桐生あんずです

日常やプログラミングについて書いています。

「アジャイルサムライ」と「カイゼン・ジャーニー」を合わせて読んだらとてもよかった

桐生あんずです。タイトル通りの話です。

 ここ数日、読書スイッチが入って以下の二冊を数日通して読んでいました。

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

 

 

 

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

 

良かった部分 

春休みに入り、週3,4でバイトに行くようになってから、以前より大きめなタスクをもらうことが増え、設計や機能の仕様に関しても意見を出させていただく機会が増えて仕事で関わる範囲が広がるようになってきました。

私はエンジニア職なのでコードを書くのがメインのお仕事ですが、決められたスケジュールの中で自分はどういった様に行動すべきなんだろう、チームに貢献していくにはどのような動きをもっと心がけたら良いんだろうと考える機会が増えてきたタイミングだったので、ふと思いつきで読んだ割にはめちゃくちゃ響く部分があって沢山あって良かったです。

この本たちを読む前にスクラムブートキャンプを読んでいたおかげで、開発手法の専門用語やフローに関してもすぐに飲み込めたので、先に読んでおいて良かったです(この本を読んだ当時は、スクラム開発に実際触れている環境で働いていなかったので「ほほー、こういう感じなんだなあ」レベルの知見を得たぐらいの感覚でしたが)

 

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK

 

1冊目に読んだアジャイルサムライでは、アジャイル開発の中であるべきな、

  • エンジニア的な行動(リファクタリングをちゃんとやる、全体テストを回してからマージする、テスト駆動開発を実践してみる)
  • それ以外のマネジメント行動(ユーザーストーリーを集めて必要な仕様を練る、ミニ振り返りを定期的にやる、見積もりを立てる)

の必要性が分かりやすく言語化されていて、

今まで「多分こういうのはやったほうが良さそうだな」となんとなくやってきたことには、こういった必要性があったんだなと再確認することができた。

また、「今の開発状況って客観的に見るとどういう状況なんだろう」とぼんやりしていた部分をこの本に出てくるアジャイル開発のあるある話を知れたことで、少しだけ解消することができました。

そのおかげで、今のチームの良い点や、自分レベルの立場でも今後進んで協力した方が良さそうな点を頭の中で整理することができたので良かったです。

 

2冊目の「カイゼン・ジャーニー」では上記のアジャイルサムライの余韻に浸り、つい勢いでKindle版を購入したところ、面白すぎて2日ぐらいで読めてしまいました。

もちろん仕事の本ではあるのだけれど、どちらかというと小説を読む雰囲気で楽しめる本です。

2章で出てくる七里・ウラットのポジションが今の私に近いものだと感じていて、2人の動きに関しては特に共感意識を持ちながら読んでいたと思う。

アジャイルサムライでも感じたことだけれど、「アジャイルなWeb開発の現場あるある」をインプットしておくことで、不確定性のある出来事やスケジュール管理が切羽詰まりそうな状況に今後遭遇しても、「こういうことはよくあることだから大丈夫」と不安になりすぎず実直に対応していく度胸を持つのが一番良さそうだなとなりました。

 

この本もマネジメントに関する手法が多く紹介されていて仕事の本としても読めるのだけれど、良い意味でも悪い意味でも「WEB業界の仕事の面白さ」が凝縮されている本でした。

1章の勉強会の主催エピソードや3章の後半部分全体は、感情を動かされて涙目になりながら読んでしまうぐらい心にきてしまった。

 

この2冊の内容を忘れないうちに、自分でもすぐに始められそうな習慣を早速つけていこうと思って以下のことを始めた。

  • 自分の分報チャンネルで「昨日やったこと」「今日やること」「不安に思っていること」を出勤時に投稿してチームに共有する
  • 自分が担当するタスクのスタート日と終了日をメモして、他のタスクにかかる工数を予測できるデータを集める
  • テストコードは少しでも必要そうだと思ったら必ず書くようにする。めんどくさがらない

 

早速始めたところ、バイト先の人たちからも良い反応をいただけて本当に優しい職場だなあと思った。

カンバンに関してもホワイトボードでうまく運用できたら楽しそうだなと思うのでやっていきたいです。

 

まだまだアルバイトエンジニアとしてやっと1年経ったくらいの人間なので、技術的なこともがっつり学んでいかないとという気持ちもありつつも、

こういったマネジメント的な本を読んでおくと、効率的な動き方を学べてそれが開発に役立ったり、ストレスをあまりかけずに働くことができる環境を作る手立てにもなって良かったです。なので、ベストタイミングな時に読めたと思います。

そんな感じでした。ではでは。