所属先の開発者ブログの方で書いた RWCレポート記事が投稿されていた。
この時期、とにかく怒涛のイベント続きで大変なことになっていた記憶がある。
RWC参加で4日間ほど島根に滞在。そこから早朝で東京に戻りそのまま文学フリマのサークル参加し、帰宅直後で発熱がありインフルエンザA型と判明しそのまま一週間ほど寝込む生活となっていた。
詳しくは休職日記2の方で当時の様子を書いているのだが、高熱で狂いすぎててイベントの余韻を得始めたのはインフルが完全治癒してからだったと思う。
イベントや遠征自体はとても楽しかったのだが、インフルの体験がとにかく厳しすぎてここしばらくは無茶な遠出をするのは絶対やめようと決意するレベルのトラウマを残す体験となってしまった。
正直言って文フリを欠席する選択肢はあったかもしれないが、過去に文フリで一緒に本を売ってくれた後輩が今年の半ばに亡くなるという自分の心に大きな爪痕を残した出来事があり、文フリに対して思い入れの強かった彼女はきっと行きたかっただろうな……という想いがずっと頭から離れなくなっていた。自分の気持ちに整理をつけるためににも必ず行きたかったというのがある。
自分が文フリにサークル参加するの、きっと参加したかっただろう後輩への弔いという側面が大きくて、それができたら満足なので今回がいったん最後かなあと思う
— 桐生あんず@C103日曜東パ03a (@anzu_mmm) 2023年11月4日
そんな思いを抱えつつも、文フリ当日は遠征の疲れで感傷に浸る余裕はあまりなかったような気がする。
ただ、イベントが終わりインフルも完全治癒したころには文フリ前に抱えていた彼女に対するやりきれない気持ちが少しだけ和らいだような気がする。
これで弔いは終わり次に文フリに出ることはしなくてもいいかなーと思いつつ、文フリを通して自分の本を知ってくれた人が思ったより多くて嬉しかったので結局次も出そうな気がする。
でも、次の文フリ東京の開催場所はビッグサイトらしくあの時彼女と待ち合わせした流通センター駅に立ち寄ることはもうないのかもなあと思うと少し寂しいかもしれない。