桐生あんずです

日常やプログラミングについて書いています。

川とピクミン

桐生あんずです。

これは川見てる Advent Calendar 2021 の18日目の記事です。 17日目の記事は id:walkure さんの「鴨川🦆べりで今日から始めるCircleCI - (。・ω・。)ノ・☆':*;':*」でした。鴨川懐かしいな〜と思ったら CircleCi 講座が始まって一粒で二度美味しい記事だなと思いました。私も 業務で CircleCI に大変お世話になっているので仕様について復習できてありがたかったです。

上記の記事で鴨川の写真を見て改めて感じたのですが、京都を離れてから川を見るために出かける、といったことはかなり少なくなりました。 一応近所に川はちらほらあるのですが、あまり情緒はないものです。

そんな中、「川」というキーワードを見て最近の自分が思い浮かべるものは「ピクミン」です。 なぜピクミンなのかというと、先月からピクミンブルームという万歩計アプリゲームを始めて歩数を稼ぎながらピクミンを集める生活を送っているのが関係しています。 このゲームでは、現実のマップとリンクしており、レストラン生まれのピクミンや公園生まれのピクミンなど分類されています。さらには、生まれた場所に合わせてピクミンの姿がちょっとだけ変わるので、それがコレクター心をくすぐられる仕様となっているのです。

その種類の一つとして「水辺」のピクミンがいます。名前の通り、川や海に生息しているピクミンで、ルアーを背負った姿をしていてなんとも可愛らしいです。 f:id:kiryuanzu:20211218120211j:plain

彼らが近所の川からたびたび発生するのが面白く、普段は川を気にしない生活を送っていますがピクミンが生まれるとちょっとだけいつもより川を意識してしまうのでした。

特に落ちはないのですが、最近の「川」に関する自分のエピソードはこんな感じです。もう少し生活が落ち着いたら京都の川を見に遊びに行きたいです。

次回の記事は id:walkure さんです。19日~22日の記事の担当者がまだ空いているので、気になった人はぜひ参加してみてください!

Hardening 2021 Active Fault 参加レポート

この記事は Classi developers Advent Calendar 2021 8日目の記事です。

前回の記事は id:kazumeat さんの「リモートワークのための質問力向上研修を実施しました」でした。

こんにちは、桐生あんずです。 同僚からお誘いをいただき、去年に続きHardening本戦にチーム参加してきました。今回も振り返りレポートを書いていきたいと思います。

去年の記事は以下のものになります。 kiryuanzu.hatenablog.com

Hardening とは?

一言で説明するのが難しいのですが、もし自分が知らない人に向けて説明する際は、サイバー攻撃からサービスを守りつつ限られた時間の中で売り上げを伸ばしていくことがメインとなるセキュリティ系の競技だと伝えています。 公式サイトの募集要項ページでは以下のように説明がされています。

Hardening競技会は、基本的に、チームに託されたウェブサイト(例えばEコマースサイト)を、ビジネス目的を踏まえ、降りかかるあらゆる障害や攻撃に対して、考えうる手だてを尽くしてセキュリティ対応を実施しつつ、ビジネス成果が最大化するよう調整する力を競うものです。

前回・今回を経て痛感しましたが、競技中は様々な攻撃や障害、想定していないエラー、大会運営からの呼び出しなどが発生しずっと目が回っているような時間を過ごすことになります。それに加えて普段体験できない立ち回りを担うことができたりと、普段の業務とはまた違った経験を味わえる競技という印象です。

大会参加前の準備

チーム単位での準備は所属チームのリーダーののみぞうさんが大変丁寧にまとめていただいております。 yawaraka-sec.com

特に、記事の中で紹介されている MTG 冒頭のチェックインボードの記入タイムの取り組みはアイスブレイクとしてすごく良いなと思い、チームメンバーそれぞれの個性を知る助けにつながったと思っています。事前に調子の良さや悪さ、余裕の度合いなどを知れたことでコミュニケーションしやすかったです。

MTGの冒頭で「チェックイン」として、1分で今の状況や気持ちを表す部分に自分のアイコンを移動させ、その後順番に指名をして全員が挨拶も兼ねてちょこっと話をする。というのを必ずやってました。

競技前の提供サービスとしてイエラエセキュリティ さんから Hardening における振る舞いを質疑応答形式で伝授していただくという大変貴重な経験にも恵まれました。

個人的な準備としては、当日中にスムーズにログの調査を行うための知識のインプットとして「セキュリティのためのログ分析入門」という本を読み返して不正なアクセスがあった時のログの調査の流れを確認して個人の Scrapbox に当日やるべきことをメモするなどしていました。(後述しますがあまり役には立てなかった……)

大会当日にやっていたこと

細かい攻撃内容等は競技内容のネタバレになってしまうので、抽象的な内容ばかりですが以下のような振る舞いを意識していました。

マーケットプレイス企業とのコミュニケーション役

当日のマーケットプレイスではバラクーダさんの WAF を購入し、導入や問い合わせ周りのコミュニケーションは自分が全て受け持つようにしました。メールで証明書を送るやりとりや DNS の変更など、細々としたタスクがあり環境の都合で自分がすぐに動けなさそうなタスクは他メンバーと連携して対応を進めることができました。担当者さんも大変親切な方で、攻撃が発生してこちらが困っている旨を伝えた時に、今できる対応策を伝えてくださったりと密にコミュニケーションできたのが大変印象的でした。

他メンバーのサポート役

大会恒例の運営呼び出しイベントが今回も発生し、指定された時間までに資料を準備する必要がありました。

しかし、呼び出し対応をするメンバーの2人のうち1人がちょうど運営のインタビューを受ける時間帯で数十分不在となり対応メンバーが1人のみになってしまう局面がありました。残った方が他のメンバーに「誰か一緒にやってくれる方はいませんか?」とボイスチャットで呼びかけているのを見て、他のメンバーも忙しそうで手が回らなそうだった気配だったので、自分が資料作成の手伝い役として関わるタイミングがありました。 ただし、やれたことはそのメンバーの作業を一緒に見守ったり資料の細かい修正ぐらいだったので、「助けになれたのだろうか……」と申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが振り返りの時に「めっちゃ助かりました」とフィードバックをいただき、あの時手をあげることができて良かったなと思いました。

他にも、競技前に提出する必要のある振り返り資料作成の旗振りなど他メンバーの手が回っていなそうな作業を進んで行う役割をやっていた時間が多かったように認識しています。

反省点

上記の役割に時間を割いていたこと、そして自分の実力不足もあり肝心のログ分析や不正アクセスの検知などは他の技術担当メンバーに任せっきりになってしまいました……。前回も同じ課題感を持って帰ったことを覚えているので克服できなかったため落ち込んでいます。問題が起きて一人で困っている人がいたら、対応できそうな人につなぐといった役割は前回に続き意識することはできたと思いますが、次回があるならもっと自己対応する力をつけていきたい所存です。

他にも、CMS ツールの操作に手こずっていたマーケ担当メンバーのサポートをもっと自分が進んでやるべきだったのでは?と考えれば考えるほど反省点が出てくる状況です。

まとめ

反省すべき点は多くありますが、前回と比較すると「何もわからず周りに頼って終わってしまった」という状況から、今回は主体的に動ける局面を多少増やすことができた実感があります。 また、準備期間中からずっとチームメンバーと円滑なコミュニケーションを取って競技に参加することができ、去年に続き楽しく終わることができた印象です。気軽にコミュニケーションできる空気づくりを用意してくださったチームリーダーののみぞうさんを始めとして、一緒に関わってくださった方には感謝の気持ちが尽きません。

また、結果は11位中5位でした。細かい結果は以下の通りです。(チームメンバーから掲載許可をいただいています) f:id:kiryuanzu:20211208112441j:plain そして、大変ありがたいことにイエラエセキュリティさんから副賞としてブルーシールのアイスを贈呈されました。チームの打ち上げでぜひいただきたいと思います!

改めて Hardening 関係者の皆様、チームメンバーの皆様本当にありがとうございました!今回の経験を振り返りつつセキュリティ関連の知見を溜めて今後の Hardening イベントにも関わっていきたいです。

Classi developers Advent Calendar 2021 の9日目の担当は id:ruru8 さんです。楽しみですね!

現実における異世界転生シミュレーション

コミケに向けて本を作る中で大学時代の思い出を色々思い起こしているのだけれど、以下のツイートの出来事をふと思い出した。

新しい環境に入る時にコミュニケーションの失敗をやってしまったことが過去に多々あり、ここ数年ぐらいで新しい環境に入るたびにその反省を生かして振る舞うことで以前よりも場に溶け込むことに負担がかからなくなってきたように思う。 自分が変わったというか接する人たちが優しい人たちばかりだったり大人な人が多いという要因があると思うけれど、そうであっても自分もできるだけより良い振る舞いを心がけようという意識が強まりつつある。大人というか、社会的なコミュニケーションっぽい。

この失敗体験をもとに新しい環境で一からやり直すロールプレイングはなんとなく異世界転生ものの話に通ずる気がしているなと突然思い始めた。彼らも前世における失敗を経て新しくやり直してるんですよね。無職転生を毎週楽しみにしながら視聴している状態なのでこういう発想に至りがちになっている。

ちなみに今期は他の異世界転生もの枠として「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」というアニメを見ている。そちらは主人公が前世で積んだスキルを存分に生かして女神から与えられた暗殺ミッションを遂行するぞ!!という話なのだけれど、才能レベルで会得している魔術スキルや文明の乏しい異世界で無双するための商才スキルも現れ始めててとにかく無双する状態になっている。結構前に見ていた「神様に拾われた男」のテイストに近い。こちらはシリアス要素があるはずなのだけれどとにかく主人公が強くて速攻で女性陣からモテ出すみたいなシーンがあるとテンプレ感を感じてしまってギャグっぽい気持ちで見てしまう感じがある。

こういったことを書いていると、自分が好きな異世界転生ものは前世に反省経験があって今世でも完璧に振る舞えるわけではないけれどできるだけうまくやろうと頑張っている話がちょっと自己投影できてやはり好きなんだと思う。今一番ハマっている無職転生も魔法の才能バリバリだったり魔眼っぽい特殊能力を得たりして異世界転生もののテンプレ要素はたくさんある気はするけど全体的にクオリティが高くてあまり気にせず見続けている。他の異世界転生アニメだと慎重勇者も好きなのでいつか二期をやってほしい。最終的にアニメ語りをしまくる文章になってしまった。

12年間連れ添った実家の犬とお別れをした

正直まだ全く受け入れられないけれど、この感情を言語化するタイミングを逃したら更に引きずるように思えたので、今書き残すことにする。 (動物の死の話に言及した内容なので、そういった描写が苦手な方は非推奨の記事です)

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ピクミンブルーム

先週からピクミンブルームを開始し始めた。位置情報系ゲームは IngressポケモンGOなどちょくちょく遊んでいたけど、歩数計機能を取り入れるだけでここまで新鮮なゲーム体験ができるのか〜と面白がりながらゲームを楽しんでいる。

今週末はコミュニティデイということで普段よりゲームを進めやすそうだったので歩きまくったところ、両日とも10000歩超えることができて良かった。

平日に中々遊べなくて困っていたけれど、手持ちの Garming と IPhone のヘルスケアアプリの連携をしておけば家で運動している時の歩数も計算してくれることが分かってこれなら平日も少し歩数を稼げそうなことが分かった。外に出る余裕がなくても、室内でアニメを見ながらウォーキングするという技も使えそうなのでやっていきたい。

そういえば本家のピクミンは味方も敵もファンシーなキャラデザインな者が多い一方で、儚い命のやりとりが行われる生と死が隣り合わせのゲームという少し残酷な要素も持ったゲームという印象があるのだけれど、今回のゲームでは死の概念が消えて割と方向性が変わったようにも見える。このゲームから興味を持ったユーザー的にはどういう印象を持つのかちょっと気になる。

あと、本家で舞台になっている星も地球の文明が滅んだ以後の世界という考察がうろ覚えだけれどあったはずで、今こうやってピクミンと遊んでいるけれどいつか人類が滅びた後もこのピクミンたちは残り生息し続けるのだろうな……と勝手に妄想を膨らませてしまう。

また、ピクミンといえば敵キャラのチャッピーの見た目が好きなのだけれど今回は登場するのだろうかとも気になっている。捕食要員として登場したら少し困るけれど、ピクミン2に味方になるチャッピーもいたはずなのでそういう感じで登場して欲しい……。

そういった本家ネタのことをごちゃごちゃと考えつつも、運動するモチベーションや外に出歩く動機が生まれて良いゲームだと思う。

コミックマーケット99にサークル当選した

またちゃんとした記事で情報を出したいと思いますがまずは頭出しだけ。

C99 に受かっていました。前回に続き評論島の住人になります。サークルマップをよく見たら誕生日席デビューしていたことを知りこの時点からすでに戦々恐々としています。

新刊自体は今すぐ書けそうな章は書き進めつつ他の章も構成を組み立てながら進めている段階で、(うまくいけば)12月中旬に入稿予定です。

内容は以前出した留年本の完全版を出すことになりそうです。

kiryuanzu.booth.pm

以前 Twitter で公募した留年経験者130人のアンケートをまとめて分析・紹介するコーナーを前編とし、後編では前回の本で主なトピックとなっていた私自身の留年にまつわる体験談を色々と書き足す予定です。

社会人になってから初めてのサークル参加になるので原稿作業をうまく進められるかドキドキしていますが、最近ブログを書くようになったおかげか文章を書き出すのがスムーズにできるようになった感覚があるのでこのまま突き進んでいきたい所存です。

 

映画版「きのう何食べた?」を観に行った

きのう何食べた?」の映画版が今週公開だったので観に行ってきました。

kinounanitabeta-movie.jp

感想は Twitter にも書いた通り、映画ならではの話の繋ぎ方をやりつつ、ドラマ版当時の雰囲気をうまく維持されていて大変良かったです。

 

客層は意外(?)にも若い人は少なく私の母親世代の女性が8~9割ぐらい。3~4人組の友達グループで来られている人もいれば旦那さんが付き添いで来ていると思われる夫婦の方達だったり、80代ぐらいのお婆さんとその娘の方(おそらく50~60代?)で見に来ている人がいたのも興味深かった。

上記の感想ツイートにも書いたのだけれど、面白いシーンがある時は観客のおばさまたちが上品に笑い出したり、真面目なシーンでは静かにみんな泣いていたのが印象的で、映画館の中で穏やかなお茶の間の空気が流れ出しており心地よく観続けることができた感触がある。

シロさんとケンジやジルベールと小日向さんのちょっと面白いシーンの時にウケが良いのはもちろんなのだけれど、想像以上に佳代子さんの登場シーンで観客のおばさま達が喜んでいたのが面白かった。佳代子さんが喋るたびに笑いが起こるレベルになっていて、誰にでも気さくに話す性格の良さと同年代の主婦という近しい属性がおばさま達のハートをキャッチしているのか……?と妄想を掻き立てるほどには気になってしまった。そういえば私の母親も佳代子さんを演じる田中美佐子さんの演技を大絶賛していたのでなにかと母親世代の心を掴むキャラクター性がありそうに思える。

今回の映画も、ドラマの時と同じテイストで原作の話を元にしつつも細部や話の流れを少し変えて進行していく。ただ、改変しすぎているわけではなく実写ゆえの会話のテンポを意識して進行していて、原作の時とはまた違ったコミュニケーションの生々しさをうまく演出していてすごいと思う。

ドラマの時もそうだったのだけれど、映画の重要な各シーンでつい自己投影をしてしまうというか恋人と一緒に生活を続ける中では避けられないであろうコミュニケーション周りのよくある話が大量に出てきて感情移入が止まらなくなり5~6回ぐらい上映中泣いていた記憶がある。

という感じで、期待通り楽しく鑑賞することができたので良かったです。作中に出てきた料理を作ったりしながらまだまだ余韻に浸ろうと思います。まずはローストビーフとぶり大根を作りたい。