桐生あんずです

日常やプログラミングについて書いています。

コミックマーケット102にサークル参加して新刊「休職日記」を頒布しました

桐生あんずです。ちょうど昨日コミックマーケット102にサークル参加したので熱が冷めないうちに当日の感想や本のことを書いておきます。

新刊と設営の様子

今年は以前ブログで書いたように休職日記という新刊を出しました。一部の友人たちから既に気付かれていたのですがこの題名は吾妻ひでお先生の失踪日記をもじったものでした。(直前で気付いたんですが割と自サークルの近所に吾妻ひでお先生の関係者さんのサークルが配置されててびっくりしました)

kiryuanzu.hatenablog.com

新刊も今までと比べるとあまり遅くならず入稿できてダウンロード版も先行公開できたしあとはゆっくりしよう……と思ったら設営のアイデアが色々湧いてきて結局前日まで買い物して色々準備してました。 kiryuanzu.hatenablog.com

ちなみに今回初めて電子版の公開を早めにやってみたのですが、そのおかげで普段からお世話になっている BOOTHさんの公式の C102特集ページで宣伝していただけたのが結構嬉しい体験でした。

実際の設営の様子はこんな感じでした。

この机の手前に貼ったA3横ポスターはちょっと意味不明感ありますがインパクトは出せた気がして気に入っています。

初めてポスタースタンドで掲示できる最大サイズのB1ポスターを作ってみたのですが、友人からはポスターの文字がでかくてわかりやすかったと言われたので宣伝には役立ったと思いたいです。スペース名を上から塗り替えて文学フリマでも使おうかな……。

そして今回も以前からずっとお手伝いしてくれている友人のそらはが売り子をしてくれました。キャッシュレス決済の対応を自分より素早くこなしてくれたり、全体的にめちゃくちゃ器用にサポートしてくれました。本当にありがたい……。
せっかくなのでお手製名札を作る試みもしてみました。結構いいねがついてて嬉しい。

会場の様子とか身の回りであったこと

お友達の千鳥あゆむさんが超ご近所で、売り子も友人の方だったのでたまにお話ししながらまったり過ごせて楽しかったです。前回売り子にきてくださった近藤佑子さんもご近所サークルでいらっしゃっており知っている人が近くにいると安心感があるな~となりました。(おめシスのおめがレイちゃんのコスプレをされていて大変素敵でした)

今回は人数制限が撤廃されるということで熱気と人口密度がやばそう……とずっと心配だったのでクーラーバッグに食料と飲料水と冷感グッズを詰め込み挑んでなんとか乗り切ることができました。

また、数名の知人の方から飲み物やお菓子の差し入れをいただけたのが大変嬉しかったです。その差し入れをしてくださった一人が大学のサークルの先輩的な立場の方で一般参加で入場して後輩サークルを巡って差し入れをしていたようでものすごい善行だ……となりました。 食べ物の差し入れのほかにも西館にいた友人や一日目に参加した大学の先輩から本をいただけたのも大変嬉しいイベントでした。

せっかくのサークル参加なので人が少ないうちに大きめのサークルで本を買ったり企業ブースや西館を回るのもしてみたかったのですが、気付いたらどんどん人がやってきて圧倒されて命からがら自サークルに帰ってきました。ちゃんと動くなら外用の暑さ対策と時間を考えないとだめそう。

あと、Twitter でしか様子を知らなかったのですが午後入場の結構後のタイミングでかなり大雨に降られた人たちもいたようでそのうえで本を買いに来てくれてるのすごすぎる……となりました。

本の頒布数に関しては前回よりもちょっと上昇することができてよかったです。やはり新刊が一番多く捌けましたが既刊も初見の方が気になって買ってくれた印象でした。
そして大変嬉しいことに、新刊の頒布数が今回のコミケと一週間前に公開した電子版を合わせると100部を越えました!ここまで手に取ってもらえたのは初めて作った就活エッセイ本以来のことなのですごく嬉しいです。

昨日から早速BOOTHで紙本版のページの公開も開始したのでもし紙で読んでみたい人はご確認いただけると幸いです。 kiryuanzu.booth.pm

ダウンロード版も引き続き販売中です!

kiryuanzu.booth.pm

個人的に良かったことたち

自サークルで過ごしつつも、タイムラインを見ていて気になった本や通りすがりで一目惚れしたポストカードを購入することができました。

そしてこれは今日知ったことだったのですが、サンホラの最新アルバムの「絵馬に願ひを!」で天野宮比役をされていらっしゃる石田彩夏さんが新刊を購入してくださったようでした。

正直このツイートを見たときに信じられなくて昨日の自スペースでの記憶を頭をフル回転して思い出していました。あの人だったのかも……?と思い出すところまできましたが詳細は心の中に留めておきます。
なんというか、中学時代からずっと追い続けてきたコンテンツに関わってくれた方が自分の作品を手に取ってくれた事実がまだ信じられないほどに嬉しくて同人誌を書き続けてみて良かったと今日一日ずっと感じています。

まとめ

色々印象的な出来事がありましたが、今回も楽しく過ごせたな~と思います。会場に来ていただいた方々を始めお家からインターネットで見守ってくださった方々もありがとうございました。

今回の新刊は今までの最長ページの80Pだったり設営や宣伝のために本以外でもPhotoShopでデザイン業をやったりとコミケの為にかけた時間は割と長かったのですが、徹夜作業はゼロでした。つい最近まで体を壊していた身でそれをやるのは危険すぎるので……。
ただ、作業が山場を迎えてくると休みの日はずっと動かないでどっぷり集中して作業していたり休憩中にアイデアが思いついてメモしまくるといった感じで、四六時中同人誌のことを考える生活が2週間ぐらい続いていてじわじわと命を削るような動きをしているなーという自覚があります。一度ダウンした身であることを自覚して持続可能なレベルで同人活動をやれるよう気を付けたいです。

この前の記事に続いてのみぞうさんの記事を引用しますが、自分が思っていたことと近いことを書かれていてわかるなーとなりました。

もうね…同人やってると同人以外のプライベートが完全にお留守になるんですよ。私だけ?コミケにサークル参加している人は趣味の時間をすべて同人誌の執筆に費やしてる変態だと思ってるんだけど違う?(ひどい偏見) 社会人で仕事と同人活動と他の趣味とかご家庭の色々な事と全部両立できてます!って人がいたらコツを教えてほしい。
いま別の執筆活動もしてて、あと勉強しなきゃいけないこともたくさんあって、もちろん仕事もあって…という中で同人誌をつくるのは色々無理だなーと思いました。自分の趣味の活動で人様にご迷惑をかけるのはよくない。
2023年の夏コミ(C102)ふりかえり|のみぞう

といったような思いもありつつも、ただただ好きでやっている活動なのでできる限りのレベルで続けてみようと思っています。冬コミも出る予定です。(当日はほんと疲れるのに、閉幕のアナウンスで「冬コミで会いましょう!」といわれると行きます!となってしまう魔力があるんですよね……)

冬コミの構想ですが、当選すれば休職日記の復職編である休職日記2を出す予定です。
あと2sp申し込みか合同スペース申し込みを考えていて、自サークルの新刊を出す横で友人が鋭意製作中の桐生あんずファンブックという合同誌が出ることになる予定です。自分のファンブックの宣伝をするの知らない人からすると異常感あると思うのですが、企画主催者である友人が寄稿者との連絡や掲載予定の対談企画を進めていてめちゃくちゃ時間と手間をかけてて本当にすごいのでできる限り応援したい気持ちです。

という感じで、自分のペースで冬コミのことを考えつつ生活をやっていこうと思います。コミックマーケット102に関わった方々、本当にお疲れさまでした!

コミケ準備

本を無事入稿し、電子版も先行販売しこれでひと段落か……と思ったところで、設営準備のことを思い出してここ数日ちまちま進めている。

やることとしては、宣伝用のお品書きをA3, A4形式で一枚ずつ刷ったり、サークル主と売り子の見分けをつけるようの名札を作ったり、新刊用の値札を作って百均グッズでラミネート加工したり……。

高校ぐらいまでこういった図工っぽい作業に一切興味がなかったはずなのに今こうやってちまちまとした工作をやっているのはちょっと不思議な感じがある。

つづけて設営グッズの点検を今日してみたところ、古くてボロボロになってるものや本が増えてきて道具が足りなくなっていることに気付く。ほとんど作業が終わった気がしたのに今日やることを書き出したら以下のような感じになっていてそんな……となっている(このブログを書いたら100均に行く)。

こうやって作業していたらあっという間に明日が来てしまいそうでドキドキする。新刊は売れるのだろうか……という心配もあるけど、いつも通りやりたい。

という感じでコミケ準備を進めています。会場に行かれる方はお互い暑さに気を付けて過ごしましょう。明日の東5ホール・フ50bでお待ちしています!

休職してました

桐生あんずです。

タイトル通りの話なんですが、今年の1月半ばから6月まで休職してました。

小規模にやっているSNSやお世話になった知人たちには既に伝えていたのですが、ブログや Twitterで書くのはちょっとした後ろめたさがあり終わったら書いてみるかとずっと考えてました。ついに書くことができるようになりちょっとホッとしています。

休職中のこと

いわゆるメンタル起因の私傷病休職というやつで、休職直後はかなりしんどかったです。少し動けるようになっても数日動けなくなるといった繰り返しでしばらく過ごしていました。その時はあんまりネットを見れる気にもなれなくて、ブログを書くのもかなりハードルが高い行為になっていました。

産業医の先生からの「とにかく今は休むことが大事です」という指示に従って休み続けていたところ、3月中旬くらいから少し動けるようになって YAPC や RubyKaigi などにスタッフ参加でお手伝いをしたり友人の家に泊まりに遊びに行くといった外での交流ができるようになっていきました。
その時に事情を知らなかった人も知ってくれていた人もいつも通り接してくれたのがとても救いになっており感謝の気持ちを伝えたいです。

少し回復した後も一進一退という感じで過ごしていき、なんとか7月から復職することができました。

働くことについて

人によっては休みがあればあるだけ遊べるタイプの人もいる、と聞いたことがあって自分もそっち側かなあと休職前は思っていたのですが実際はちょっと違ってました。 今は休める環境にいさせてもらえてるけれど、ここからまた今までのように働くことはできるのか?と不安になることが何度もありました。 Twitter などを見ていて元気に働いている人の姿を見るとかなり不安や焦りを感じるようになっていました。

この感情についてはかなり悩まされたのですが、休職中に読んだ先崎学先生の「うつ病九段」を読んで自分と近いようなことを感じてる人がいたんだと知れて少し気持ちが楽になったのをよく覚えています。

惨めだった。あまりにも惨めだった。たしかに入院中も九月もひたすら散歩の時間も自分がひどく惨めに思え、地団駄を踏み、クソッ、クソッと思いながら歩くのが常だった。しかし、この時に感じた惨めさは、そんなものとはまた違う、リアルな惨めさだった。元気になった分、嫉妬するだけのエネルギーが出てきたということもあるかもしれない。なんで俺だけこんな……。そう思うと涙が出た。
(うつ病九段・79ページより引用)

正直今も少し不安ですが、職場の方々が復帰プログラムを考えてくださったり、慣らしとして今は時短勤務をさせてもらっています。このままリハビリを続けて元に戻っていきたいです。

そのほか思ったこと

休職中思ったことは色々あるのですが、見るからに貯金が目減りしていく期間があったのが辛かったことの一つでした。

友人ののみぞうさんが書かれている記事でそれについて詳しく説明してくださってるのですが、休職中は給料は出ないため健康保険によって振り込まれる傷病手当金が出ることになります。

note.com

しかし、申請した傷病手当金が振り込まれるのが二か月以上かかる可能性があること、私傷病休職の場合は社会保険料は払い続けなければいけないこと、休職の証明に必要な診断書(約5000円くらい)を自腹で払う必要があることなどの理由で、結構お金が飛んでいきます。
なので貯金がない人にとっては地味に辛いポイントだなーと感じました。友人が休職を考えていたらこの話はしておきたいなとなりました。

病気やけがで休職して収入がなくなった人は、申請すると健康保険の方から傷病手当金というのが出ますんで、それをあてに生活する人も多いと思います。

しかし、社会保険料は別で払い続けないといけないので(今まで給料で天引きされていたものが、天引きされる給料がなくなるので請求書として届く※タイミングは会社によるらしい)私の場合だと差額はヒトケタ万円/月くらいになりましたね…もちろん人によるとは思います。しかもお正月挟んだせいか初回の支給に3ヶ月以上かかった。色々タイミング悪かった。
休職してました|のみぞう

これは自分の不手際ですが、休職直後は事務手続きをする元気が全くなかったり通院時に申請に必要な診断書を作ってもらうのを忘れていたりで、傷病手当金の申請までにも地味に時間をかけてしまいました。
そんなこともあり、自分の場合は1月分の傷病手当金がきたのは4月でした。 もし休職を考えている方がいらっしゃったら傷病手当金の申請だけは無理してでも早めに行うことをおすすめしたいです……。

さいごに(と宣伝)

あまり大きな声で言えないまま半年間休んできましたが、会社の同僚や友人たちの関わりのおかげもありなんとか社会復帰することができました。

また、この半年間あまりブログを書けなかった代わりに毎日個人で日記を付けていました。その日記を本の形式にまとめたものをコミックマーケット102で頒布したいと考えています。2日目の東5ホール・フ50b にいる予定です。

今回はこの記事を読んで気になってくださる方もいそうな予感がするため、電子版を先に販売しようと思います。(以下のリンクから飛べます)

kiryuanzu.booth.pm

そんな感じです。色々ありましたが、改めて生活を頑張っていけたらなと思います。

ゼルダの伝説BotW を進めている

ティアキンで世間が盛り上がっているのがちょっと気になり、ソフトだけ買って放置されていた前作の方であるブレワイを始めてみた。

最初はとにかく操作が慣れなさすぎて自滅しまくっておりあまりの下手さに横でプレイングを見ていた彼氏からちょくちょくドン引きされていた。私も自分の下手さにびっくりしていた。それでもなんだかんだで面白くなりそうな予感がして始まりの台地を抜け出してカカリコ村やハテノ村に行く段階になってきたところで自由度が高まってのめりこむようになってきた。

こういったオープンワールド系のアクションゲームをほとんどやらない人生を送ってきており本当にクリアできるのか当初は心配になっていたが、本編の神獣クエスト以外にもマップ埋め作業や素材の採取やサブクエストを進めるのが結構楽しくて気付いたら延々とやってしまっている。虫やキノコを採取したり村を作ろうとするクエストがあまりにもどうぶつの森すぎて笑う。王道RPGというよりかはどうぶつの森牧場物語にはまっているときの感覚に陥っていそう。

不安だった神獣ボス戦も意外と倒せることがわかってきて神獣ダンジョンのギミックに困り果てながらもなんとか進められている。ミファーとリーバルがかなり好き。現代組だとルージュもかなり良いキャラだなあとなる。というかゲルドの里全体の雰囲気がほんとよくてつい立ち寄ってしまう……。この調査記事がめっちゃ好き。

news.denfaminicogamer.jp

あんまりゲームを進める元気がないなあと思う時でも、何も考えずに素材を集めたり適当にフィールドを散歩して祠集めをだらだら進められるのもかなり好きなポイントである。サイハテの島に入った瞬間に道具を全て奪われて試練が始まったときの衝撃はかなりわくわくした。採取を頑張れば意外と楽に進められるのもブレワイの良さっぽくて好き。

今のところ神獣クエストは3つ終わらせて残りは雷の神獣のみ。ただ内部のギミックが難しくて手間取っている……。そこさえがんばってこのまま進めていけば今月中にはメインストーリーをクリアするところまでできるかもしれない。

そもそも今までアクション謎解きゲームにあまり興味が沸かずゼルダの伝説シリーズをまともにやったことがなかったんだけどここまで面白いゲームだとは思わなかった。苦手意識があるゲームでも思い切ってやってみるものだなあとなった。ティアキンの方も余裕があればこのままやりたい気持ち。英傑組のストーリーももっと追いたいので厄災の黙示録もちょっと気になる……。

RubyKaigi 2023 にヘルパースタッフで参加してきました

桐生あんずです。
Twitter での様子を見ている方はご存じかもしれませんが今年も RubyKaigi に参加してきました。 去年に続き3日間開催となっており前日入り含めて 5/10 ~ 5/14 の4日間というそこそこ長めの滞在をしました。先ほど帰ってきて正直かなり眠いんですがこの熱量は今放出した方が気持ちよさそうなので早速レポートを書き残しておきます。

初のヘルパースタッフ参加をやってみた

今年は長野県松本市での開催となっており、2017年から RubyKaigi に参加してきた中で初の地元県開催でした。
これなら長野市の実家に帰省してからそのままシュッと現地移動もできそうで今までの中で移動難易度も易しめで、「このような機会は中々なさそうだな……」となり、今までの恩返しも兼ねてヘルパースタッフに応募して初めてのヘルパー枠として参加することになりました。

やったこととしては前日入りして会場設営のお手伝い、当日は主にノベルティを配ったりオープンスタジオ(#rubykaigiC)の見守り業をしていました。ノベルティエリアにいるときはたくさんの参加者が通っていくのをずっと見守っておりコミケのサークル参加してる時の風景みたいだ……となっていました。

5年ほど参加してきましたがTシャツを配る側の風景は見たことがなかったので新鮮で面白かったです。ノベルティの一つだった八幡屋磯五郎のピラミッドは私が直感で組み立てたやつです。

オープンスタジオにいたときは発表を聞きながら参加者さんの席誘導などを主にやっていましたが予想以上に人が入ってきて立ち見が発生するぐらい混雑するシーンも何度かありどきどきしましたが回りのスタッフの方にたくさんフォローしていただきなんとか怪我人も出ず終えることができ良かったです。

さすがに一般参加の時よりかは落ち着いて発表を聞くのは難しいところでしたが、気になっていた発表だったyuma sawai さんの Develop chrome extension with ruby.wasm を見ることはできたので良かったです。wasm の話を聞いてみたいというのもありましたが発表者の方が去年の Hardening で知り合った学生さんの方で RubyKaigi に登壇されているのを知りとても気になっていたのでした。発表の中でも Hardening について触れてくれていて嬉しかったです。

Cホールの発表はほかにも面白そうなものが多くありアーカイブでゆっくり聞きたいところ。ReDOS の発表はかなり丁寧に説明してくださっていてもっと深堀ってみたいなーとなっていました。(発表者さんは Flatt Security の方で以前研修でやったKENRO のサービスの会社だ! となりテンションが上がっていました)

また、今回は「スタッフ業やってるんですね!がんばってください!」的な感じで以前会ったことがある方やネットで面識のある方などからけっこう声をかけてもらえて嬉しかったです。

スタッフ業でやりつつ、今回やっていた企画も色々見てきました。Ruby本著者の方々からのサインをいただき#authorsrb のスタンプラリーしおりもちゃんともらえました。絵柄がかわいい。

他にもスタッフ周りの話で書きたいことがありますがいったん別の話題に移ります。

過去一番英語って楽しいかもとなった

今回は同じく長野県出身エンジニアで現在はカナダに在住されているぱんさんと一緒に行動することが何度かありました。ぱんさんには RubyKaigi 初参加のお友達のあきなさんを紹介していただいたり、オフィシャルパーティで知り合った mekinsie さん(ハワイからやってきたとのこと!)と仲良くなるために通訳でフォローをしていただいたりなどとてもお世話になりました。

最初は英語で交流するのが難しくてあわあわしていたのですが、3日目のお昼ご飯でアニメやゲームの話でふと盛り上がり、mekinsie さんがヴァロラントや任天堂のゲームが好きなことが分かってめちゃくちゃテンションが上がってしまいたどたどしくも英語で楽しく話すことができました。

他にも、Ruby Committers and the worlds のほぼ全編英語トークの様子を見てこんなことを喋ってるのかな?と頑張って考えながら聞くのも結構楽しかったです。

このような感じで英語をもっと身近にしたい気持ちが高まってきて duolingo を久々に起動するなどしていました。持続するために他の勉強方法も見つけてみたい……。

カンファレンス交流楽しい

今回は 約1200人ほどの方が会場に来られているとのことで、三重の時にはやれなかった飲食系のアフターイベントの復活もあったからかかなりの人とお話できて本当に良かったです。

2日目には Leaners さんの drink up に行ってきてたくさんの日本酒が置かれていてかなりすごかったですがなんとか破滅せずに帰ってきました。
そのイベントの中では長野県在住のエンジニアの方々とたくさんお話しする機会があってとても良かったです。Ruby を触っている長野の会社さんが学生時代よく通っていた施設にあることを知ったり長野県の高校事情も話せて久々にローカル感あるトークができました。

3日目は去年に続きピクシブさんの Ruby Music Mixin にも顔を出してきました。人と話すもよし(クラブハウスなので声を頑張って出す必要はある)、音楽に合わせて何も考えず頭を振ったり踊ったりするのもよしなノリで楽しめるので結構好きなイベントです。 知ってる人々がDJ / VJ したり踊りまくっているのを見れるのもかなり面白い。

まとめ

初めてのヘルパー業でどうなるかドキドキでしたが、当日は同じチームになった友人の炬燵ちゃん、ローカルオーガナイザーの魔王さんの3人チームで和気あいあいとやることができてとても楽しかったです。

力仕事も結構あって疲労する場面もありましたが、一般参加とはまた違った交流がたくさんできた印象でした。

去年までは、そらはやかすみんさんを始めとしたKMC のネットワーク班の人たちの様子を外から見守っていたけれど今回はちょっとだけ距離の近いところで見れたのも楽しかったです。今までは壇上に上がっているみんなを見ていたけれど一緒に上がることになったのはちょっと感慨深いかもしれない。

全部が終わってしまった4日目もなんだか名残おしくなって一人で街中を歩いて駅や会場まで行ったりしながら 野生のRubyist を見つける遊びをしていました。15分ぐらいで5人ぐらいの方と会えてすごかった。

今までは4日目といえばぼろぼろになって何もできないまま帰るのが自分の定番だったのですが今回はこの空気をまだ味わっていたいと思ってしまい不思議とまだ元気があります。

実のところ、自分はそこまで地元に対して良い思い出が少なくあまり全力で地元ラブな感じではないんですが、Rubyist の人たちが長野を全力で楽しんでいる姿をたくさん見れて以前よりも地元の県に対して愛着が沸いてきたかもしれません。
長野県 Rubyist の人たちとの集合写真にも混ぜていただけたのも長野県界隈の一員になれた気がして良かったです。近いうちに Nagano.rb に遊びに行こうかなと考えています。

KaigiEffect 的な話をもうちょっとすると、今回の LTで発表されていた相生ゆらちゃんとお話しできて技術面でも交流面でもアグレッシブに動いている姿がかっこよすぎてとても元気をもらえました。私もこういう感じに技術の話がしたすぎる……となり個人開発の新しいネタに手を付けてみようとなっています。

とにかく色々な影響を受けることとなり来年の沖縄まで頑張っていくぞと背中を後押しされた回でした。

そんな感じです。沖縄でまた会いましょう~。

ブルーアーカイブのはなし

ブルーアーカイブのストーリーを現時点のところまで完走したので感想を残しておきます(遠慮なくネタバレをしている箇所があるので気を付けてください)。

周囲がやっているのを観測していて、なんとなく気になりだして一月くらいに始めた。始めてすぐはストーリー完走するまでの熱量に達していなかったけれどふとここ最近になって再開したらエデン条約2章~ラストまで数日ぐらいで駆け抜けて終わってしまった。次の展開が気になるばかりに高速タップで読み進めていたのだけれど、今振り返るととても良い展開ばかりでもっと丁寧に読んでもよかったのでは思っている。

ピンポイントに刺さったのは、エデン条約編でのミカの扱い方やFinal3章の「はじまりの物語」でありえたかもしれないBADルートのスチルを連続で出してくるところ。後者はびっくりしすぎて3回ぐらい見返してしまった。(長くやっている人からしたら4thPV で見覚えのあるシーンだったと思うんだけど自分はPVの存在を知らず完全初見の状態だった)
世界線スチル、過ちを犯したミカの絶望と狂気が合わさった表情や補習授業部という居場所を見つけられなかったハナコの描写がゾクゾクして好きです。

色んな人がブルアカの感想で述べているのを見るんですが、ミカというキャラクターの描き方がとても多面的で一つの属性で言い表せない重たさを持っててすごく良い。エデン条約編が終わってからも彼女の今後の動向が気になってしまうし、ガチャが出たらそりゃ引きたくなる……。もうちょっと早く始めていれば期間限定に間に合っていたのでとても惜しい気持ち。

ブルアカの個人的に面白いポイントとして、世界設定の説明がわりかし抽象的になっているのがある。
この女の子たちは異常に硬すぎるので人間ではなさそうだけどどうやって産まれてくるんだろう?とかそもそもヘイローとか翼とか動物耳がなんでついてるの?みたいな根本的な設定が気になってくるんだけれど、そこを本編では明確に説明しないのがプレイヤー側を目の前の物語に集中させる要素にもなってる気がする。
(自分が知らないだけで設定資料集とかで言及があるんだろうか?)(モモトークの話の中でモブの親子が一瞬だけ現れたので家族という概念自体はありそう)

好きなキャラはミカ、セリカ、ツルギ、ネルで手持ちにいないミカ以外はよくメインメンバーとして使っている。ツルギとネムは最初は見た目が怖い印象が強かったけれどストーリーやモモトークを進めたら可愛すぎて推しになってしまった。セリカ最初はあずにゃんにしか見えなかったけど使っていたら愛着が沸いて好きになった。巫女服バージョンも無事ゲットできてうれしい。

いったん最終章という体で話を終わらせたので今後の展開がどうなるのか気になるところだけれど、まだまだ伏線回収できるポイントはありそうなのでまだまだ続いてほしい。最新の話が出るのをレベルを上げながら気長に待とうと思います。

YAPC::Kyoto 2023 にスタッフとして参加した #yapcjapan

桐生あんずです。先週末に開催されたYAPC::Kyoto 2023 にスタッフとして関わらせていただきました。

yapcjapan.org

こういった大きめなカンファレンスのスタッフ業自体が初めてて新鮮なことがたくさんありめちゃくちゃ楽しかったので色々書き残しておきます。

前日の様子

前日の集合時間は割とゆっくりめに指定されており12時頃に会場に着きました。初対面の方や久々に話す人が多そうでちょっとドキドキしていましたが、みんなで明日に向けてがんばるぞ!!といったような文化祭チックなムードにあてられていきなんだか楽しくなって緊張感は消えていました。

その日はノベルティをバッグに詰める作業をしたり前日祭を後ろで見守るなどをし、一部のスタッフメンバーととんかつ一番のとんかつ定食を食べて解散しました。(酒を飲みたい気持ちもありつつ起床失敗するのが怖すぎておとなしくホテルに戻りました)

そこそこに疲れていたのか22時は寝落ちして次の日を迎えていました。

当日の様子

朝6時にアラームで目が覚めて準備をし集合時間に無事間に合うことができました。運営メンバーの id:kfly8 さんから「朝がピークです」と言われていた通りで会場設営や受付などでとにかくせわしない感じになっておりコミケのサークル参加やHardeningの設営時の様子を思い出していました。

受付が落ち着いてからは 1F の Scrapbox ホール by Helpfeel の番人になっていて会場リーダーの id:masawada さんからの指揮を受けつつ司会役を担当してくださった id:nagayama さん、りーうさんと一緒にスピーカーさんの発表を見守っていました。

さすがに朝よりかはゆっくりできていても、ちゃんとタイムキープ業が遂行できるかドキドキしていたり開始・終了時間をきっちりできるか気にする必要があって、第3セッションを越えてぐらいからやっと気持ちが落ち着いてゆっくり聞けるようになりました。

スタッフ業をしていると、知っている方を見かけてもちゃんとお話しできるタイミングが中々なかったのですが、会場全体の様子を前から見渡すとたくさんの人が見に来てくださってその中には今までお世話になってきた方の顔も見れるという状況はとても嬉しいものがありました。

また、今回コアスタッフのお仕事をやる中で母校の法学部教授の宮脇正晴先生と情報理工学部教授の上原哲太郎先生がゲスト対談する「法と技術の交差点」という企画に最初から関わらせていただいておりどんなセッションになるのかドキドキしながら見ていました。

本番では、先生方がとても楽しくお話ししてくださり id:pastak さんのナイスな司会進行もあって密度のある50分となっていて聞いていて本当に楽しかったです。在学時の授業の雰囲気をなんとなく思い出しながら話を聞いていて懐かしい部分もありました。

TLや開催後のブログでもとても素敵な感想をたくさんいただいていてこの企画を成立させることができて本当に良かったなと思いました。登壇について快諾してくださった上原先生、宮脇先生、安定感のある司会をしてくださった id:pastak さん本当にありがとうございました。

(id:toya さん、id:daaaaaai さん、ブログでセッションの内容について触れてくださりありがとうございます!) toya.hatenablog.com dai.hateblo.jp

初めてのスタッフ業であまり落ち着けずゆっくりとスピーカーさんのセッションを聞くのは難しいものがありましたが、配信が公開されたらゆっくり聞いてみたい内容がたくさんあって情報量の詰まったイベントだったと思います。

また、キーノートの id:onishi さんの話を聞いていて思ったこととして、今はすごいキャリアを積まれているエンジニアの皆さんにも若い頃が存在していて苦悩しながらも変化しつつ仕事を続けてきた歴史があるのだなとなりました。

それが印象に残ったのも、ここ最近悩むことが色々あり「この先の自分ってほんとどうなっていくんだろう」という漠然とした不安がずっと付きまとっていて過ごしていたのがあったからでした。不安ではあるものの、技術に関わること自体が好きな気持ちは変わらないまま残っているしやっていきたいようにやっていこうと元気をもらえたイベントでした。

イベント後の打ち上げでは同僚の方とじっくり話せたことで色々不安だった部分に対して一歩進めそうな気になってきたのも良かったです。 今思えば京都にいたころはこうやって終電の概念を無視して人生相談に乗ってもらったり酒を飲んだりする機会がたくさんあって元気をもらっていたんだなあと思い出して大変懐かしい気持ちになりました。

段々人生の自語りになってきてしまったんですが、こうやって元気をもらえたのもYAPCに関わってこそだったと思います。まじで素晴らしいイベントなので次回も何らかのサポートができたらなという気持ちです。今回スタッフをやってみてカンファレンスのお手伝いでどんなことをするのかも知ることができたので、この経験を糧に別のイベントでも何か貢献できたらなあと考えています。

今回スタッフとして迎え入れてくださった運営メンバーの皆様、本当にありがとうございました!