桐生あんずです

日常やプログラミングについて書いています。

祖父母にスマホとタブレットの使い方を教えた時の話

私の祖父は約5年前くらいからスマートフォンを使っており、今年の1月には89歳の誕生日のお祝いとしてiPadも持つようになった。

祖父がスマホを使っていることを話すと一部の人に驚かれたり面白がられることがあり、私自身としても高齢者がスマートフォンタブレットを使いこなすようになっていく成長の様子を現在進行形で面白く眺めている。

それらの記録を今のうちにまとめておくと色々面白そうだったり、身内の高齢者にスマートフォンタブレットをもたせようと考えている人の為になりそうなので書き残しておきます。

 

スマホ導入の流れ

細かいきっかけは覚えてないのだけれど、祖父は元々新しいもの好きだったので私や父親がスマホを使っているのを見て「スマホを使ってみたい」と2014年頃(当時85歳)に言い出したのが始まりだったと思う。*1

導入する前からガラケーを長年利用していて電話もメールも難なくできるくらいの操作スキルを持ち合わせていた。

たとえガラケーを使いこなすことはできたとしても、父親は「使いこなせるんだろうか?」と不安がっていてまずはdocomoが出している老人向けで簡易操作がウリとされていた「らくらくスマートフォン2(F-08E)」を買うことになった。

www.nttdocomo.co.jp

導入時から今までの利用状況

祖父はスマホを入手した時点では、らくらくスマホのUIが使い慣れていたガラケーに近く直感的なものだったので電話メール写真撮影・閲覧は初期の時点から使いこなしていた記憶がある。(スマホで撮った犬猫の写真をメールで送っててくれていた記憶がある)

祖父はスマホでの写真撮影がガラケー時代よりもやりやすくなったようで喜んでおり、スマホが自分のものになった満足感もあり楽しそうだった。

しかし、これだけだとガラケーとあまり変わらないということもあり、当時家族内ではLINEで連絡を取るようになっていたので、祖父のスマホにもLINEアプリをDLさせてみた。

父親はこの時も「メールや電話は前からやってるんだからできるだろうけど、LINEは使いこなせるのかな?」と不安がっていた気がするが祖父自身がLINEでのコミュニケーションに対しても好奇心を示してくれて、その場で使い方を実践的に教えたところLINEで連絡を送ってくれるようになった。

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(「またじゃないよ」という文章は、当時祖父母宅で飼われていた猫「たま」の名前を打ち間違えて「また」になってしまったのだと思う……。)

 

祖父母宅用の家族内グループLINEも作り、もう一人の孫である私の従兄も招待してみんなで楽しんでいた。

そのほかにもLINEのプロフィールのアイコンの変え方スタンプの送り方LINE電話の使い方などを会うたび1つ1つ一緒に操作をしながら教えていったところ、自分でもスタンプを送ったりLINE電話をかけてくれるようになった。

スマホの操作を覚える中で、祖父は写真を撮って父や私に写真をLINEで送ったり自分でフォルダを管理して好きな時に手元で眺める体験がとても気に入ったようだった。

「これだけできればよいよな〜」と眺めていたところ、ある日帰省した時に次のステップアップとしてスマホからYahoo!検索エンジンで気になった言葉を即座に調べるという行動を祖父はいつの間にか身につけていてとてもびっくりした。

Wikipediaで戦時中・戦後の出来事をWikipediaで読むのが面白くてよく読み漁っているらしい。

一緒にスマホの画面を見ていると、検索結果に出てきたYahoo!知恵袋掲示板の回答一覧なども閲覧していて、変な影響を受けていないか心配で、遠回りに「ネットの情報を鵜呑みにするのは危ないから気をつけてね」と伝えたりもしていた。

結局のところ、知恵袋のアレな文献を見つけると「今読んでいる文章は偏ってるやつだから参考にならないな」とコメントしていてちょっと一安心した。

検索機能も使いこなすようになった次は、リマインダー機能を触り出し病院の予定や老人会・俳句会の予定をカレンダーに書き込むようになった。これはさすがに父親が教えたのだろうと思って確認をとってみたところ、まさかの自分で覚えてアラーム機能も使っているようだった。(余談だが、父親は今でも紙の手帳派だ)

そして、どんな予定でもくまなく書き込んでいるらしくめっちゃ偉いとなった。

 

結果的に、祖父は4年ぐらいの期間で以下の操作ができるようになっていた。

・電話

・メール

・連絡帳の管理・閲覧

・LINE(LINE電話でのコールとテキスト・写真・スタンプの送信のみ。友達登録やアルバムの管理などの細かい機能は使いこなしていない)

Yahoo!検索で調べ物

・スケジュール管理(ちなみにホワイトボードにも予定を書き込んで二重でリマインドしている)

85-89歳の期間でここまで使いこなせるようになったのは凄い良い話だなと思う一方で、一つちょっと深刻な問題が起きた。

スマホ依存である。

四六時中Yahoo!検索で気になる言葉を調べているらしく、耳が遠いのも重なって祖母が話しかけても2,3度重ねて声をかけないと返事しなくなってしまっているようだ。

そのようなディスコミュニケーションが喧嘩の種になっているらしい。老人もスマホ依存になるんですね。

その様子に父も半分呆れて、「妖怪スマホじじい」という不名誉なあだ名を付けられるようになってしまった。

 

それでも、ここまで使いこなしているのは凄いなと思うし、私や父親のスマホを借りてGoogle Earthで海外の親戚が住んでいる場所や自分の近所の実際の写真を眺めて目を輝かせているのを見ると、今のスマホよりももっと色々なことができるタブレットを導入して、元気な内にもっと遊ばせてみてはどうかと父親に度々相談するようになった。

 

父親は「今のスマホはらくらくスマホだからできていることだろうし、さすがにタブレットは使えないだろう」と1年ぐらいは首を縦に振ることはなかったのだが、祖父の89歳の誕生日のお祝いの話が出るようになった頃、加齢現象によりいつまで元気でいるか分からない不安感も漂ってき始めたのもあったせいか、現実的に購入を検討し始めたのだった。

 

ただ、祖父は今のスマホに強い愛着を持っていたのでスマホからタブレットに機種変することはやめて、長野の家(私の実家)のタブレットセルラーモデルからWi-Fi機に変更して祖父母の家で実家タブレットの既存の電話番号を使うことになった。

ちょっとややこしい。*2

 

iPad導入 そこで気付いたこと・よかったこと

そして約3ヶ月前(2019/1)、祖父母の家にiPadが導入された。

とりあえず、以下のことを教えていこうと当時は意気込みしていた。

iPadでもLINEを利用できるようにする

iPadで写真撮影・管理をできるようにする

アマゾンプライムで映画を観れるようにする

YouTubeで動画を見れるようにする

Google Mapを使いこなせるようにする

iPadに標準機能で付いているカレンダーアプリやリマインドアプリを使えるようにする

・dマガジンで本を読めるようにする

私や両親が普段使う機能の中で便利かつ操作も割りかしできるだろうと思う機能を選んだつもりだった。

しかし、祖父にiPadのカレンダー機能やアマゾンプライムの使い方をどんどん教えていく中で、祖父の様子がどうもおかしいことに気付いた。楽しくなさそうなのだ。

確かに「便利ですごい」のだけれど、祖父から見たら複雑なUIで情報量がありすぎて追い付けないんだ、これ。しかも、1タップで済む操作じゃないものが多く覚えるのにも時間がかかるし、そのコストを考えるなら慣れきった簡易操作スマホでできることをやったほうが祖父の満足度が高い体験にたどり着くのだ。

それに気付いて、無意識的に自分のエゴを祖父に押し付けようとしていたのではと心の中でちょっと反省した。

とりあえず自分目線で便利アプリを色々教えるのはやめよう、となりその日はiPadでLINEアカウントを新規作成し、手持ちのスマホと平行して使えるようにした。

これから楽しく使っていけるかなあとちょっと気になっていたところ、ちょっと予想外な朗報が届いた。

今まで電子機器にあまり興味を示さなかった祖母が、iPadの大きな画面を使ってLINEで届く実家の犬の動画を楽しんで見るようになったとのことだった。

どうやら、一般的な老人たちは小さい文字や画面を見るのは苦手だけれど「大きな画面で写真や動画が見れる」という体験を好む傾向にあることに気付いてきた。祖父もiPadで写真や動画を撮り方を覚えられるようになってから、iPadの方のLINEアカウントで写真や動画を送ってくれるようになった。

結果的に祖父母たちはiPadで以下のことをやるようになった。

・◎ iPadでもLINEを利用できるようにする(写真・動画の送信・閲覧とビデオ通話)

・◎ iPadで写真撮影・管理をできるようにする

アマゾンプライムで映画を観れるようにする 

YouTubeで動画を見れるようにする 

・△ Google Mapを使いこなせるようにする (私や父がいる時だと触れるレベル)

iPadに標準機能で付いているカレンダーアプリやリマインドアプリを使えるようにする

・○ dマガジンで本を読めるようにする(昔から読んでいる週刊誌を読めて良いとのこと)

結果として、タブレット祖父母が興味のあるコンテンツ媒体を大きめな画面で高画質に表示できるメリットを活かした使い方をすれば良いんだなとなった。

なので、祖父が日常的にスマホを使っている状態は維持したままで祖母がiPadで大画面コンテンツを楽しむといった体験の拡張を行う流れになった。

 

現在

最近あったすごく良い話です。以下の話は良い話なせいかなんとなく敬語体になりました。

従兄の結婚式が先日あったのですが、足が悪くて東京の会場までいくことができない祖母をオンラインでリモート参加させる形式にして結婚式を楽しんでもらおうという計画を立てて実行しました。

さすがに常時ビデオ接続は難しかったのでやりませんでしたが、結婚式の場面の動画を逐一送るようにして、新郎新婦がやってきてくれた時や新婦さんのお母さんがご挨拶にやってきた時に、ビデオ通話をつないで会話するようにして楽しんでもらいました。

祖母目線だといきなり新婦さんのお母さんが登場したように見えてびっくりした顔になってたり、向こうの画面で祖母と一緒にいる老人たちが喋りまくっていてはちゃめちゃな感じになっていましたが、大体よかったと思います。

あと、カメラマンの人が気を遣ってくれて、祖父がiPadを持った姿勢でビデオ通話で画面に顔が写り込んでいる祖母がいる状態の時の写真を撮ってくれました。(文章にすると説明が難しい)

父親がその様子を見て「なんか遺影みたいになってる」とコメントしていて、めちゃくちゃ不謹慎なんですが確かにそう見えるわ……となってしまい少し笑ってしまった。

 

しかし、結婚式に出席することができた祖父もさすがにかなりの高齢のため帰り際は凄く疲れてそうで心配になってしまいました。

こういうのを見ると、もし自分が結婚式をやる未来があったとしたら今回の結婚式で祖母に見せたように、リモートで見せる感じの方が良いなとなりました。

祖父母が存命な内に結婚できる未来があるのかがそもそも謎で胃が痛い所ですが……。

 

まとめ

じわじわと家族内IT改革を進めていったおかげで、最終的に先日の結婚式のような楽しい使い方もできたと思っているのでまぁまぁ良かったなと思っています。

だけど、ここまでうまくやれた一番の理由は祖父が好奇心旺盛で新しいもの好きだったこと、知らないことでもどんどん触っていき使いこなせる器用さがあったからなのではとずっと考えています。

脚注1にも書いてますが、祖父はテレビが最初に出た時に真っ先に買うタイプの人だったらしいので、元々そういう性格の人なんだろうなと思います。これは身内ゆえのひいき目かもですが、時代が違えば良いITエンジニアになっていたかもしれません。

さすがにプログラミングを教えることは難しそうなので(おばあちゃんがアプリ開発をしている記事を見たこともありますが……)、スマホタブレットをより楽しく使ってもらうお手伝いをすることが自分ができる一番のジジババ孝行な気がしています。

 

ただし、張り切りすぎて「自分が」便利と思い込んでいることを無理に押し付けて体験をつまらなくさせることをしないように気をつけることと、祖父母たちが電子機器を使って何を効率化したいのかを1歩下がった位置で見極めて、困っている時に手助けをしたり、彼らにとって良さそうな使い方をアドバイスする立ち振る舞いを意識するのが良いのでは、と感じています。

 

そうやって今後も楽しく元気にインターネットをしてほしいなと思います。

そんな感じのお話でした。ではでは。

*1:テレビが出た当時も、真っ先に買おうとするような人だったらしい

*2:しかし、母親がこの実家タブレットの電話番号でツムツムのサブアカウントを作成して遊んでいたので母親が「LINEのアカウントを移行したら今持っているタブレットでツムツムができなくなる!」と抗議をし始めて、結局祖父母のタブレットのLINEアカウントは祖父母宅の固定電話で認証登録することになった。とてもややこしい。

「アジャイルサムライ」と「カイゼン・ジャーニー」を合わせて読んだらとてもよかった

桐生あんずです。タイトル通りの話です。

 ここ数日、読書スイッチが入って以下の二冊を数日通して読んでいました。

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

 

 

 

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

 

良かった部分 

春休みに入り、週3,4でバイトに行くようになってから、以前より大きめなタスクをもらうことが増え、設計や機能の仕様に関しても意見を出させていただく機会が増えて仕事で関わる範囲が広がるようになってきました。

私はエンジニア職なのでコードを書くのがメインのお仕事ですが、決められたスケジュールの中で自分はどういった様に行動すべきなんだろう、チームに貢献していくにはどのような動きをもっと心がけたら良いんだろうと考える機会が増えてきたタイミングだったので、ふと思いつきで読んだ割にはめちゃくちゃ響く部分があって沢山あって良かったです。

この本たちを読む前にスクラムブートキャンプを読んでいたおかげで、開発手法の専門用語やフローに関してもすぐに飲み込めたので、先に読んでおいて良かったです(この本を読んだ当時は、スクラム開発に実際触れている環境で働いていなかったので「ほほー、こういう感じなんだなあ」レベルの知見を得たぐらいの感覚でしたが)

 

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK

 

1冊目に読んだアジャイルサムライでは、アジャイル開発の中であるべきな、

  • エンジニア的な行動(リファクタリングをちゃんとやる、全体テストを回してからマージする、テスト駆動開発を実践してみる)
  • それ以外のマネジメント行動(ユーザーストーリーを集めて必要な仕様を練る、ミニ振り返りを定期的にやる、見積もりを立てる)

の必要性が分かりやすく言語化されていて、

今まで「多分こういうのはやったほうが良さそうだな」となんとなくやってきたことには、こういった必要性があったんだなと再確認することができた。

また、「今の開発状況って客観的に見るとどういう状況なんだろう」とぼんやりしていた部分をこの本に出てくるアジャイル開発のあるある話を知れたことで、少しだけ解消することができました。

そのおかげで、今のチームの良い点や、自分レベルの立場でも今後進んで協力した方が良さそうな点を頭の中で整理することができたので良かったです。

 

2冊目の「カイゼン・ジャーニー」では上記のアジャイルサムライの余韻に浸り、つい勢いでKindle版を購入したところ、面白すぎて2日ぐらいで読めてしまいました。

もちろん仕事の本ではあるのだけれど、どちらかというと小説を読む雰囲気で楽しめる本です。

2章で出てくる七里・ウラットのポジションが今の私に近いものだと感じていて、2人の動きに関しては特に共感意識を持ちながら読んでいたと思う。

アジャイルサムライでも感じたことだけれど、「アジャイルなWeb開発の現場あるある」をインプットしておくことで、不確定性のある出来事やスケジュール管理が切羽詰まりそうな状況に今後遭遇しても、「こういうことはよくあることだから大丈夫」と不安になりすぎず実直に対応していく度胸を持つのが一番良さそうだなとなりました。

 

この本もマネジメントに関する手法が多く紹介されていて仕事の本としても読めるのだけれど、良い意味でも悪い意味でも「WEB業界の仕事の面白さ」が凝縮されている本でした。

1章の勉強会の主催エピソードや3章の後半部分全体は、感情を動かされて涙目になりながら読んでしまうぐらい心にきてしまった。

 

この2冊の内容を忘れないうちに、自分でもすぐに始められそうな習慣を早速つけていこうと思って以下のことを始めた。

  • 自分の分報チャンネルで「昨日やったこと」「今日やること」「不安に思っていること」を出勤時に投稿してチームに共有する
  • 自分が担当するタスクのスタート日と終了日をメモして、他のタスクにかかる工数を予測できるデータを集める
  • テストコードは少しでも必要そうだと思ったら必ず書くようにする。めんどくさがらない

 

早速始めたところ、バイト先の人たちからも良い反応をいただけて本当に優しい職場だなあと思った。

カンバンに関してもホワイトボードでうまく運用できたら楽しそうだなと思うのでやっていきたいです。

 

まだまだアルバイトエンジニアとしてやっと1年経ったくらいの人間なので、技術的なこともがっつり学んでいかないとという気持ちもありつつも、

こういったマネジメント的な本を読んでおくと、効率的な動き方を学べてそれが開発に役立ったり、ストレスをあまりかけずに働くことができる環境を作る手立てにもなって良かったです。なので、ベストタイミングな時に読めたと思います。

そんな感じでした。ではでは。

前より仕事のスピードが早くなったらしいので以前の自分と比較しながら考察してみる

 先週、バイト先で面談があり、「以前より仕事のスピードが早くなった」という大変ありがたい承認情報をいただいた。どうしてそうなっていったんだろう?と今朝ふと考えていたら上記のツイートの話がまず浮かんだ。

こういう自己の変化は自己満足な範囲でも言語化した方が良いかなと思ってきたので箇条書きでいくつか書いてみます。

 

1,「裏側」を意識して問題を探れるようになった

Webアプリケーション開発をする時、バグやエラーに出くわすことは日常茶飯事なのですが、実際そうなった時に「ここが怪しそうだからまずはここから見てみるかー」という検討がすぐに付くようになった。

そこからはデバッグコンソール(Railsだとpryツールが便利なのでよく使っている)で、パラメータの中身を見てどこがおかしいか確認したり、送られる前や送られた後の挙動を見ながら修正を加えていく作業をしている。

前の自分の例を出すと、バイトを始めたばかりの頃はデバッグコンソールの使い方がよくわからなくて、ついついブラウザの画面上で何度もトライしてゴリ押しで解決するということをちょくちょくやってしまっていった。

なぜそれをやってしまっていたかというと、そもそも裏側でどのようにデータの通信が行われているかわからず何を調べるべきか分からなかった状態からとにかくゴリ押しで進めるというやり方を取っていた気がする。

昔の自分がよくやっていた行動の1つで、「分からないからとにかくググって動きそうなコードのコピペをしてしまう」というのがあるんだけど、上記の心理から行なっていたものだと思う。

インターネットで調べて解決する行動はめちゃくちゃ大事なのだけれど、それを何も分からないままやってしまうと結果的に的外れなことしかできず時間をただかけてしまう。

そういうスパイラルに陥るのは辛すぎるので、一旦問題を整理してから臨んでみたり、チームの人に相談して解決の道を探るのが正しい戦略だなと気付けるようになってから前より仕事が早くなった気がする。

「何も分からない」スパイラルにぶち当たること自体を減らすためには、このデータはどういう構造なのか、裏側でどう動いているのかを知る勉強に力を注ぐようになってから、見えるものが広がって自分の手だけでも解決できる場面が増えた気がします。

 

2,チームメンバーと共通認識のすり合わせを意識して行うようになった

これは技術的な話というよりかは、コミュニケーションの話だと思う。アルバイトの身なので、大層なことをやれているわけではないのですが、チームの方々が何に困っているか、何をやってほしそうかみたいなのを推察して、自分が手を動かせそうなことはすぐにやるように意識するようになった。

あと、1の話と被ってしまうけれど自分が分かることと分からないことの境界線をちゃんと他のエンジニアの人に示すようにしている。

分からなくなったら具体的に困っている問題を提示してアドバイスをお願いしたり、逆にこのレベルだったら自分のスキルですぐにやれそうだと感じられるタスクの場合は、集中力を高めて一気にガッとやってチームのエンジニアの方が快適に開発を進められる手助けを自分ができる範囲でやれるようにしている。

あと、当たり前の話だけど出勤した時に「今日はこれのタスクやりますね」という会話をした後に、タスク管理ツールで進捗状況を数時間おきで報告するようにしていて、自分が今何をやっているかを定期的に伝えることでチームの人に不安感を抱かせない行動になる気がする。

 

まとめ

沢山書くとグダグダしてしまいそうなのでまとめておきますが、自分の場合は技術知識と仕事でのコミュニケーションの気配りを高めれば高めるほど、掛け算っぽくどんどんと仕事がやりやすくなってきている気がします。

1年前にエンジニアのアルバイトを始めた自分は上記のような行動をあんまりうまくやれておらず、悩んでしまったり落ち込むことが時折あったのでもうちょっと早めに気づく手立てをどうしたら発生させることができたのかなとふと思う時があります。

私の要領の悪さもあると思うんですが、周りの人からアドバイスをいただいても自分の中で具体的な手の動かし方に気付くのには結構時間かかってしまったと感じています。

最終的には「慣れ」が最強という論理になってしまいそうなのですが、そういった「慣れ」にたどり着くまでにどういった過程を踏むべきかをすぐに飲み込めるようになるにはどうすべきを知るのを今後の課題にしたいです。

それはともかく、1年前の自分と比べて成長できた実感を得られるようになったのはすごく良い話なので今後も頑張っていきたいです。

チョコマフィンに初挑戦 #独身男性手作りチョコバトル

桐生あんずです。

バレンタインデーですね。ということで今年に続き「独身男性手作りチョコバトル」に参戦します。

kiryuanzu.hatenablog.com

 

去年はフライパンで頑張ってガトーショコラを作りました。

だけど今年こそは、オーブンで何か頑張って作りたい……。だけど家にオーブンがない!

考えた結果、知り合いのシェアハウスにあるオーブンを借りることにしました。ついでに自分が運用しているイベント共有サービスを使ってお菓子作り会もやることにしました。

 

何を作るかはずっと考えていたのですが、実家に帰省した時に家に置いてあったクックパッドのレシピ本に紹介されていたチョコマフィンを作ることにしました。

 

ということでやっていきをした様子です。

砂糖120g,サラダ油40g,マーガリン適量,バニラエッセンスを数滴混ぜます。

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卵と薄力粉、強力粉、ベーキングパウダー、ココアパウダーをどんどん投下して電動泡立て器で高速に混ぜていきます。お菓子作り会参加者からもらったお酒も5mlほど入れます。

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180度の余熱あり20分で焼いていきます。

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なんか入口が汚れていますがめちゃくちゃ膨らんでいる!!!

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本当に完成した,すごい!!!!

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チョコマフィンが大量発生した様子です。

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こんな簡単に作れてしまって大丈夫なんだろうか、と味見したところ、サクサクで上品な甘さに仕上がっていました。試食していただいた人たちからも好評でした。

 

他の参加者の人たちはクッキーを作ったりたこ焼き器でなんか色々やっていました。(多分今日中にそのエントリも上がると思われます)

 

あまりにもスムーズに作れてしまったことと、お菓子作りは普段の料理よりも実直に分量と工程を守れば美味しいものが作れる達成感を得られることに気づいてしまい、お金にゆとりができたらオーブンと電動泡立て器を買いたい欲求に駆られています。オススメ機材情報があったら教えていただけるとめちゃくちゃ喜びます。

 

そんな感じの独身男性手作りチョコバトル参加レポートでした。

そもそも独身男性ではないのではないかというツッコミは置いておきましょう。きっと人の心には皆独身男性が住んでいます。

YAPC::Tokyo2019に初参加したら新しい世界が開けた

桐生あんずです。

2019/1/26に浅草橋ヒューリックホールで開催されたYAPC::Tokyo2019に行ってきました。

 

1,経緯

普段はRubyを趣味でもバイトでも書いている人間なのですが、いつもの京都インターネット界隈の方々がJPAさんによるYAPCの学生支援キャンペーンをTwitterでRTしているのをみて、Ruby以外のカンファレンスの雰囲気ってどんな感じなんだろう?とふと思い好奇心と勢いで学生支援の抽選に応募したところ、なんと支援の対象に選んでいただくことになりました。本当にありがとうございます。ちなみにKMCの人たちも他に3人ほど行くことが同時期に分かって面白かった。

 

2,イベントに行ってよかったこと

Twitterで実況しまくっていたこともあり、そちらの方で結構ざっくばらんと書いてしまってはいるのですが思い返しつつ、特に印象に残ったことをザッと書いていきたいと思います。

2,1 発表1つ1つのパワーがすごい

YAPCPerlの話をあまりしない」という話を、参加する前に各所の大人たちからネタ半分で聞くことがありました。

YAPCPerlの話がわからないまま行ったら怖すぎるので一応勉強してるんですが大丈夫でしょうか」と言うたびに「いや、大丈夫だから!YAPCPerlの話しないから!」という返しを2,3回ぐらいそれぞれ別の人たちとやっていたのですが、実際のところ今回のYAPCではPerlについての話がたくさんされていました。(運営者の方も「今回はPerlの話がたくさんされている」と言及していました)

CPANモジュールによるPerlOSS文化やコミュニティについてのお話についても沢山聞くことができ、Perlとともにエンジニア人生を走って来ている人たちがこんなにもいるんだなあ、と実感することができました。

もちろんPerl以外のお話もインパクトのあるお話が沢山されていて、id:papixさんの発表でのチームマネジメントのお話はすごく印象に残りました。とにかくやっていきを感じさせられる発表でした。個人的に、チームマネジメント周りやスクラム開発の実践の流れについて興味があったので聞いててすごく面白かったです。がんばろう まだまだわかい これからだ

speakerdeck.com

ゲストスピーカーの広木大地さん(「エンジニアリング組織論への招待」の著者)の発表もすごく印象に残りました。

「情報の非対称性を削減すること」がコミュニケーションであり、自分が知っているが相手は知らないこと、相手は知っているが自分は知らないことの差を解消していくことであると聞いた時、仕事していく中でそういったことが求められているなあと最近よく感じることがあったのでもうちょっとそれらの考え方を意識してやりたいなあと思いました。本も読みたい。

speakerdeck.com

 

これらのトーク等に関してはid:kondoyukoさんがグラレコ形式でまとめていらっしゃるのでお勧めです!!

kondoyuko.hatenablog.com

2.2 昔のインターネットを知っている上の世代の人たち、私と同年代の子達、両サイド人たちと話す機会に恵まれた

YAPC、いつもの京都の人たちともワイワイやりたいと思いつつ、せっかくなので知らない人たちとも交流できたら良いなあとワクワクしながら楽しみにしていました。

結果的に、前夜祭では何度かお会いしている顔見知りのインターネット界隈の人たちと飲みにいき、当日は懇親会でいろんな人に声をかけたりかけられつつ、打ち上げはPerl入学式の方々と飲むことになり、楽しく過ごすことができました。

 

中でも印象に残ったのは、1つ目はシーサー株式会社さんの方々とSeesaaWikiについて話し込むことができたことでした。*1

Perl入学式の方達と飲んだ時も、Perlの面白さや、Perlコミュニティのすごい人情報*2を沢山教えてもらうことができました。

そういった上の年代の方々から昔のおもしろインターネット話を教えてもらいつつ、同年代の子とも気軽に話す機会にもたくさん恵まれました。

 

北海道の高専の子や、沖縄の大学生の人たち、東京でPerl入学式で参加している子といった色んなところから来ている学生の人たちと話せた気がします。

どの子も若さと気力に溢れていて、飲みの席で話を聞いていると1年前の自分の振る舞いを思い出してなんとなくエモくなりました。(まぁそんなに性格変わってないとは思うんですが……。)

 

その中でも、id:anatoufzくんと話すことができて本当に良かったと思います。彼のことは去年頃にブログで存在を知っていて、プログラミング言語に対する愛の強さを感じられる行動をしている人ですごく尊敬していたので、YAPCで話すことができたら良いなあと思っていました。

彼のブログでも、私との邂逅の話を書いてくれてて本当に良かったな〜となりました。彼自身が色々抱えていたものを浄化して新しいステップに向かって行くお手伝いが少しできたのなら本当に良かったです。

anatofuz.hatenablog.com

飲み会id:kiryuanzuさんと話しているうちに, 自分が本当に好きだったこと, 大切にしたい事が思い出せたように感じる. そこで, 思い出せた事は, YAPC::Kansaiの時のあの純粋な好奇心と, 自分が好きなことをする気持ちだった. YAPC::Okinawaやハッカーズチャンプルー, いつもの.pmなどで, 少しずつ取り戻しつつあった, 大切な感覚が取り戻せたと思っている. なんというか, 本当に肩の荷が下がり, 気持ちよくプログラミングや情報技術に迎える様になった. 

 エモ寄りの話になってしまうのですが、私から見たら本当にすごい同年代の子も上を見て辛くなってしまうことがあるんだなあと実感しました。

みんな誰しもが自分より強い人への葛藤を抱えているんですよね。

そういったことを考えすぎてしまうと辛くなってしまってあまりよろしくないわけですが。

今回のYAPCでは長い下積み時代を経てベテランのエンジニアになっていった人のお話や、Perlコミュニティの力によって成長した人たちの話を沢山聞くことができました。そういった方々を見ていると、自分はまだまだ途中の段階であって、これからも行動をどんどん起こしていって没頭できる技術や分野を見つけてのめり込んでいくことで、エンジニアとして成長していけるのではないか、と希望が持つことができたカンファレンスでした。

 

まとめ(読みたい本と後日談)

直前に書いた話がもうまとめっぽいので、YAPCを経て読みたくなった本たちを上げて終わります。

 

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

 

 id:papixさんに懇親会で「チームマネジメント周りで良い本ありますか!?」とインタビューしたところ、この本をお勧めされました。id:papixさん曰く、「ラノベっぽくて読みやすくて良い」とのことです。読みます。

 

Perlについて語ろう

Perlについて語ろう

 

 実はもう読み終わっているのですが、最高の本だったので紹介します。

今回はお会いすることができなかったのですが、Perl界隈でかなり有名な方らしいid:yusukebeさんの著書です。Perl入学式の方々に飲みの席でお勧めされたので早速読みました。KindleUnlimitedで無料で読めます。

Perlのモジュール周りの知識から、Webアプリ開発の入門的な要素もありプログラミング初心者の方にもお勧めな本です。

 

[試して理解]Linuxのしくみ ~実験と図解で学ぶOSとハードウェアの基礎知識

[試して理解]Linuxのしくみ ~実験と図解で学ぶOSとハードウェアの基礎知識

 

 id:anatofuzくんからお勧めされたOSの本です。飲みの席で「黒い画面でHello Worldの文字列を出力するだけでも楽しいんですよ!!」「わかる〜〜〜〜!」という会話から技術話が盛り上がり始めて、お勧め本を紹介してもらいました。

 

tatsu-zine.com

同じくid:anatoufzくんからお勧めされたUnixプロセス解説本。読んでいくぞ〜

 

booth.pm

 

YAPCで知ってしまった沼の文化があります。それは「Acmeモジュール」……。

ジョークネタ寄りなモジュールをCPANモジュールに公開する文化がPerlコミュニティにはある模様です。(そういったモジュールは最初にAcme::という名前をつける慣習からAcmeモジュールと呼ばれています。)

中にはプリパラネタのAcmeモジュールなんてものも。

https://metacpan.org/pod/Acme::PriPara

ただ、これを眺めているうちに1期キャラのデータしかなかったり、セリフがらぁら以外追加されていないのを見て、手をつけたくなりました。

そんな気持ちをTwitterで書いていたら、Perl界隈の方から「プルリク出しましょう!!」という熱い応援をもらい、issueを立ててプルリクを出しちゃいました。初めてのOSS貢献活動でした。ヤバい。

 

 

  1時間の間でどんどん沼に引き込まれている様子です。

やっぱりプリパラは最高のコンテンツですね。もし大丈夫であればこれからもプルリク出していきたいです……

 

という感じで、YAPC::Tokyo2019にいったことで素敵な出会いや発見もあり、古き良きインターネットらしさも感じさせるPerlのディープな世界に引き摺り込まれて新しい世界に来てしまっている気がします。

そんな感じです。カンファレンスでお話していただいたみなさま、ありがとうございました!!!

*1:高校生からずっとウォッチしているwikiがSeesaaWikiによるものだったので、感動してしまいエンジニアさんに思いの丈を話していた。同じ場にいた学生の人たちがドン引きしていた気がするので今になるとめちゃくちゃ恥ずかしい気がしている。

*2:dankogaiさん、Wi-Fiの人という印象が今まで強すぎたのですが、Perlコミュニティでの功績を人々から教えていただき感動したので、次会った時は絶対話しかけようと思いました

1月前半何やってたかのゆるいまとめ

桐生あんずです。

去年言ってたこれの実践編ぽいやつです。

割とゆるい文体で何やってたかを定期的に書いてこの時期何してたんだろうと自分でも振り返る狙いのヤツです。ハードルは下げたいので仕事まわりや勉強のこと以外に印象に残った日常的な話も書いていきたいと思います。

 

  • 帰省中にNHKの番組をよく見てた

 

 年明けは長野の実家にいたのだけれど、NHKの番組をちょくちょく見ていた。ねほりんぱほりんは総集編まとめの4時間半ぐらいのやつで久々に見ると面白かった。マッチングアプリ回が面白くて、マッチングアプリやったことなくても恋愛のまわりの葛藤とか過去の記憶の影響の話で共感できる部分が多くて良かった。

平成ネット史も父親と見ていて、UNIX板の話がすごく良かった。全体的に面白かったけれど、前半に出てきた話題の方が個人的に好きだったかもしれない。

あと録画していたNHKバーチャルのど自慢をなぜか母親が「面白そうだから見たい」と言い出して、一緒に見ながらこれがどんなものなのか説明するのが少しめんどくさかった。

 

  • Perl入門したりDB周りのことをチェックしていた

 再来週の土曜にYAPCというPerlのカンファレンスイベントに行けることになったので、さすがにPerlのこともうちょっと知らなきゃヤバいという気持ちになり正月明けの頭の体操も兼ねてPerl入学式の講義資料で入門し始めた。

www.perl-entrance.org

 文法についてももちろん詳しく載っているけれど、Perlの歴史やコミュニティのこと、現在はどういったように使われていることが多いか、といった情報も充実していて面白い。イベントまでには全部の資料触れるようにしたいですね。

 

HerokuのデフォルトがPostgreSQLを使う仕様だったので、今までの趣味プロダクトのDBはぜんぶPostgreSQLで運用していたのだけれど、今回はVPSでサーバーを立てて本番環境を構築しているので、勉強も兼ねてMySQLを使うことにした。その中で、使うDBを選ぶ基準って何だろうなーと思って調べてたら強いエンジニアの方々が優しく反応してくださり、めっちゃ為になる感じになっていた。

 

 ありがとうございます!!!

自分の中の結論としては、まずはまだあまり触ったことのないMySQLを使ってみて、PostgreSQLとの違いを体感で理解するところから始めようかなあという気持ちになりました。また、これはDB以外のことにも言えるんですができるだけ多くの人が使っているツールを触って困ったら質問しやすい状況を作っていくのが良いなあとなりました。

 

  • 「イシューからはじめよ」と「いちばんやさしいグロースハックの教本」を読んだ

色々があり、プロダクトマネージャー的な考え方をもうちょっと身につけたくてお勧めされた「イシューからはじめよ」を読んだ。

じっさいのところ、職種に絞らず為になる本だったと思う。

最初の方で述べられている、つい重要ではない問題から手をつけてしまい非効率的な生産をしてしまう「犬の道」の動き方が存在している話については、割とよくこれやってるかも……と反省してしまう部分があった。

楽な道だったり、今の自分のレベルで簡単にやれそうな所から攻めるのではなく、今重要な課題は何なのか、その課題はどういう理由で重要なのか、といったところを吟味して動いていくことで今後の立ち回り方をもっとよくできそうだなと思った。

これ年明けに読んだと思い込んでいたんですけど年明け前だったらしい。記憶が混同している。もうダメだ。

というのは置いといて、こちらもすごく良い本でサービス開発の中でどのような過程を踏んでいくとアクティブユーザー数を維持・上昇できるかをわかりやすく述べていた本だった。

最近グロースハックという言葉めっちゃ流行っている印象なんですが、もしその分野を勉強するならやけに分厚い本を読むよりかはこちらの本で軽くステップを踏んでいくのが良いかなあと個人的に感じました。(私自身グロースハックの本を読んだのはこの本が初めてなのでこれは超適当なボヤきです)

 

  • おざぶで人生最大に酔い潰れた

 

 

 

 とにかく情けない感じになっていますね。

ここまで酔ったのは初めてで、人前で吐くことはなかったにしろ酔いすぎて目が開けられなかったり女性陣の手を触りまくっていたりかなり恥ずかしい感じになっていたと思われます。参加者の方々お見苦しい所をお見せしました……。

反省点としては、ご飯をちゃんとお腹に入れていなかったことと、水を飲むペースよりお酒を飲むペースが早かったことだと思われます。あとヘパリーゼなどで対策も打っとくことで全然変わりそう。

 

ピクシブ株式会社さんのところで5日間インターンさせていただきました。

本当に良い体験ができて、ここだと語りきれないのでまた来週中辺りに報告エントリを書きたいと思います。ブログに書く許可も事前にいただけているので、良い感じに書けたらなと思います。 

 

 

 

また、インターン中はエンジニアの方やデザイナーの友達と飲みに行く機会も2回あり、お仕事の話や最近あった面白いことが聞けてすごく良かったです。

インターン中ということもあり、お仕事に対して本気でやっていきをしている人たちは本当にカッコいいと心の中でずっと思っていました。私もそういう社会人になれるように頑張りたい。

今後もこうやって同じ業界の同年代の人たちと飲みに行く機会増やせたらいいなあと思います。

 

そんな感じでした

そんな感じでした!!!!実家にいる間は生産的なことあんまりできてなかったなあと反省していたのですが、そのあとは勉強進めたり本読んだりインターンで頑張ったりで色々できたかなと思います。

1月後半は、バイト年明け初出勤を頑張る、もうちょっと趣味プロダクトのコード書く時間作る、YAPCに向けてPerlの勉強やっておく、そしてYAPC当日も楽しむ、という感じで過ごしていきたいと思います〜ワイワイ

2018年のやったことまとめ

桐生あんずです。あと数時間ほどで年が明けますが、滑り込みで2018年のやったことのまとめを書いていきます。冗長的になるのもアレなので軽めにしたい。

 

今年作ったもの

今年の9月にポートフォリオサイトを作りました。今年作った成果物もここに掲載してあります。 

(2023/3現在でいったん作り直し中です)

ちなみにこのポートフォリオサイトはAWS S3(静的サイトのホスティング) + Route53(独自ドメインのリダイレクト設定・ドメインの購入はGoogle Domains) + CloudFront(ACMSSL証明書発行+HTTPS化)で構成されています。

成果物に関して具体的に軽く紹介するとこんな感じです。

WatsonというAPIを使ってオタサーの姫や囲いの人工無脳と会話するアプリケーション

1クリックで参加登録できるサクラ荘のイベント登録・参加受付サイト

アイドルがいいねを集める横スクロールゲーム(KMCのラピッドコーディング大会で会員の人からサポートを受けながら)

 

作ったサービスの振り返りに関しては記事の最後に書く来年の抱負の方で触れます。

 

今年もRubyKaigiに行った

永和システムマネジメントさんのRubyKaigi学生支援の抽選に運良く受かることができ、今年も行くことができました。実は人生初仙台でした。

kiryuanzu.hatenablog.com

このエントリでは 、様々なRubyistの人たちとの交流で刺激を受けたことで、「C言語の入門」「Ruby技術者認定試験を受ける」という目標が生まれたのですが、無事今年中にちゃんとこなすことができたので良かったです。来年の4月のRubyKaigi2019までにはGoldも受かりたいです。

「苦しんで覚えるC言語」でC言語を入門してみた - 桐生あんずです

Ruby技術者認定試験Silverに合格したので勉強法まとめと感想 - 桐生あんずです

今年スライド発表したもの

KMCOB会(2018/6)

今年の4月から入った京大マイコンクラブのOB会で文脈をよく知らないまま発表したLTスライドです。上記の成果物の制作秘話について話しているものです。

www.slideshare.net

ちなみにこれだけ地味に1590PVいってて謎です。

 

大阪Ruby会議01(2018/7)

大阪Ruby会議01で発表したLTスライドです。RailsGirlsコミュニティに入ってからどう人生が変わっていったのか、といった内容で技術ネタというよりかは勉強会コミュニティの意義について話したものです。

www.slideshare.net

「川はすごい」を大きなスクリーンに映し出せた時は内心超テンション上がってました。

 

RailsGirlsKyoto9th(2018/12)

最後はRailsGirlsKyoto9thでオーガナイザーをした時のLTスライドなのですが、RailsGirlsのオーガナイザーをやったことについての細かい話はまた後の項目でやります。

https://www.slideshare.net/KyokaFujiike/railsgirlskyoto9th-125674774

www.slideshare.net

 

プログラミング勉強会を運用し始めた

細かい話は以下のエントリでしています。

kiryuanzu.hatenablog.com

実はここから現在まで心境の変化が少しありました。

西尾泰和さんの「エンジニアの知的生産術」を読んでいく中で、

 

 

以下のような話が印象的でした。

この本の影響を受けて、こちらが一方的に教えるよりかは、参加者が勉強していることをscrapboxにまとめてもらうことやスライド発表してもらう機会を設けて知見共有の場を作ったり、もし参加者が困っていたら勉強方法や調べ方をアドバイスする、といったマネジメント寄りの運用方法に変えてみました。

割とうまくはいっているのか、いまでも勉強会グループにscrapboxに勉強記録やWebサービスのアイデアを参加者の人たちが書いてくれています。

また、上記の勉強会エントリを書いてからしばらくして、参加者の中で大学の情報系のアルバイトに受かる子やIT企業に内定が決まる人もいて個人的に嬉しかったです。

自分だけの力かは難しいところですが、やりたい勉強や作りたいもののアウトプットする場を仲間内で作ったことで参加者たちのモチベーションの支えになっているという意義はあるのかな、と感じています。

私が忙しめなせいでリアルで集まるのは月1くらいになっていますが、年明けはもっと色々やれたらいいなあと考えています。

 

RailsGirlsKyoto9thオーガナイザーをした

RailsGirlsKyoto9thのオーガナイザーをしました。具体的に何をしたかは以下のリンクから。

kiryuanzu.hatenablog.com

上記のエントリで言いたいことは全て書いてしまっているのですが、改めて書くと、インターネットを通して仲良くなった方々や、カンファレンス・勉強会でお世話になった方々と一緒にイベントを作るという本当に素敵な体験ができました。

今後もRailGirlsの活動に何らかの立場で関わることで、プログラミングに興味を持つ女性の方々やRailsGirlsの活動に興味を持ってもらえる人を増やすことができたらと思います。

 

バイトを始めて約1年経った

kiryuanzu.hatenablog.com

 

バイト先に初めて訪問させていただいたのが去年12月だったので、そこから計算するともう1年経っているのです。時が流れるのは早い……。

バイト先でチーム開発をしていく中で、技術面のことはもちろんなのですがコミュニケーションやタスク管理についても考える機会があり、Evernoteの個人メモでどういったことを大事にすべきかを書くこともありました。(そのメモをブログにあげようと思ったけど見返すとちょっと恥ずかしかったので推敲してまたあげます……)

 バイト先の業務をやっていく中で、エンジニアとして1人前になるにはまだまだだなぁ……と思うことがたくさんありますが、ユーザーのことを考えた上で機能を実装したり、自分が書いたコードがちゃんと動いたり褒められるのはやっぱり楽しいと思いながらやっています。

バイト先の忘年会などにも参加したおかげで、ITチーム以外の人とも打ち解けられ始めたのが個人的に最近嬉しかったことです。

 

ここからは技術ネタ以外の話をちょっとだけします。

 

・今年も同人誌/会誌の編集・寄稿をした + サークラ同好会アドベントカレンダーを主催した

今年もサークルクラッシュ同好会の会誌の編集/DTPをやりました。ぶっちゃけた話、そろそろ後任者を決めたいところです。Indesignを使える若者をサークラ同好会は待っています。(DTPのやり方も教えるので)

circlecrush.booth.pm

去年に続きアドベントカレンダーの企画もしました。

adventar.org

今年もパワーのある記事が集まったと思います。そういえば最近闇アドベントカレンダーというものを教えてもらいました。

こっちもそろそろ後任者を探しています。これはAdventarにアドベントカレンダーを登録して寄稿者を集めるだけなので編集よりは楽です。興味を持っている人は声かけてください。

大学の先輩たちと一緒に出しているグルメ本にも関わらせていただきました。

 

夏はアイスの本を出しました。

締め切りに対して焦りすぎてレモンケーキをアイスと思い込んで記事を書くという奇行をしてて今考えるとヤバいなと思います。

 

 

・二重整形をした+コスメに前より興味をもつようになった

実は今年で一番読まれたエントリでした。(1日で32780PVでした)

 

kiryuanzu.hatenablog.com

f:id:kiryuanzu:20181231174213j:plain

最近は母親にクリスマスプレゼントということでジルスチュアートのアイシャドウとリップを買ってもらったのですが、質の良さを感じまくっていて早くもデパコス沼に落ちそうです。

 

まとめ

実は割と不完全燃焼気味なイメージの1年だったのですが、広い目でみてみると

・成果物を公開してポートフォリオサイトを立ち上げた

・体を壊さずバイトを1年続けることができた

・初めてIT系イベントの主催を経験した

・40人以上が参加するカンファレンスでのスライド発表を経験した

・1日で数万PV数稼ぐ記事を数本投稿した

といった去年の自分がやれていなかったことをクリアしていて、あれっ意外となんか色々やっていたんだなとちょっとびっくりしました。

ただ、成果物に対してはもっと力を入れて精度の高いものを作ることもできたんじゃないかと後悔している部分があります。その反省も踏まえて今年の抱負や考えたいことを最後に書いておきます。

 

来年の抱負

色々書くとキリがないので1つだけにしておきます。

・初心者マインドを大切にしたい

実はこの1年は「プログラミングを勉強して1年ほど経つのにこんなことがわからない/できないのはやばいのではないか」という不安感が襲い始めた1年でした。周りと比べて自分ってどうなんだろうとつい強く意識してしまうことが以前より増えたと思います。

その中で、色々技術を触るうちに「私がまだちゃんと経験していないことはたくさんあってこれから知っていけばいいのだから、今不安になっても仕方ない」と思えるようになりました。深刻になりすぎず初歩的なことについてもTwitterで呟けるようになってきました。*1

話が長くなってきたのでまとめると、自分の未熟さをちゃんと理解して勉強記録を細かく残していくことを来年はやっていきたいです。具体的にはもうちょっと開発経過っぽい話もブログのエントリとして残したい。

最近だと、ConohaVPSでCentOS仮想マシンを生成してRailsのアプリケーションの本番環境サーバーを運用するために、Linuxコマンドを叩いてライブラリをインストールしたりvimで設定ファイルを編集してそのたびワクワクしているのでそれについてまた近いうち書きたいです。

自作サービスの精度を上げることに関しても、開発経過の情報を流してフィードバックをもらったり、知らないことに対して臆せず、まずは触ってみることが第一歩だと思うのでまずはそこからやっていこうと思います。

 

という感じです。今年は本当に色々な方々にお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします!!!!

*1:エンジニアのフォロワーさんたちはTwitterをしっかりみているので対面で話すと私がTwitterで呟いていた技術についてすぐ「ああ、あれやってたねー」とすぐに話を理解してくれるのでコミュニケーションも捗りやすいというメリットもあったりする