桐生あんずです。RubyKaigi に行ってきました。 リアル参加は2019年の時ぶりで、懐かしさと新しさが入り混じった体験となりました。過去の記事は↓から辿れます。
導入の話
実は今回が社会人になって初めてのオフライン参加です。今までは Takeout で発表を視聴したり社の人たちが感想レポート書くのを眺めたりしていました。
そして今年はオンライン・オフラインの複合型開催ということで、なんとかして現地に行きたいな〜と思っていた際、社の方で今年入った新卒たちに RubyKaigi に行ってもらおうという話が持ち上がりました。そこで、「できれば RubyKaigi 周りに詳しそうな人も引率で行ってもらえるといいよね」という話になり引率者として私が選ばれたのでした。自分で言うのもあれですが、破滅等のエピソードをご存じの方からすると大丈夫か!? と思われそうな話ですね、はい。というか自分自身も心配になってました。だけど RubyKaigi には行きたいし行くからには後輩たちにも楽しんでもらうぞ!!という気持ちを込めて向かうことにしました。
開催日一ヶ月前あたりから社でお世話になっている id:iga_k さんからの RubyKaigi 予習会をやってもらったりみんなでホテルの予約や必要な申請手順を学ぶなどしていました。細かいことは以下のツイートの記事に一通りまとめています。
RubyKaigi で後輩たちの引率を任されることになったのでどんな準備をしたか記事にしてみました。明日からよろしくお願いします! はてなブログに投稿しました #はてなブログ #rubykaigi
— 桐生あんず@BOOTH新刊出てます (@anzu_mmm) 2022年9月7日
RubyKaigi 現地参加するために事前にやったこと - 桐生あんずですhttps://t.co/SaZoqE00mW
という感じで自分にとっては今までとはちょっと過ごし方の違った RubyKaigi がスタートしたのでした。
発表の話
今回もハイレベルな発表なばかりで刺激をたくさん受けました。特に以下の発表が記憶に残ったので軽く感想をまとめています。箇条書きでざーっと書き出した内容なので、もし理解が間違っているところがあったらすみません :pray:
- Ruby meets WebAssembly - RubyKaigi 2022
- Types teaches success, what will we do? - RubyKaigi 2022
- Do Pure Ruby Dream of Encrypted Binary Protocol? - RubyKaigi 2022
- Packet analysis with mruby on Wireshark - dRuby as example - RubyKaigi 2022
- Why is building the Ruby environment hard? - RubyKaigi 2022
- The Better RuboCop World to enjoy Ruby - RubyKaigi 2022
- String Meets Encoding - RubyKaigi 2022
String#split
メソッドを早くするためにすごく実直かつ丁寧にチューニング作業を進めていった発表で、結構コアなところを見ているはずなのにすごく分かりやすく解説されていたのが印象的だった- その後のご本人のブログを読んだら色々裏話が書かれていて面白かった
年々発表内容について何をしているか分かるようになってきて(わからないところもたくさんある)、学生時代に比べても技術面においてもすごく楽しめるようになってきた気がします。
RubyKaigi、社会人なってから初めて参加してるけど触るOSSの幅が広がってたり業務の基礎知識つける中で通信周りやデータシリアライズの話が前より分かってきたのでトークの解像度がほんの少しだけ上がった気がして嬉しい #rubykaigi
— 桐生あんず@BOOTH新刊出てます (@anzu_mmm) 2022年9月9日
Rubyソースコード完全解説やRubyのしくみを読むをそろそろ読んでいい時期な気がするのでチャレンジしてみようと思います。
Rubyソースコード完全解説とかRubyのしくみとかを読んでおくといろいろ分かりやすくなる気がする。 #rubykaigi
— どみにをん525 (@Dominion525) 2022年9月8日
発表以外で印象に残った出来事の話
とにかく色々があったので高速ダイジェストのつもりでお送りします。
ホテルで Rubyist に遭遇しまくる
とにかく津駅のホテルに Rubyist が集結していて毎日のようにばったりで出くわしていました。1日目の朝に会社のシャツを着てエレベータに乗っていたら「RubyKaigiですか?」と会話がスタートしちょっと盛り上がるなど。
会社シャツ着てたらホテルでRubyKaigiの民認定されて会話発生して良かった
— 桐生あんず@BOOTH新刊出てます (@anzu_mmm) 2022年9月8日
お話しした人とはスポンサーブースで遭遇してかのコーヒーで有名な ogijun さんであることがわかって面白かったです。
後輩の引率をしていたら驚かれたり感動される
おそらく驚かれるんだろうなーと思っていたらめちゃくちゃ良い反応してくれる人ばかりでした。(リモート組にもレポートしてもらっていて面白かったです)
@lime1024 あんずさん、ちゃんと若手を引率してて良かったです(日記)
— あそなす (@asonas) 2022年9月10日
成長記録のご報告ありがとうございます
— らいむ (@lime1024) 2022年9月10日
後輩に様々な人と話してもらうために今まで見知った方達にたくさん声をかけた記憶があるのですが、どの方も優しく絡んでいただきありがとうございました。
会うたびに後輩の引率をしていることを驚かれたり感動されている人になっている(後輩の紹介したいので気軽に声かけてください) #rubykaigi
— 桐生あんず@BOOTH新刊出てます (@anzu_mmm) 2022年9月8日
後輩の引率をする上で RubyKaigi で毎回お世話になるフレンズの炬燵ちゃんにすごく協力いただいて名刺交換の儀を私たちに教えてくれたりエモリハウスの方々との会食の場に混ぜていただき本当に感謝づくめでした。ありがとう〜。
— 肩甲骨から健康になる炬燵(Kotatsu) (@sakahukamaki) 2022年9月9日
会社の人たちのお金で肉とうなぎを食べる
会社の先輩の方々のおかげでちゃんと美味しいものが食べられました!ありがとうございます!!!
#rubykaigi pic.twitter.com/qsOhw4yBbA
— 桐生あんず@BOOTH新刊出てます (@anzu_mmm) 2022年9月8日
社のやさしい先輩たちから美味しいもの食べてきてね用のお金を送金されてきて泣いてる(後輩たちに美味しいもの食べてもらうようがんばります)
— 桐生あんず@BOOTH新刊出てます (@anzu_mmm) 2022年9月7日
#ruby_music_mixin に行った
3日目夜のアフターイベントとしてピクシブさん主催の DJ イベントに行きました。 それぞれの方の DJ スキルが尖に尖りまくっててサイコーでした。
#ruby_music_mixin が擬似川になってて色々話できたのがよかったな〜と思い返している(現地までのぶっ飛んだ移動フローの話聞いたりピの人たちとお絵描きトークできたのが楽しかった)
— 桐生あんず@BOOTH新刊出てます (@anzu_mmm) 2022年9月11日
川でよく会う人たちともワイワイ話せたのが印象に残っています。 なんか盆踊りしていたりとカオスな感じだったりで興味ある人は Togetter の方も見てみてください。
まとめた / “Ruby Music Mixin 2022ツイートまとめ #ruby_music_mixin” https://t.co/MSdnRkcaMM
— sue445 (@sue445) 2022年9月12日
自キ活動を布教される
魔王さんと角谷さんに自作キーボードはいいぞの布教を受けて何かちっちゃいものからいじるか……という気持ちになりました。メイン機の横で愛でれる何かを組み立ててみたい。
魔王さんと角谷さんからの波動を直接受けて久々にキーボード周りの何かをしたい気持ちになってきたので、まずは小さい何かをいじるところからやってみるかとなっている
— 桐生あんず@BOOTH新刊出てます (@anzu_mmm) 2022年9月11日
来年の松本でどうやら催しがあるので興味ある方は抑えてみてください。
自キKaigi キーノートスピーカーの設計作品は”小さい何か”としてよさそう 👀⌨️https://t.co/5EvM3SlTts https://t.co/xW3dckgtm8
— Kakutani Shintaro (@kakutani) 2022年9月11日
保護(?) される
「よし!後輩の引率も成功したしこれでミッション完了だ!」と思って気が抜けたのか DJ イベントの会場に持ち物を忘れてきました。一瞬で気付けたけどめちゃくちゃあぶなかった。
そらはいつもありがとう……。1人で帰ってたらめっちゃ大変だったと思われる。
#桐生あんず介抱2022 pic.twitter.com/z1l90GxGLe
— そらは (@sora_h) 2022年9月10日
帰る道中では川も目撃しました。
そういえば昨日見た川です pic.twitter.com/IK6ZPOVweF
— 桐生あんず@BOOTH新刊出てます (@anzu_mmm) 2022年9月11日
津駅に戻ってからは人々の飲み会に潜り込んでちょっとわちゃわちゃして、最後はかすみんさんに見送ってもらいました。(でも実は4日目朝にもばったりあっているので最後ではない)
あんずちゃんが宿の方へゆくのを見守った。
— 花月かすみΛ__Λ (@k_hanazuki) 2022年9月10日
偶然会場いったことで最後にみんなの姿を見れて帰れたのでよかった
— 桐生あんず@BOOTH新刊出てます (@anzu_mmm) 2022年9月11日
イベント期間中の二次会はネットワーク班の子達や KMC 組の人たちと合流してわいわいさせてもらえて楽しかったです。そしてスタッフ業をめちゃくちゃ頑張っていて本当にお疲れ様でした。来年は何か手伝いたいなという気持ちがある。(やれることはあるだろうか……)
ちなみに行き帰りともにらいむさんが遠隔で心配してくれていたのもバブみ力(死語?)が高すぎてありがたかったです。
桐生あんずが駅の出口を間違えつつも無事にチェックインできたことが確認できたので寝ます
— らいむ (@lime1024) 2022年9月7日
まとめ
思いつく限りの RubyKaigi エピソードを書き綴ってみました。上で書いたこと以外にも、発表の難しさに刺激を受けて学びたいことが増えたり、いろんな会社の人たちと初めてお話しできたり久々の再会を果たせたりととにかく楽しいことずくめのオフラインイベントでした。
ここ数年は会社の中での活動が充実していてそちらの方で学ぶことが多かったのですが、今回たくさん刺激を受けてやはり外に目を向けるのも定期的にやるべきだと実感しました。今後時間を作って Ruby Hacking Challenge系の勉強会やコードリーディング会も覗きにいってみようと思います。
後輩たちもすごく刺激を受けたと話してくれて、「1人だったらこんな体験はできなかった」と感謝してくれたのがめっちゃ嬉しかったです。 次回の松本ではもっと会社の人を連れてこられるようにできたらいいな。
ここ数年で失われていたものが一気に帰ってきて活力が上がった感覚です。来年の松本に向けて色々がんばっていくぞ〜。
2年ほど失われていた体験の感覚を一気に味わうことになって情報量がすごいですがRubyKaigiって本当に楽しいイベントだな〜と改めてなりました。社外の人と沢山関わったりハイレベルな発表を見まくったことでモチベーションがすごく上がった気がします。本当にありがとうございました〜 #rubykaigi
— 桐生あんず@BOOTH新刊出てます (@anzu_mmm) 2022年9月11日
そんな感じです、ありがとうございました!