桐生あんずです

日常やプログラミングについて書いています。

RubyKaigi 2023 にヘルパースタッフで参加してきました

桐生あんずです。
Twitter での様子を見ている方はご存じかもしれませんが今年も RubyKaigi に参加してきました。 去年に続き3日間開催となっており前日入り含めて 5/10 ~ 5/14 の4日間というそこそこ長めの滞在をしました。先ほど帰ってきて正直かなり眠いんですがこの熱量は今放出した方が気持ちよさそうなので早速レポートを書き残しておきます。

初のヘルパースタッフ参加をやってみた

今年は長野県松本市での開催となっており、2017年から RubyKaigi に参加してきた中で初の地元県開催でした。
これなら長野市の実家に帰省してからそのままシュッと現地移動もできそうで今までの中で移動難易度も易しめで、「このような機会は中々なさそうだな……」となり、今までの恩返しも兼ねてヘルパースタッフに応募して初めてのヘルパー枠として参加することになりました。

やったこととしては前日入りして会場設営のお手伝い、当日は主にノベルティを配ったりオープンスタジオ(#rubykaigiC)の見守り業をしていました。ノベルティエリアにいるときはたくさんの参加者が通っていくのをずっと見守っておりコミケのサークル参加してる時の風景みたいだ……となっていました。

5年ほど参加してきましたがTシャツを配る側の風景は見たことがなかったので新鮮で面白かったです。ノベルティの一つだった八幡屋磯五郎のピラミッドは私が直感で組み立てたやつです。

オープンスタジオにいたときは発表を聞きながら参加者さんの席誘導などを主にやっていましたが予想以上に人が入ってきて立ち見が発生するぐらい混雑するシーンも何度かありどきどきしましたが回りのスタッフの方にたくさんフォローしていただきなんとか怪我人も出ず終えることができ良かったです。

さすがに一般参加の時よりかは落ち着いて発表を聞くのは難しいところでしたが、気になっていた発表だったyuma sawai さんの Develop chrome extension with ruby.wasm を見ることはできたので良かったです。wasm の話を聞いてみたいというのもありましたが発表者の方が去年の Hardening で知り合った学生さんの方で RubyKaigi に登壇されているのを知りとても気になっていたのでした。発表の中でも Hardening について触れてくれていて嬉しかったです。

Cホールの発表はほかにも面白そうなものが多くありアーカイブでゆっくり聞きたいところ。ReDOS の発表はかなり丁寧に説明してくださっていてもっと深堀ってみたいなーとなっていました。(発表者さんは Flatt Security の方で以前研修でやったKENRO のサービスの会社だ! となりテンションが上がっていました)

また、今回は「スタッフ業やってるんですね!がんばってください!」的な感じで以前会ったことがある方やネットで面識のある方などからけっこう声をかけてもらえて嬉しかったです。

スタッフ業でやりつつ、今回やっていた企画も色々見てきました。Ruby本著者の方々からのサインをいただき#authorsrb のスタンプラリーしおりもちゃんともらえました。絵柄がかわいい。

他にもスタッフ周りの話で書きたいことがありますがいったん別の話題に移ります。

過去一番英語って楽しいかもとなった

今回は同じく長野県出身エンジニアで現在はカナダに在住されているぱんさんと一緒に行動することが何度かありました。ぱんさんには RubyKaigi 初参加のお友達のあきなさんを紹介していただいたり、オフィシャルパーティで知り合った mekinsie さん(ハワイからやってきたとのこと!)と仲良くなるために通訳でフォローをしていただいたりなどとてもお世話になりました。

最初は英語で交流するのが難しくてあわあわしていたのですが、3日目のお昼ご飯でアニメやゲームの話でふと盛り上がり、mekinsie さんがヴァロラントや任天堂のゲームが好きなことが分かってめちゃくちゃテンションが上がってしまいたどたどしくも英語で楽しく話すことができました。

他にも、Ruby Committers and the worlds のほぼ全編英語トークの様子を見てこんなことを喋ってるのかな?と頑張って考えながら聞くのも結構楽しかったです。

このような感じで英語をもっと身近にしたい気持ちが高まってきて duolingo を久々に起動するなどしていました。持続するために他の勉強方法も見つけてみたい……。

カンファレンス交流楽しい

今回は 約1200人ほどの方が会場に来られているとのことで、三重の時にはやれなかった飲食系のアフターイベントの復活もあったからかかなりの人とお話できて本当に良かったです。

2日目には Leaners さんの drink up に行ってきてたくさんの日本酒が置かれていてかなりすごかったですがなんとか破滅せずに帰ってきました。
そのイベントの中では長野県在住のエンジニアの方々とたくさんお話しする機会があってとても良かったです。Ruby を触っている長野の会社さんが学生時代よく通っていた施設にあることを知ったり長野県の高校事情も話せて久々にローカル感あるトークができました。

3日目は去年に続きピクシブさんの Ruby Music Mixin にも顔を出してきました。人と話すもよし(クラブハウスなので声を頑張って出す必要はある)、音楽に合わせて何も考えず頭を振ったり踊ったりするのもよしなノリで楽しめるので結構好きなイベントです。 知ってる人々がDJ / VJ したり踊りまくっているのを見れるのもかなり面白い。

まとめ

初めてのヘルパー業でどうなるかドキドキでしたが、当日は同じチームになった友人の炬燵ちゃん、ローカルオーガナイザーの魔王さんの3人チームで和気あいあいとやることができてとても楽しかったです。

力仕事も結構あって疲労する場面もありましたが、一般参加とはまた違った交流がたくさんできた印象でした。

去年までは、そらはやかすみんさんを始めとしたKMC のネットワーク班の人たちの様子を外から見守っていたけれど今回はちょっとだけ距離の近いところで見れたのも楽しかったです。今までは壇上に上がっているみんなを見ていたけれど一緒に上がることになったのはちょっと感慨深いかもしれない。

全部が終わってしまった4日目もなんだか名残おしくなって一人で街中を歩いて駅や会場まで行ったりしながら 野生のRubyist を見つける遊びをしていました。15分ぐらいで5人ぐらいの方と会えてすごかった。

今までは4日目といえばぼろぼろになって何もできないまま帰るのが自分の定番だったのですが今回はこの空気をまだ味わっていたいと思ってしまい不思議とまだ元気があります。

実のところ、自分はそこまで地元に対して良い思い出が少なくあまり全力で地元ラブな感じではないんですが、Rubyist の人たちが長野を全力で楽しんでいる姿をたくさん見れて以前よりも地元の県に対して愛着が沸いてきたかもしれません。
長野県 Rubyist の人たちとの集合写真にも混ぜていただけたのも長野県界隈の一員になれた気がして良かったです。近いうちに Nagano.rb に遊びに行こうかなと考えています。

KaigiEffect 的な話をもうちょっとすると、今回の LTで発表されていた相生ゆらちゃんとお話しできて技術面でも交流面でもアグレッシブに動いている姿がかっこよすぎてとても元気をもらえました。私もこういう感じに技術の話がしたすぎる……となり個人開発の新しいネタに手を付けてみようとなっています。

とにかく色々な影響を受けることとなり来年の沖縄まで頑張っていくぞと背中を後押しされた回でした。

そんな感じです。沖縄でまた会いましょう~。