していてワイワイしていたところ、ちょうどそらはーをTLで見つけて勧誘したところ(他にも2人くらい勧誘者がいた)、状況を気にかけて残ってくれました。ありがとうね。しかしこれが伏線に……。

 

・2ツイートでわかるその後の状況説明

 

この時はかなりヤバいことをしてしまったのではとビクビクしながら会場にいました。 

その際、かすみんさんが迅速な対応をしてくださったことですぐに復旧できたようで本当に良かったです。(以下のかすみんさんの記事にその時のことが書いてあります)

https://diary.rollingapple.net/2019/04/24/rubykaigi-2019

Wi-Fi班の方々、本当にいつもありがとうございます……!!

 

・アフターパーティの2次会・3次会でRubyKaigiに関わる人たちのアツい想いを聞く事ができた

今年も川がありましたね!!!

デカ外人が主催されている川にもちょっと興味があったのですが、流れでTDの方々が3次会で用意してくださった川のそばのバーの方でまったりしていました。*1

3日間お世話になった顔ぶれの方達がたくさん来られていて、その人達が話しているのを眺めたり、イベント中の思い出の話をしたり、お悩み相談に乗っていただく中で本当に良いコミュニティだなぁと勝手にエモくなっていました。

 

川の後は太っ腹でラーソーメンを食べていたのですが、高橋会長と初めて面と向かって話す機会があり、電子書籍業界についてのアツい想いを聞く事ができてすごく貴重な時間をいただくことができました。

今思えば、めちゃくちゃ凄い人に対して不躾な質問をしてしまったのではと恥ずかしい気持ちになっているのですが、電子書籍への考え方、dマガジンやKindle Unlimitedといったサービスのマネタイズの在り方、今後の出版業界の動き方について改めて考えさせられる機会になりました。

 

Railsdmでお話されていたアーカイブ技術イベントにも参加してみたいと思います。

 

3次会では、RubyKaigiに関わっていたヘルパーの方が何人か参加されていて、イベントに対するアツい感情の場面を見る事ができて良い場にいられたなあとなっています。

そういった方達がいるからこそこういった素晴らしいイベントが作り上げられているのが、今回のRubyKaigiでは今までよりも近い距離で感じる事ができたと思います。

そのようなすごい人たちに、頑張って少しでも追いつけていけるようになろうと思える良い機会でした。

 

来年は長野県松本市ということで、地元から近い市ということもあり、どういう状況であっても貢献したいなあと思っています。

 

まとめ

そういった感じで技術面でも交流面でもすごく楽しむ事ができたイベントでした。

また、こういったエントリを毎年参加するたびに書いているおかげなのか、「桐生あんず」の存在が色んな人たちから思った以上に認知されていてかなりビビりました。

今回もイベント中声をかけていただいた皆さまありがとうございました。

上述の事件の関係で、2日目以降は「桐生あんずさんだ!!破滅してたらしいけど大丈夫ですか!?」と色んな人から開口一番で心配される状況になっていて、来年は絶対に心配されないようにしよう……と心の中で決意しました。

P.S

今回の桐生あんずにとって最大の功労者の方です

 

 

 

 

こんな感じです。ありがとうございました。

*1:モリス川と呼ばれていた

祖父母にスマホとタブレットの使い方を教えた時の話

私の祖父は約5年前くらいからスマートフォンを使っており、今年の1月には89歳の誕生日のお祝いとしてiPadも持つようになった。

祖父がスマホを使っていることを話すと一部の人に驚かれたり面白がられることがあり、私自身としても高齢者がスマートフォンタブレットを使いこなすようになっていく成長の様子を現在進行形で面白く眺めている。

それらの記録を今のうちにまとめておくと色々面白そうだったり、身内の高齢者にスマートフォンタブレットをもたせようと考えている人の為になりそうなので書き残しておきます。

 

スマホ導入の流れ

細かいきっかけは覚えてないのだけれど、祖父は元々新しいもの好きだったので私や父親がスマホを使っているのを見て「スマホを使ってみたい」と2014年頃(当時85歳)に言い出したのが始まりだったと思う。*1

導入する前からガラケーを長年利用していて電話もメールも難なくできるくらいの操作スキルを持ち合わせていた。

たとえガラケーを使いこなすことはできたとしても、父親は「使いこなせるんだろうか?」と不安がっていてまずはdocomoが出している老人向けで簡易操作がウリとされていた「らくらくスマートフォン2(F-08E)」を買うことになった。

www.nttdocomo.co.jp

導入時から今までの利用状況

祖父はスマホを入手した時点では、らくらくスマホのUIが使い慣れていたガラケーに近く直感的なものだったので電話メール写真撮影・閲覧は初期の時点から使いこなしていた記憶がある。(スマホで撮った犬猫の写真をメールで送っててくれていた記憶がある)

祖父はスマホでの写真撮影がガラケー時代よりもやりやすくなったようで喜んでおり、スマホが自分のものになった満足感もあり楽しそうだった。

しかし、これだけだとガラケーとあまり変わらないということもあり、当時家族内ではLINEで連絡を取るようになっていたので、祖父のスマホにもLINEアプリをDLさせてみた。

父親はこの時も「メールや電話は前からやってるんだからできるだろうけど、LINEは使いこなせるのかな?」と不安がっていた気がするが祖父自身がLINEでのコミュニケーションに対しても好奇心を示してくれて、その場で使い方を実践的に教えたところLINEで連絡を送ってくれるようになった。

f:id:kiryuanzu:20190407231719j:plain

(「またじゃないよ」という文章は、当時祖父母宅で飼われていた猫「たま」の名前を打ち間違えて「また」になってしまったのだと思う……。)

 

祖父母宅用の家族内グループLINEも作り、もう一人の孫である私の従兄も招待してみんなで楽しんでいた。

そのほかにもLINEのプロフィールのアイコンの変え方スタンプの送り方LINE電話の使い方などを会うたび1つ1つ一緒に操作をしながら教えていったところ、自分でもスタンプを送ったりLINE電話をかけてくれるようになった。

スマホの操作を覚える中で、祖父は写真を撮って父や私に写真をLINEで送ったり自分でフォルダを管理して好きな時に手元で眺める体験がとても気に入ったようだった。

「これだけできればよいよな〜」と眺めていたところ、ある日帰省した時に次のステップアップとしてスマホからYahoo!検索エンジンで気になった言葉を即座に調べるという行動を祖父はいつの間にか身につけていてとてもびっくりした。

Wikipediaで戦時中・戦後の出来事をWikipediaで読むのが面白くてよく読み漁っているらしい。

一緒にスマホの画面を見ていると、検索結果に出てきたYahoo!知恵袋掲示板の回答一覧なども閲覧していて、変な影響を受けていないか心配で、遠回りに「ネットの情報を鵜呑みにするのは危ないから気をつけてね」と伝えたりもしていた。

結局のところ、知恵袋のアレな文献を見つけると「今読んでいる文章は偏ってるやつだから参考にならないな」とコメントしていてちょっと一安心した。

検索機能も使いこなすようになった次は、リマインダー機能を触り出し病院の予定や老人会・俳句会の予定をカレンダーに書き込むようになった。これはさすがに父親が教えたのだろうと思って確認をとってみたところ、まさかの自分で覚えてアラーム機能も使っているようだった。(余談だが、父親は今でも紙の手帳派だ)

そして、どんな予定でもくまなく書き込んでいるらしくめっちゃ偉いとなった。

 

結果的に、祖父は4年ぐらいの期間で以下の操作ができるようになっていた。

・電話

・メール

・連絡帳の管理・閲覧

・LINE(LINE電話でのコールとテキスト・写真・スタンプの送信のみ。友達登録やアルバムの管理などの細かい機能は使いこなしていない)

Yahoo!検索で調べ物

・スケジュール管理(ちなみにホワイトボードにも予定を書き込んで二重でリマインドしている)

85-89歳の期間でここまで使いこなせるようになったのは凄い良い話だなと思う一方で、一つちょっと深刻な問題が起きた。

スマホ依存である。

四六時中Yahoo!検索で気になる言葉を調べているらしく、耳が遠いのも重なって祖母が話しかけても2,3度重ねて声をかけないと返事しなくなってしまっているようだ。

そのようなディスコミュニケーションが喧嘩の種になっているらしい。老人もスマホ依存になるんですね。

その様子に父も半分呆れて、「妖怪スマホじじい」という不名誉なあだ名を付けられるようになってしまった。

 

それでも、ここまで使いこなしているのは凄いなと思うし、私や父親のスマホを借りてGoogle Earthで海外の親戚が住んでいる場所や自分の近所の実際の写真を眺めて目を輝かせているのを見ると、今のスマホよりももっと色々なことができるタブレットを導入して、元気な内にもっと遊ばせてみてはどうかと父親に度々相談するようになった。

 

父親は「今のスマホはらくらくスマホだからできていることだろうし、さすがにタブレットは使えないだろう」と1年ぐらいは首を縦に振ることはなかったのだが、祖父の89歳の誕生日のお祝いの話が出るようになった頃、加齢現象によりいつまで元気でいるか分からない不安感も漂ってき始めたのもあったせいか、現実的に購入を検討し始めたのだった。

 

ただ、祖父は今のスマホに強い愛着を持っていたのでスマホからタブレットに機種変することはやめて、長野の家(私の実家)のタブレットセルラーモデルからWi-Fi機に変更して祖父母の家で実家タブレットの既存の電話番号を使うことになった。

ちょっとややこしい。*2

 

iPad導入 そこで気付いたこと・よかったこと

そして約3ヶ月前(2019/1)、祖父母の家にiPadが導入された。

とりあえず、以下のことを教えていこうと当時は意気込みしていた。

iPadでもLINEを利用できるようにする

iPadで写真撮影・管理をできるようにする

アマゾンプライムで映画を観れるようにする

YouTubeで動画を見れるようにする

Google Mapを使いこなせるようにする

iPadに標準機能で付いているカレンダーアプリやリマインドアプリを使えるようにする

・dマガジンで本を読めるようにする

私や両親が普段使う機能の中で便利かつ操作も割りかしできるだろうと思う機能を選んだつもりだった。

しかし、祖父にiPadのカレンダー機能やアマゾンプライムの使い方をどんどん教えていく中で、祖父の様子がどうもおかしいことに気付いた。楽しくなさそうなのだ。

確かに「便利ですごい」のだけれど、祖父から見たら複雑なUIで情報量がありすぎて追い付けないんだ、これ。しかも、1タップで済む操作じゃないものが多く覚えるのにも時間がかかるし、そのコストを考えるなら慣れきった簡易操作スマホでできることをやったほうが祖父の満足度が高い体験にたどり着くのだ。

それに気付いて、無意識的に自分のエゴを祖父に押し付けようとしていたのではと心の中でちょっと反省した。

とりあえず自分目線で便利アプリを色々教えるのはやめよう、となりその日はiPadでLINEアカウントを新規作成し、手持ちのスマホと平行して使えるようにした。

これから楽しく使っていけるかなあとちょっと気になっていたところ、ちょっと予想外な朗報が届いた。

今まで電子機器にあまり興味を示さなかった祖母が、iPadの大きな画面を使ってLINEで届く実家の犬の動画を楽しんで見るようになったとのことだった。

どうやら、一般的な老人たちは小さい文字や画面を見るのは苦手だけれど「大きな画面で写真や動画が見れる」という体験を好む傾向にあることに気付いてきた。祖父もiPadで写真や動画を撮り方を覚えられるようになってから、iPadの方のLINEアカウントで写真や動画を送ってくれるようになった。

結果的に祖父母たちはiPadで以下のことをやるようになった。

・◎ iPadでもLINEを利用できるようにする(写真・動画の送信・閲覧とビデオ通話)

・◎ iPadで写真撮影・管理をできるようにする

アマゾンプライムで映画を観れるようにする 

YouTubeで動画を見れるようにする 

・△ Google Mapを使いこなせるようにする (私や父がいる時だと触れるレベル)

iPadに標準機能で付いているカレンダーアプリやリマインドアプリを使えるようにする

・○ dマガジンで本を読めるようにする(昔から読んでいる週刊誌を読めて良いとのこと)

結果として、タブレット祖父母が興味のあるコンテンツ媒体を大きめな画面で高画質に表示できるメリットを活かした使い方をすれば良いんだなとなった。

なので、祖父が日常的にスマホを使っている状態は維持したままで祖母がiPadで大画面コンテンツを楽しむといった体験の拡張を行う流れになった。

 

現在

最近あったすごく良い話です。以下の話は良い話なせいかなんとなく敬語体になりました。

従兄の結婚式が先日あったのですが、足が悪くて東京の会場までいくことができない祖母をオンラインでリモート参加させる形式にして結婚式を楽しんでもらおうという計画を立てて実行しました。

さすがに常時ビデオ接続は難しかったのでやりませんでしたが、結婚式の場面の動画を逐一送るようにして、新郎新婦がやってきてくれた時や新婦さんのお母さんがご挨拶にやってきた時に、ビデオ通話をつないで会話するようにして楽しんでもらいました。

祖母目線だといきなり新婦さんのお母さんが登場したように見えてびっくりした顔になってたり、向こうの画面で祖母と一緒にいる老人たちが喋りまくっていてはちゃめちゃな感じになっていましたが、大体よかったと思います。

あと、カメラマンの人が気を遣ってくれて、祖父がiPadを持った姿勢でビデオ通話で画面に顔が写り込んでいる祖母がいる状態の時の写真を撮ってくれました。(文章にすると説明が難しい)

父親がその様子を見て「なんか遺影みたいになってる」とコメントしていて、めちゃくちゃ不謹慎なんですが確かにそう見えるわ……となってしまい少し笑ってしまった。

 

しかし、結婚式に出席することができた祖父もさすがにかなりの高齢のため帰り際は凄く疲れてそうで心配になってしまいました。

こういうのを見ると、もし自分が結婚式をやる未来があったとしたら今回の結婚式で祖母に見せたように、リモートで見せる感じの方が良いなとなりました。

祖父母が存命な内に結婚できる未来があるのかがそもそも謎で胃が痛い所ですが……。

 

まとめ

じわじわと家族内IT改革を進めていったおかげで、最終的に先日の結婚式のような楽しい使い方もできたと思っているのでまぁまぁ良かったなと思っています。

だけど、ここまでうまくやれた一番の理由は祖父が好奇心旺盛で新しいもの好きだったこと、知らないことでもどんどん触っていき使いこなせる器用さがあったからなのではとずっと考えています。

脚注1にも書いてますが、祖父はテレビが最初に出た時に真っ先に買うタイプの人だったらしいので、元々そういう性格の人なんだろうなと思います。これは身内ゆえのひいき目かもですが、時代が違えば良いITエンジニアになっていたかもしれません。

さすがにプログラミングを教えることは難しそうなので(おばあちゃんがアプリ開発をしている記事を見たこともありますが……)、スマホタブレットをより楽しく使ってもらうお手伝いをすることが自分ができる一番のジジババ孝行な気がしています。

 

ただし、張り切りすぎて「自分が」便利と思い込んでいることを無理に押し付けて体験をつまらなくさせることをしないように気をつけることと、祖父母たちが電子機器を使って何を効率化したいのかを1歩下がった位置で見極めて、困っている時に手助けをしたり、彼らにとって良さそうな使い方をアドバイスする立ち振る舞いを意識するのが良いのでは、と感じています。

 

そうやって今後も楽しく元気にインターネットをしてほしいなと思います。

そんな感じのお話でした。ではでは。

*1:テレビが出た当時も、真っ先に買おうとするような人だったらしい

*2:しかし、母親がこの実家タブレットの電話番号でツムツムのサブアカウントを作成して遊んでいたので母親が「LINEのアカウントを移行したら今持っているタブレットでツムツムができなくなる!」と抗議をし始めて、結局祖父母のタブレットのLINEアカウントは祖父母宅の固定電話で認証登録することになった。とてもややこしい。