桐生あんずです

京都在住大学生のブログです

小5の時に「NHKにようこそ!」を読んだ話

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」


はてなにお題を出してその記事を書くとかいう企画があったので試しにやってみる。ほんの暇つぶしなのでそんな長ったらしく書きません。

あと本の話といっても評論でもなんでもない、本とミックスさせた自分語りのようなものですので評論とかそういったものを期待している方はあんまり見ない方がいいです。

「人生に影響を与えた一冊」ということですが、⚪︎⚪︎歳の時に何の本を読んだか、と過去を思い返すと、一番印象的なのは小5の時に滝本竜彦の「NHKにようこそ!」を読んだ事なのでは、となった。

あの時なぜか書店で本を物色していた際、角川のオススメの文庫集だかで、筒井康隆(余談だが、年齢を調べたら80歳だった)の「時をかける少女」が目に入り、その横に「NHKにようこそ!」があった。

その本に関して予備知識は全くなかったのだが、キャッチーなタイトルと表紙絵の可愛らしい岬ちゃんに惹かれ、もともと目当てだった「時をかける少女」と一緒に買ってしまった…。


読んでみた結果、衝撃でしかなかった。

え、え、なにこれ。なんだこの話。オナニーって何。ドラッグってなに。セックスって何。とろろ芋美味しゅうございましたって何。

さすがに上記の言い方では自分が当時無知すぎる子供だったかのようになってしまうが、性知識に関してもアンダーグラウンドな世界に関してもまだほんの僅かな知識しかなかった小5の私にとっては衝撃すぎて最初は訳も分からず追い付けなかった。でも、何かを感じられずにはいられなくて読後謎の満足感があった事だけはただ覚えている。

だが、すぐにこの後私は様々なコンプレックスを抱え込むようになり(確かこの時期に久米田康治の『さよなら絶望先生』にハマるようになった)、現実に辛くなった時や性的な好奇心が湧いた時、この本を流し読みする事で安心感を得るようになっていた。だから、この本はずっと私の中で眠ってくれていたと思う。

この本の中で中原岬という少女が登場する。こんな事を独白して何になるという話だが、私はこの女の子のようになりたくてしょうがなかった時期がある。

それは他者への承認欲求やら庇護欲やら自己の存在意義やら、闇のような感情をひっくるめたものが詰まっていたのだが、

結果だけ述べると私は中原岬にはなれなかった。いや、ならなかったんだと思う。

だからこそ、今中原岬ちゃんを見るとなんともいえない感情が沸き起こってくるし、でもやはり彼女の生き方は嫌いになれないし、どうか幸せになってくれと思う。

と言いつつ、中原岬ちゃんがどんな女の子だったか完全には思い出せないんだけど「他者を救済しようとする天使に見えて本当は自分が救済されたかった少女」みたいな認識でいる。

ちなみにそのあと大槻ケンヂにハマった際、この作品のアニメのEDが大槻ケンヂが歌っててびっくり嬉しかった思い出がある。なんだかんだで自分が好きになったサブカルってどこかしらまた自分が好きになったサブカルと繋がってる事が本当によくある。(アーバンギャルドだったりももクロだったり上坂すみれであったり。)

また、この作品は色んな著名人の方から評論の題材に使われているイメージがあって、確かにひきこもり問題など現代のサブカルチャーを表すのに使いやすい題材だとは思います。

だけど、当時私の中ではあまりひきこもり問題に対して深刻さを感じなかったというかまだ感じなくてもいい平和な環境にいたからこそこの本に対して「辛さ」よりはダメ人間でもなんだかんだで生きていけるんだという「安心感」を与えてくれる作品として見ていた…。


前回に続き、自分の内面語りに近い内容の記事になって、何かに囚われてちょっと自分をネットの中で出し過ぎているんじゃないか?と、少し恐さを感じている(推敲する際も自分で危険を察知して一部消した)。

あんまり内面に拘りすぎるのは身体にも心にも良くないなぁと思うので、次はもっと直感的な内容を書きたいし書く。