桐生あんずです

日常やプログラミングについて書いています。

RubyKaigi 2022 に行ってきた #rubykaigi

桐生あんずです。RubyKaigi に行ってきました。 リアル参加は2019年の時ぶりで、懐かしさと新しさが入り混じった体験となりました。過去の記事は↓から辿れます。

kiryuanzu.hatenablog.com

導入の話

実は今回が社会人になって初めてのオフライン参加です。今までは Takeout で発表を視聴したり社の人たちが感想レポート書くのを眺めたりしていました。

そして今年はオンライン・オフラインの複合型開催ということで、なんとかして現地に行きたいな〜と思っていた際、社の方で今年入った新卒たちに RubyKaigi に行ってもらおうという話が持ち上がりました。そこで、「できれば RubyKaigi 周りに詳しそうな人も引率で行ってもらえるといいよね」という話になり引率者として私が選ばれたのでした。自分で言うのもあれですが、破滅等のエピソードをご存じの方からすると大丈夫か!? と思われそうな話ですね、はい。というか自分自身も心配になってました。だけど RubyKaigi には行きたいし行くからには後輩たちにも楽しんでもらうぞ!!という気持ちを込めて向かうことにしました。

開催日一ヶ月前あたりから社でお世話になっている id:iga_k さんからの RubyKaigi 予習会をやってもらったりみんなでホテルの予約や必要な申請手順を学ぶなどしていました。細かいことは以下のツイートの記事に一通りまとめています。

という感じで自分にとっては今までとはちょっと過ごし方の違った RubyKaigi がスタートしたのでした。

発表の話

今回もハイレベルな発表なばかりで刺激をたくさん受けました。特に以下の発表が記憶に残ったので軽く感想をまとめています。箇条書きでざーっと書き出した内容なので、もし理解が間違っているところがあったらすみません :pray:

  • Ruby meets WebAssembly - RubyKaigi 2022
    • Ruby の wasm 導入により Webブラウザやサーバーレスなどさまざまな環境で簡単に動かせるようになるよ!というすごく視覚にも訴えてきてインパクトのある発表。
    • 前半のデモでわくわくした後に後半の技術解説で一気にディープな内容になり実況勢がみんな一気に「わからないのがわかる」と言っていたのも RubyKaigi っぽい様相でよかった
  • Types teaches success, what will we do? - RubyKaigi 2022
    • RBS 周りの gem に対してどんどんやっていってるぜ、という感じでお手本のようなOSS仕草を次々と見せてもらった発表
    • オープンとなっているプロジェクトでの型の普及状況に対してもちゃんと調査されていていろいろと知れる発表だった
    • 私含めて、社の新卒たちもこの発表を見て PRチャンスやってみたい! と気持ちを高めていた
  • Do Pure Ruby Dream of Encrypted Binary Protocol? - RubyKaigi 2022
    • Ruby で QUIC という通信プロトコルを実装するためにはどのように進めていくのかを模索していったという内容で、なかなか難しいながらもアプローチを色々とやっていっていることが知れる発表
    • なかなかまだ実現に達してはいなくて難しそうだったんだけれど、1人でここまで取り組んで考察を生み出しいるところまでやっている事実がめちゃくちゃすごいよなーと思ったりした
  • Packet analysis with mruby on Wireshark - dRuby as example - RubyKaigi 2022
    • WireShark の dissector という 拡張機能Ruby で書けるようにしたい! といった内容でかなりニッチなところを攻めててすごいなーとなっていた。途中で会場のネットワーク障害が発生するというアクシデントが発生しながらもちゃんと落ち着いて発表していたというのもすごくて、印象深い発表となっていた。
    • CTF のパケット問題でよく使う WireShark がこんなところで出てくるとは思わなくて、それがなんか嬉しかったです(その後しおいさんとばったりお会いしてその気持ちを直接伝えることができた)
  • Why is building the Ruby environment hard? - RubyKaigi 2022
    • おそらく Ruby 入門者の中で一番イメージ湧きやすい発表だったのでは? と思っている
    • しばたさんによる Ruby のビルド失敗例集の話なんだけど、メンテナ視点でRubuビルド失敗あるあるの話から今後のバージョンで起きそうなビルド失敗事例集といったみんながとっ付きやすそうな話を一通りしてくれて安心感があった
    • ビルドエラーでつまづいた時はいつもしばたさんが登場する issue を見るのでいつもお世話になっています……という気持ちで見ていた
  • The Better RuboCop World to enjoy Ruby - RubyKaigi 2022
    • RuboCop についての現状とより良い使い方ができるようにするためのアイデアを述べられていた
    • RucoCop のルールに縛られすぎて経験者と新人の間でレビューコミュニケーションで時間がかかる……といった例はこれ新卒研修のコードレビューで見たことある気がする! という感じでしばたさんの話に続き距離感が近い発表で安心感を覚えた人はそこそこにいそう
    • みんな分かる! と思えるトピックだけれど丁寧に言語化するには難しい題材のものだった気がして、すごくじっくりと言葉を編まれて作り出した発表のようにと感じた
  • String Meets Encoding - RubyKaigi 2022
    • String#splitメソッドを早くするためにすごく実直かつ丁寧にチューニング作業を進めていった発表で、結構コアなところを見ているはずなのにすごく分かりやすく解説されていたのが印象的だった
    • その後のご本人のブログを読んだら色々裏話が書かれていて面白かった

年々発表内容について何をしているか分かるようになってきて(わからないところもたくさんある)、学生時代に比べても技術面においてもすごく楽しめるようになってきた気がします。

Rubyソースコード完全解説やRubyのしくみを読むをそろそろ読んでいい時期な気がするのでチャレンジしてみようと思います。

発表以外で印象に残った出来事の話

とにかく色々があったので高速ダイジェストのつもりでお送りします。

ホテルで Rubyist に遭遇しまくる

とにかく津駅のホテルに Rubyist が集結していて毎日のようにばったりで出くわしていました。1日目の朝に会社のシャツを着てエレベータに乗っていたら「RubyKaigiですか?」と会話がスタートしちょっと盛り上がるなど。

お話しした人とはスポンサーブースで遭遇してかのコーヒーで有名な ogijun さんであることがわかって面白かったです。

後輩の引率をしていたら驚かれたり感動される

おそらく驚かれるんだろうなーと思っていたらめちゃくちゃ良い反応してくれる人ばかりでした。(リモート組にもレポートしてもらっていて面白かったです)

後輩に様々な人と話してもらうために今まで見知った方達にたくさん声をかけた記憶があるのですが、どの方も優しく絡んでいただきありがとうございました。

後輩の引率をする上で RubyKaigi で毎回お世話になるフレンズの炬燵ちゃんにすごく協力いただいて名刺交換の儀を私たちに教えてくれたりエモリハウスの方々との会食の場に混ぜていただき本当に感謝づくめでした。ありがとう〜。

会社の人たちのお金で肉とうなぎを食べる

会社の先輩の方々のおかげでちゃんと美味しいものが食べられました!ありがとうございます!!!

#ruby_music_mixin に行った

3日目夜のアフターイベントとしてピクシブさん主催の DJ イベントに行きました。 それぞれの方の DJ スキルが尖に尖りまくっててサイコーでした。

川でよく会う人たちともワイワイ話せたのが印象に残っています。 なんか盆踊りしていたりとカオスな感じだったりで興味ある人は Togetter の方も見てみてください。

自キ活動を布教される

魔王さんと角谷さんに自作キーボードはいいぞの布教を受けて何かちっちゃいものからいじるか……という気持ちになりました。メイン機の横で愛でれる何かを組み立ててみたい。

来年の松本でどうやら催しがあるので興味ある方は抑えてみてください。

保護(?) される

「よし!後輩の引率も成功したしこれでミッション完了だ!」と思って気が抜けたのか DJ イベントの会場に持ち物を忘れてきました。一瞬で気付けたけどめちゃくちゃあぶなかった。

そらはいつもありがとう……。1人で帰ってたらめっちゃ大変だったと思われる。

帰る道中では川も目撃しました。

津駅に戻ってからは人々の飲み会に潜り込んでちょっとわちゃわちゃして、最後はかすみんさんに見送ってもらいました。(でも実は4日目朝にもばったりあっているので最後ではない)

イベント期間中の二次会はネットワーク班の子達や KMC 組の人たちと合流してわいわいさせてもらえて楽しかったです。そしてスタッフ業をめちゃくちゃ頑張っていて本当にお疲れ様でした。来年は何か手伝いたいなという気持ちがある。(やれることはあるだろうか……)

ちなみに行き帰りともにらいむさんが遠隔で心配してくれていたのもバブみ力(死語?)が高すぎてありがたかったです。

まとめ

思いつく限りの RubyKaigi エピソードを書き綴ってみました。上で書いたこと以外にも、発表の難しさに刺激を受けて学びたいことが増えたり、いろんな会社の人たちと初めてお話しできたり久々の再会を果たせたりととにかく楽しいことずくめのオフラインイベントでした。

ここ数年は会社の中での活動が充実していてそちらの方で学ぶことが多かったのですが、今回たくさん刺激を受けてやはり外に目を向けるのも定期的にやるべきだと実感しました。今後時間を作って Ruby Hacking Challenge系の勉強会やコードリーディング会も覗きにいってみようと思います。

後輩たちもすごく刺激を受けたと話してくれて、「1人だったらこんな体験はできなかった」と感謝してくれたのがめっちゃ嬉しかったです。 次回の松本ではもっと会社の人を連れてこられるようにできたらいいな。

ここ数年で失われていたものが一気に帰ってきて活力が上がった感覚です。来年の松本に向けて色々がんばっていくぞ〜。

そんな感じです、ありがとうございました!

RubyKaigi 現地参加するために事前にやったこと

桐生あんずです。2年以上ぶりに RubyKaigi に現地参加することになりました。明日からついに始まるのでドキドキしています。

rubykaigi.org

前回参加した頃は学生の身分でしたが時を経て社会人3年生になりました。そして、今回は大変ありがたいことに会社のお金で行かせてもらえることになりました。会社の経費でこういった大きなイベントに行かせてもらえるのは初めての経験で感慨深いものがあります。

自分以外にも今年入ってきた新卒の方たちの RubyKaigi に行けることになり、一番参加年数の多い自分が引率役を任されることになりました。責任重大です。これは学生時代と色々違ってくるのでは……? となり現地参加する前に細々と準備をしたのでその話をエントリにしました。

必須でやること

チケット・ホテル・新幹線等の予約

  • チケットは早めに購入することで Super Eraly Bird で安く買えるので参加が決まったらすぐに購入するのがおすすめです。
    • オフライン・オンライン複合型になったことで購入時に in-person (現地参加)かどうかを選択する必要があります。周りの人で確認したら現地参加の予定なのにオンライン限定のものを買ってしまってた! という事例を目にしたので大丈夫だろうと思っても確認しておくと良さそうです。直前でもメールでお問い合わせして変えてもらうことができるみたいです。
  • ホテルは一ヶ月前に予約しておくとよい
    • 会社で経費見積もりするためにホテルの費用を把握しておくことが求められることもあるので、ホテルの予約も現地参加が決まったら早めにやっておくと良さそうです。
    • ちなみに同僚2人で部屋を取るときに予約方法をミスるとダブルベッドで一緒に寝る羽目になる事件が界隈で多発していることを会社の人から聞きました。そうなりたくない人は部屋情報をちゃんと確認するとよさそう
  • 交通系はどっちでも大丈夫
    • 人によりますが、平日の出発になるのでそんなに交通系周りで急いで取ることはなさそうという話になりました。マメにやりたい場合は一週間~数日前ぐらいに取っておくのがベストになりました。
  • その他
    • 領収書がないと経費精算時に大変困るので必ず管理できるようにしましょう

経費見積もり・申請の対応

  • これは会社によると思うので細かいことは省きますが参加前に経費の見積もりを行いました。部屋などを予約するときにちゃんと上限を超えていないかどうかを確認しながら取ることが大事。
  • イベントが終わったら申請は忘れずに行う

会社の勤怠ルールの確認・申請処理を行う

これも会社によるので細かくは言いませんが、イベント時の勤怠の付け方や振替休日の申請等が必要であれば当日前に確認・処理しておくと人事の方がハッピーになれます。(人事の方に超絶丁寧に教えてもらい参加者のみんなが必要なタスクを終わらせることができました)

やっておくと良いこと集

イベントの予習

  • せっかくの長期カンファレンスなのでよりちゃんと発表を楽しむために事前予習しておくと◎
    • 社内には Ruby / Rails に詳しい超絶優しい先生がいるので毎週講義(全3回)をしてもらうことで発表内容の予習をしました。他社の方々や RubyKaigi の関係者の方が直々に解説をしている資料もネットに上がっているので見ておくとかなり良さそうです。

Rubyに関する日本最大カンファレンス「RubyKaigi 2022」に向けて予習会をしました! | イベントレポート

https://jungle-traffic-1ba.notion.site/RubyKaigi-2022-a15dc34c50194019ba4d5438b0ef63ea

出先のご飯事情を抑えておく

我々は仕事の出張できているという体ですが、せっかくの地方遠征なので美味しいものは食べたいよねということでみんなで行ってみたい店を出し合って予約することにしました。楽しみですね。

スポンサー企業のグッズ・企画をキャッチしておく

今年はあまり大々的なイベントは開かれませんが、スポンサー企業の方で小規模なイベントやグッズ配布の企画は行われているのを観測しています。

#rubykaigiTwitter 検索すると色々見つかるのでイベント直前に検索をかけておくとよさそうです。事前申し込み企画もあるので早めにキャッチしておくのも大事そうですね。私はまずはおみくじしにいこうと思います。

持ち物確認する

  • 基本は遠出する時と一緒ですがカンファレンスの場合はコミュニケーションを円滑にするための装備やグッズを持っていくのも良いかもしれません。過去カンファレンスのTシャツやエンジニアのミームっぽいシャツがあるとイベントに溶け込めて楽しそう。名刺コミュニケーションも思ったよりあるので持っていった方が良さそうです。
  • あとは生活必需品や作業に使うものを忘れないようにしましょう
    • PC・充電器
      • 業務PC を持っていく際は Wi-FI の設定や他の人に見てはいけないものを見られてないかどうか気を付ける
    • 着替え・化粧品・歯ブラシ・常備薬等の遠出グッズ
    • マスク
      • 体温計もあるとなお良い
    • 上着
      • ホール内は意外に冷えるという話を聞いたので持っておくとよさそう

イベントを楽しむツイートをしてみる

  • すでに出発途中の方達が #rubykaigi をつけて呟き始めてますが、見る側としてもとてもワクワクするものがあるので面白いことがあったらどんどん呟いていくと良さそうです。(羽目を外して破滅等をやらかすと予期していないセルフブランディングが発生することもあるので気をつけましょう……)

まとめ・ついでに

久々の RubyKaigi でテンションが上がり始めてます。自分も楽しみつつ初参加の後輩たちに楽しんでもらえるよう三日間やっていこうと思います。 その後輩たちが RubyKaigi 前に合わせてブログを書いてくれたので興味がある方は読んでもらえると幸いです。(イベント中に声をかけてもらえたらめっちゃ喜びます)

ドラゴンボールを突然履修し始めた

タイトルそのままの話です。

よく見ているゲーム実況者がドラゴンボールのゲームをやり出してて、悟空体験型ゲームという体でハイクオリティCG で Zのシナリオを全部沿うといった内容だったのだけれど見れば見るほど世界観とかキャラの関係性が良いな〜と気付き始めて原作を読み始めた。

手っ取り早く読みたかったのでジャンプラアプリでレンタル単話を買いまくっている。あまり良くないお金の使い方なのはわかっているのだけれどやめられずずっと読み続けている。今は200話を越えたぐらいになってきてサイヤ人襲来編の中盤ぐらいまできている。有名な「悟空ー!!!!はやくきてくれーっ!!!!!」のコマがオチのコマで使われていたり、ヤムチャの例のポーズのコマが異様に小さかったなどの発見がある。

ドラゴンボール、楽曲が良くて過去作の OP を延々と流してしまう。「WE GOTTA POWER」のサビの悟天とビーデルの作画が本当に好き。昔のアニメってよくサビで車運転していた印象がある。(主に GTO の記憶だと思う) あと OP の時間が 1:50 なのも今のアニメを見慣れているとかなり新鮮。

www.youtube.com

原作と並行して、ドラゴンボール超のアニメも見始めている。ビルス様戦闘シーンが異様に長くてちょっと辛かったけれど、そこさえ越えたらテンポ良く進んでいる印象。ベジータとブルマ夫妻が本当に好き。

なんでここまで心を揺さぶられるものがあるんだろうと思ったけど、メンタル的にクレヨンしんちゃんを見ている時と近いと思う。みんな基本マイペースに動いて物語が進行していくんだけれど、ちゃんと家族やパートナーを大事にしていることが伝わってくるのが愛おしいんだろうと思う。 もうちょっと早くハマっておけばリアルタイムで最新の映画を見れたんだろうなと思うので少し惜しい。ファンの様子を眺めているとみんな声優さんの健康を心配していてめちゃくちゃわかるとなった。

とても息が長いコンテンツなのでどの方面からも公式からの供給を摂取し放題で嬉しいという気持ちはありつつ制作関係者たちの高齢化を考えると今後の展開はどうなっていくか心配なものがあるので難しい。ただここまで愛され続けているコンテンツではあるのでうまく続けてほしいな〜と思うのだった。とりあえず原作とドラゴンボール超は完走したい。 GT も気になるけれど大人になって改めてストーリーを wiki で読むとアニメオリジナルでやる領域にしてはやばすぎるという気持ちになりまだ怖くて手がつけられない。(GTが好きな人ごめんなさい)

これは蛇足の話だけれど、ドラゴンボールを履修したことで社内やエンジニア界隈が使うドラゴンボールミームを一応理解したけれど「ああ確かにそうだな〜」的な気持ちになるレベルの気付きだったのでもし上司にドラゴンボールネタを使われ続けている若者が気を遣って無理に履修することはしなくて大丈夫です。(ドラゴンボールを知らない同僚が社内のドラゴンボールミームについてピュアに質問し続ける様子を眺めていて、それがめっちゃ好きなので続けてほしいなという気持ちを抱いています)

コミックマーケット100 にサークル参加して新刊「入門自炊」を出しました

桐生あんずです。コミケお疲れ様でした。

今回もコミケで体験したイベントを振り返っていきたいと思います。前回の冬コミも新しい体験がたくさんあった印象でしたが今回も色々ありました。

初のシャッター付近お誕生日席を体験した

今回はなんといわゆる大手壁サークルのお向かいの誕生日席の配置を割り振られていました。シャッター付近と呼ばれるエリアのやつですね。

中学生の頃から知っていたイラストレーターさんや Twitter でよくみる有名漫画家さんのスペースの様子を眺めながら本を売ることに。コミケスタッフさんが長蛇の列を捌きながら整備している現場も目撃することができ、自サークル側には影響がないことをしっかり伝えた上で対応してくれてすごい丁寧だな〜と思いながら眺めていました。途中雨が降り出して水が本にかからないか少し焦りましたなんとかギリギリかからない位置にいました。そんな感じで今までにない体験ができて面白かったです。

前日にポスターをコンビニで自作することになった

手続きをミスってしまい印刷会社で注文していたポスターが届かないことに前日気付きました。来るのが遅い時点で気付けという話なんですが……。もうこれは間に合わないと思い、泣く泣くコンビニでポスター用の分割刷りを実行しセロハンテープで頑張って繋ぎ合わせました。

ちょっと見た目が不恰好になってしまいましたが意図は伝わるだろうということでまぁいいかとなりました。ただかなり焦ったので次回イベントこそはもうちょっと穏やかにポスター準備をしておきたいです。

別の意味の自炊サークルに囲まれて本を売ることになった

これは準備会の方のちょっとしたジョークだと思うのですが、自サークルでは料理の方の意味の自炊本を出したのですが、周辺サークルの方が出していたのは本を自分で裁断してスキャンする意味の方の自炊本でした。

当日に周辺の自炊サークルの方々からは「いつもの常連自炊サークルの中に新しいサークルが入っていて気になってたんですがまさか料理の方の自炊だとは……!!」とびっくりされていてちょっと笑ってしまいました。

別ジャンルのサークルが突然生えてしまったのにもかかわらずすごく和やかに接していただき大変過ごしやすい空間を作っていただき大変ありがたかったです。

そしてちょっと想像していたのですがやはり別の意味の方の自炊で本を買ってくれた方もいたようでした。大変申し訳ない気持ちでいっぱいですがぜひこれを機に料理の方の自炊にもチャレンジいただけると嬉しい……!

同行者の記事が万バズした

今も絶賛おバズり中なのですが同行者ののみぞうさんの記事の反響がすごいことになっています。さきほどラジオ出演も果たしたとのことです。

以前から交流させていただいている方で昔同人誌を書いていた話を度々お聞きしており、近々セキュリティ方面で同人誌を作りたいというお話を聞いていたことから思い切って一緒にコミケに出てみませんか!!?と誘ったのがきっかけでした。

帰り道で同人ペーパーのことについて教えてもらってへ〜そんな文化が〜!と話が盛り上がっていたのですがものすごい勢いで世間に広まっていてびっくりです。(自分の文章がバズったわけではないのですが、気持ち的に異世界おじさんの甥っ子ポジションで今回のバズを楽しんでしまいました。流れでフォローしてくださった方・本を購入していただいた方ありがとうございます)

こういった形で久々にコミケに参加する方に良い体験をしてもらって次回は自サークル同士で再会できるとなお最高な感じがあるなと思ったのでまた機会があればそういった方をお誘いしたいな〜と思いました。(もちろん初めての方もお誘いしていきたいです!)

なんだかんだで今まで一番本が売れた

今回は神立地のお恵みがあったのが一番の要因だと思いますが、今までの中で一番多く買ってもらいました。

最初は知り合いの方に買ってもらうことの方が多かったのですが、気付けば面識のない方に本を軽く立ち読みして買っていただくといった流れがすごく増えました。どちらのケースも勿論ありがたいのですが、いろんな形で本に興味を持ってもらえるようになるのはやはり嬉しい気持ちがあります。 改めてこのような作品群に興味を持っていただき本当にありがとうございます。

最後に宣伝

BOOTH で新刊の通販・電子版販売中です! 内容は大学時代に自炊習慣が身に付かなかった人間が社会人になって改めて自炊チャレンジしてどんな問題にぶち当たって解決したかを述べていく料理考察エッセイ集です。ゲスト寄稿として id:lime1024 さん執筆の「わがやの夏ごはん」も収録されています。

既刊も値下げして販売開始しています。

kiryuanzu.booth.pm

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kiryuanzu.booth.pm

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次回の冬コミも引き続き料理ネタで出そうと考え中です。また12月にお会いしましょう〜!

C100 土曜東ぺ-27b で新刊「入門自炊」を出します

桐生あんずです。

概要

C100 1日目で東ぺ27bのスペースで自炊(料理の方の意味です)をテーマにした「入門自炊」を既刊の留年本も500円に値下げして持っていきます。委託本でCTFと謎解きがテーマになった本も置く予定です。 詳しくはTwitter に掲載したお品書き画像をチェックしてみてください。

本の内容を軽く紹介

大学時代に自炊を頑張ろうとしたけれどうまくいかなかった人間が同棲を経て自炊に再入門することを決心してどんな問題にぶち当たって解決したかを紹介していく本です。以下画像が目次の一覧で全50Pの内容となっています。

コラムとして同居人が釣ってきた魚の調理法なども載せています。(同居人のレビューも通して掲載しています)

もうひとつのみどころは料理に関してたくさん教えてくれた師匠のように崇めている友人のらいむさん(id:lime1024)がゲスト寄稿で参加されています。「わがやの夏ごはん」をテーマにして普段のご飯や誕生日や記念日のとくべつご飯についてたくさん書き綴ってくださっています。

よろしくおねがいします

紙本は予算の都合でカラーではないのですが、カラー電子版のダウンロードカードを本のおまけとして配布する予定です。コミケ終了後のタイミングで BOOTH に電子版・書籍版もすぐに売り出す予定なのでチェックいただけると幸いです。

t.co

留年本もそのタイミングに合わせて値下げする予定なのでそちらの方にも手をとっていただけると大変ありがたいです。

それではまた明日!

社内で企画された他己紹介会に参加した

*社内で書いたブログ記事がパブリック向けにも投稿できそうな内容だったので加筆修正して転記したものです。

このブログではちゃんと書いていなかったけれど4月から新卒の方のメンター役をやらせてもらっている。もう1人のメンター役の同僚がこの3人(新卒の方・私・同僚)で他己紹介会をやらないかと提案してくれて参加することになった。

他己紹介会に参加して思ったこと

初めての取り組みだったのもあり相手からどんなフィードバックを受けるのかドキドキしていた。その後参加してみると、自分が持つ良さをすごく丁寧に伝えてくれて照れつつも嬉しい気持ちになっていた。 他己紹介する・してもらうを経て以下のように思ったことを箇条書きで残しておく。

  • 普段から感じている相手の素敵なところを改めて言語化して伝えることができた
    • 日々の中でできるだけ伝えようとしつつも、すぐに話題が変わりがちでじっくりその人の良さを話し合う機会って意識して取らないとできないなと思った
  • 相手からこのようなところでプラスに思ってくれてるんだなと自覚できて自己肯定感が上がる
    • この人は自分のことをこうやって見てくれているんだなと信頼感が上がる作用もある
    • ブログをちょくちょく書いていることをすごく褒められたので改めてちゃんと書いていこうとモチベーションも上がった
  • 他己紹介した後に被紹介者が補足情報を伝えて話題が発展しやすい
    • どうしてこのような行動をし始めたんだろうとすぐに理由を聞けてコミュニケーションが発展しやすい。普段深く話していなかった話題もこの場でちゃんと話すことができた
    • 例: 新卒の方に「人の優しさを受け取る感度がかなり高い」という紹介をしてもらって、おそらくそれは幼少期の頃から親に「人から優しくされたら必ず何かお返しするようにするのよ」的な教育をめちゃくちゃされた背景がありギブアンドテイク精神が良くも悪くも強く根付いたのが関係しているかもしれない……という補足情報を伝えた
    • 自己紹介タイムで質問し合う時よりも緊張感薄めかつ濃密にやりとりできた気がした

次やるならこうしてみたい

  • not箇条書き・口語体で書く
    • 会を企画した同僚が紹介文を喋る時をイメージして書いたとおっしゃっていて、実際そうした方が話してもらうときに相手の良さや紹介者本人の伝えたいポイントがより深く伝わっていた印象
    • プレゼン的な話し方を意識して伝えるとより相手の良いポイントが伝わるはず
  • 3~4人ぐらいの少人数なら全員がお互いについて書き合う会をやると良いように思う
    • 他己紹介例があればあるほど本人の気付いていない良さが発見されたりみんなが共通して良いと思っていることが伝わると自己肯定感の向上につながりそう
    • 大人数だとさすがに全員分書くのは難しいのでグループに切り分けて他己紹介しあってチーム全員で発表しあう形式にすると良いかもしれない
  • 他己紹介初心者向けの定義を用意する
    • 今回は全くそういうことはなかったけれど人によってはここに触れられるとつらい、みたいなポイントもある気がしていてできるだけネガティヴな表現は使わないといった取り決めが明示的にされていると参加前から心穏やかに参加できると思った(これは自分の個人的な意見です)
    • 紹介したい人の良さを本人や周りの人に教え合う、といったイメージを参加者が共有できていればよさそう

最近考えていることシリーズ

ブログ更新する機会が減っていたのでリハビリがてらに最近のツイートを見返しつつ色々書いてみる。

パブリックより社内ブログの更新頻度の方が高くなっていた

パブリックでも工夫すればギリギリ書けるような話題だけれど社内の方が書きやすいし関係者へ伝えたい情報が載せられそうな話題は社内の esa に書く頻度が高まっていた。その方が社内でスムーズにコミュニケーションのきっかけを作れたり特定のリポジトリについての技術tips を書いておくことで引き継ぎドキュメントの役割を果たすこともたまにあるみたいなことがあるので社内の esa をできるだけ書き残しておくと良いことが多いという価値観が固まりつつあるように思う。

パブリックな場所でブログを頻繁に書かない人でも社内や半クローズドなコミュニティではガンガン知見共有してくれる言語化がすごい上手い人が一定数いることに社会人になってから気付き始め、パブリックな場所で発信することだけが全てではないことを度々感じるようになった。ただ、パブリックで書くことでいろんな人から反応をもらえたりアドバイスをもらえるのは楽しいように思うのでやる気がある時は書いておきたいな〜と思う。

SOU・SOU のワンピの着心地が良い

文脈を知らない人から見ると数字が大量にプリントアウトされた服なのだけれど、個人的に気に入っていて着心地も良いし着る頻度が増えている。

せっかくなので数字のやつ以外も気に入る色の服があったら買ってみようと思う。

鎌倉行ってきた

彼氏*1と鎌倉に行ってきた。エルフェンリート聖地巡礼も兼ねている。初めてまともに江ノ電に乗ることができて嬉しかったけれどとにかく人が多すぎて気が狂いそうだった。こういった人混みが地獄なところに信頼値がまだ浅いカップルがデートで行ったらめちゃくちゃしんどい気がして勝手に心配になっていた。

FE風花雪月をメインシナリオ全履修して無双も1周目クリアした

本編感想ブログ書いたので読んでください。

kiryuanzu.hatenablog.com

無双も無事1周目をクリアしたけれど40時間弱ぐらいかかって別のことができなくなる状態だったので8月まで一旦お休みしようと思う……。ゲームの完成度はかなり高めだと思います。

コミケ受かってた

自炊(ご飯を作る方の意味)本を作ります。今回もお誕生日席でびっくりしている……。本を今月中に作らねばならない。あと初めての夏コミで暑さで倒れないかリアルに心配している。

最近の人生の振り返り記事書きたい

Twitter には書いてなかったけれど昇給があったり異動があったりで人生に対して気持ちを入れ直す必要がある期の到来を感じている。それに合わせて今まであったことを軽く振り返っておきたいとなってるけれどまだ書けていない……。無双もひと段落したので今週ぐらいには着手したい。

*1:今まで同居人と表記していたんだけれど、この表記だとたびたびシェアハウス仲間みたいな感じの関係性だと誤解されることが何度かあったのでストレートに書くことにした