桐生あんずです

日常やプログラミングについて書いています。

京大マイコンクラブに4月から入会しました&OB会でLTをしました

桐生あんずです。近況エントリです。

4月から京大マイコンクラブに入会しています。

www.kmc.gr.jp

 

どんなサークルかということですが、上記の公式サイトの入部案内ページによると

KMCはコンピュータを使って何かを創るサークルです。

具体的にはコンピュータを使ったゲーム制作、音楽制作、イラスト制作、 Webサービス開発、電子工作をはじめとする創作活動や、 競技プログラミング、情報分野の勉強会、 そしてサーバいじり等を行っています。 また、2010年からは部誌を毎年制作し、 上記の活動等を書籍という形で公開しています。

これらの活動を部員のそれぞれが思い思いに行いながら、 仲間と意見交換し、先輩から助言をもらい、互いに切磋琢磨して行く場がKMCです。

 

 といった物作りサークルです。「マイコン*1というネーミングからプログラミングサークルなのかな?と一瞬思ってしまいがちですがゲーム、イラスト、DTMなど「ものづくり」に関係することなら何でもやっているものづくりサークルです。なので物作りが好きないろんな人たちがいます。

1, 入った経緯

 大学5回生になってまで、なぜ新しいサークルに入ろうかと思ったかというと、私がプログラミングに触れるきっかけになった「1か月でWebサービスを作る勉強会」の主催者のid:hidesysさんがKMCのOBの方であり、京都のWeb界隈周りで知り合うことができたid:Pasta-Kさんやid:uiureoさんやid:sora_hさんも関わっているサークルで、そういったWebに強い人たちがワイワイしていて面白そうだなーと2017年の冬頃から思っていました。

そのような強い人たちがたくさんいそうで私のような初心者が関わっても大丈夫かな〜と思いつつ、4月に新歓があるという情報を聞き、「まだ一応大学生*2なんだしここはせっかくだから入ってみちゃおう」という半ば衝動的な気持ちで入部を本格的に考えることにしました。

ということで、Twitterの公式アカウントにDMを送り部室で行われていた新歓イベントに参加し、話を聞きつつ、周囲を見渡すとみんなパソコンをいじってゲームをしていたりコードを書いてて楽しそうだなあと思ったのでそのまま会費を払って入会しました。その後そのまま部室でコード書いてたか何か作業してた気がする。

あと、5回生だけど新入生扱いということでご飯を奢ってもらえました。良い話。

2, 入って良かったこと

KMCに入部してそろそろ2ヶ月が経ったという感じですが、その間の入って良かったことを紹介します。

2.1, ゲームを1日で作る企画に参加できた

5/6(日)にラピッドコーディング祭りという企画がありました。これは1日(実質発表時間の関係で4時間くらい)でゲームを作っちゃおうというイベントで、KMCの既存会員に方々にメンターをしてもらいながらコードを書くことができます。

今までゲームプログラミングをしたことがなくちゃんと作り終えるかどうか半ば不安な状態でこの企画に参加したのですが、id:tenさんやid:asRagiさんの手厚いアドバイスのおかげで、Processingで「アイドルの女の子が上下に移動して曲が30秒間流れていいねを稼ぐゲーム」を作ることができました。

www.nicovideo.jp

当たり判定の幅の計算で絶対値を利用するのが、しばらく数学自体から離れていた自分からするとすごい知見でした…。

そういった発見もありつつ、ゲームの流れに必要な変数や関数を定義していくことでゲームが作り上げられていくのが面白かったです。

Webサービスは目に見えてちゃんと動くものを作るのに多少時間がかかることもありますが、ゲームプログラミングの場合は、コードを書いてはデバッグを繰り返していく作業が多く、目に見えた変化がたくさんあって面白いなと思いました。

あと、発表後にお好み焼きを食べに行ったのですが、女子の新入生も混じった10人ほどの集まりで「大学最近どう?」といった世間話の会話は一切発生せず、食べ終わるまで「最初に触ったプログラミング言語」の話からそれらに関連する技術の話しか発生しない空間になっていたのがめちゃくちゃ良かったです。(言い方がアレになっていますが悪いことを言っているつもりではありません)

今はRubyKaigiの余波C言語の基本を勉強しているので、この流れでC#でゲームを作ってみることにも挑戦できたらと野望を企てています。(アイデアはあるけど、またまたオタサーの姫ネタなので万人受けするかは分からない)

2.2, Slackでのコミュニケーションが楽しい

KMCはコミュニケーションツールとしてPukiWikiとSlackを利用しています。

後者のSlackですが、何でも質問ができる「#beginners」チャンネルやメイン雑談の「#active」チャンネルを始めとして、「#◯◯(会員のID名)-memo」といった会員の分報チャンネルといったものまで存在します。もちろん競プロやゲーム作り、お絵かきについても好きに話せるチャンネルもあります。そのほかにも、たくさんのチャンネルが存在しておりとても賑やかです。KMCのSlackを覗くのが最近の良い暇つぶしになっています。

また、バイトや他の用事の関係でリアルの活動に参加できなくても、会員の方々がどのようなことをされているかをネットでチェックすることができるのでとてもありがたいです。

後、自分も「#kiryuanzu-memo」という分報チャンネルを作ってみました。Twitterで呟くほどではないけど言いたいことがある時に気楽に使えるので楽しいです。進捗報告などにも使ってます。 また、自分が作っているサービスについての助言やフィードバックをもらうこともできて、パブリックに出す前にも人から反応をもらうことでモチベーションを保って開発を進められるというメリットがありました。

2.3, 部室と新歓飲み会とOB会

リアルでのKMCとの関わりですが、バイトや授業の関係で平日の20時以降に部室に遊びに行ってコードを書いたりお酒を飲ませてもらったりボードゲームで遊ぶといったことをちょくちょくやっています。今月はまだ行けてないのでそろそろ遊びに行きたい。

部室に遊びに行くと、ゲームに集中している人もいれば、コードを書いている人、技術の話をしている人、お酒を飲んでいる人、ボードゲームをやろうという誘いを人々に持ちかける人、色んな人がたくさんいます。

その中で好きにコードを書いたり、何か別のことをしたくなったら他の人に構ってみたりすることができて居心地がとてもよくて好きです。

交流系のイベントだと、新歓飲み会とOB会にも参加させてもらいました。新歓飲み会では、SlackやTwitterでしかまだちゃんと関わっていなかった人と話すことができたり(オフ会っぽい)、2次会では京都Web界隈おなじみと噂のDEN-ENでタワービールを眺めることができました。

 

OB会では、恥ずかしながら先月開発したCrash ChatについてのLT発表をさせていただきました。

OB会の数週間前にSlackでLT発表者を募集しており、よくわからないままノリで手をあげたのですが、会場に入ったところ有名企業に勤めていらっしゃるエンジニアの方々や自分で会社を運営されている方が沢山いられる空間でめちゃくちゃびっくりしました。

その空間の中、「サークルクラッシュをご存知ですか?」というスライドを見せてウケが取れたので私は満足です。

(最近のKMCについての紹介LTが続く中、謎の制作物についてプレゼンをする発表をしてしまい他の発表者の方々に申し訳なかった気持ちもある)

 

www.slideshare.net

そんなことがありつつも、この発表のおかげでOBの方々に顔を覚えてもらい「面白かったよ」とのコメントを数人の方からいただくことができました。

また、来月も大阪Ruby会議01でLTをする予定(今からめちゃくちゃ緊張している)なので大人数の前でLTをする時の感覚を多少つかむことができて良かったです。

ちなみに、新歓飲みでもOB会でも飲み会終わりに鴨川に行きました。他のエンジニアコミュニティでもあるけど、なんだかんだで最終的にみんな「川」へと集まってしまう流れ、個人的にとても好きです。ちょっとしたエモさに溢れてる。

 

4,まとめ

今までIT系のコミュニティに関わる時は、勉強会やカンファレンスがメインだったので現役エンジニアさんなど少し年の離れた方々と関わる機会が多かったのですが、KMCに入ったことで同年代で物作りに興味のある人たちと関わる機会を作ることができたのが本当に良かったなと思います。

同年代といっても様々で、プログラミングだけに限定しても、これからプログラミングを始める新入生や既に高校生の頃からコードを書き続けている新入生、ゲーム制作をバンバンやってパブリックに公開している会員の人、競プロをやりまくっている人、電光掲示板を作る人、ISUCONやCTFに興味がある人、SlackBotを作っている人、インフラにとても強い人たち、Javascriptに強い人、PythonRubyをメインに書いている人、多種多様です。ぶっちゃけ全部紹介しきれません。

関わり始めてまだ2ヶ月ほどですが、会員の人それぞれがみんな何か興味があって面白いな〜と思います。もちろん物作り以外にも、ゲームやアニメ、Vtuberなどを追いまくっている人もいて、好きなことを追求してて良いなあと思います。

なので、思い切って入ってみて良かったです。夏休みも近いので今後も良い距離感で活動に関わっていけたらと思います。

そんな感じの近況でした。

*1:マイクロコンピュータの略称。いわゆる今のパソコンみたいな存在。私のお父さんの世代で使われていた言葉の模様

*2:なお、KMCは大学生じゃない人も入れるらしいです